最近の機器はパソコンみたいに、「誤作動」したり「フリーズ」したりすることが多くなったように思いますね。
昔の機器は、「電源スイッチ」を操作すると「ガチャッ」とか「カチッ」といった、メカニカルが手応えがあったものです。
これらは、その例。
一部の機器のスイッチには、上の写真に示すように、「l」「○」といった表示がある場合がありました。
この「l」は「オン」状態、「○」は「オフ」状態を示すものですが、ここでいう「オフ」とは、回路が完全に停止していて、電源プラグを抜いたのと同じ状態に出来たわけです。
(おそらく「両切スイッチ」になっていて、機器は電源ラインの「Hot側」からも「Earth側」からも切り離されていると思います。)
最近の機器で、同様の表示がある場合、こういったものが多いです。
「l」は「オン」なのですが、「上部が一部空いた ○」と「l」が組み合わされた「ф」のような記号は、「スタンバイ」を表すものです。「l と ○ の間」ということなのでしょうかね?
家電量販店のひとつ「エディオン」のロゴマークにも、これと似たものが組み込まれています。
「スタンバイ」状態だと、主たる機能が動いていなくても、リモコンからの赤外線信号を受光して「オン」させるための機能は活かしてあり、僅かですが電力は消費しているんですね。
こういった表示がある機器は多くはないのですが、リモコンで「オン/オフ」できるような機器は「オン」と「スタンバイ」の切り替えかと思いますので、そういった機器でパソコンみたいに、「誤作動」したり「フリーズ」した場合には、電源を切った後、電源プラグを抜いて数分した後に動かすと、ちゃんと動く場合があります。
(電源を切ろうとしても、固まっていてオフにならず、「プラグを抜くしかない」という場合もあるかもしれません)
数分ではダメでも、「電源プラグを抜いて一晩置くと、直っていた」という経験もあります。
なお、「ガチャッ」とか「カチッ」といった、メカニカルな手応えがあるスイッチがある場合には、それをオフすることで、電源プラグを抜いたのと同じになる場合もあると思います。
実家にあるブルーレイレコーダーですが、月イチ程度に帰ったときに電源を入れても、「固まっていて起動しない」ということが時々起こるようになりました。
いつ固まったのかは特定できませんが、固まった以降の予約録画が出来ていないので、困ったものです。
一旦プラグを抜き差ししてから、電源オンすると起動します。
そこで、「懐かしいオーディオ機器」で紹介したオーディオタイマー「PT-55」を使って、予約録画を行わないような早朝の時間帯に、毎日電源をoff/onするようにして
(これで、プラグの抜き差しを行っているのと同じことになります) 、ブルーレイレコーダーに毎日リセットが掛かるようにしてみました。
これで「起動しない」や「予約録画出来ていない」が減るのかどうか、様子を見ているところです。
でもこの方法だと、雷などで瞬間的に停電した場合、オーディオタイマーの時計が「0:00」の点滅になってしまいますので、夏場には使えないですね。瞬間的に停電しても設定が残るようなメカニカルなタイマーだと良いのかもしれません。物色中です。
これも「誤作動」のひとつ.....
ある日「地デジ」の「データ放送」が見られなくなりました。
リモコンの「dボタン」を押しても、いつもの「ピポッ」という音がしませんが、TV側の受光部近くのLEDは点滅しているので、「リモコンの問題ではない」ように思います。
買ったときに行う「CH設定」をやり直してみましたが、効果なし.....
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しばらく考えましたが、このTVには、前枠の底面に「主電源スイッチ」がありました。
「l」と「○」が組み合わされた表示がありますので、これを「オフ」にすれば、電源ラインから完全に切り離されます。
もしかしたら.....と思い、このスイッチを「オフ」にした後、しばらくしてからTVの電源を入れて「dボタン」を押してみると、見事に「復旧」しました。
これも「誤動作」だったようです。
「主電源」スイッチの無いTVの場合は、プラグをコンセントから抜けば同じことが出来ると思いますが、録画機能のあるTVなどでは、録画や再生を止めた後、リモコンで「スタンバイ状態」にしてから、プラグを抜くようにしないと、録画したものが読めなくなってしまう可能性があると思いますので、そこは注意が必要です。