自宅の電圧波形についてですが、取得した電源波形がひとつだけだと、これが「良い方」なのか「悪い方」なのかが判りません。
そこで、ネカフェなどにある「お客さん向けに用意されたコンセント」で測定したのが以下の波形です。
これは、とある「ネカフェ」で取った電圧波形。上下で少し潰れていますが、少ない方だと思います。
これは、ハンバーガー店で取った電圧波形ですが、上の波形と比べると、やや歪みが大きいですね。
これは、コーヒーショップで取った電圧波形。周期的なノイズが重畳されています。
これは別の「ネカフェ」で取った電圧波形。これが一番歪が多いですね。
同じ柱状トランスに、正弦波からかなり離れた大きな電流が流れる機器が繋がれているものと推測します。
この波形をPCのスペアナソフトで見たのが以下です。
自宅の波形よりは歪が多いように見えたのですが、こうして見ても、3次歪成分が基本波の-30dB程度あることが判り、自宅の電圧波形よりも歪み成分が大きいことが判り、自宅の電圧波形との差は現れているようです。
上の電圧波形は、いずれも、とある駅から半径約200mの範囲にあるお店ですが、こうして見ると「そんなに離れていない場所でも電圧波形は大きく違うことがある」ということが判りました。
これは「住んでいる地域によって違う」のではなく、「自分が受電しているトランスに、他にどのような機器が繋がっているか」によって変わるものと思われますが、「いつもこの波形」というわけではなくて、時間帯によって変わっている可能性もあります。
なお「こういった歪みを持った電源を使った場合、音にどこまで影響するのか?」については、管理人には何とも判りません。