ブルーライトとは関係ない「おまけのページ」ですが、各表示デバイスの単色のu'v’値を「u’v’色度図」上に載せてみました。
「u'v'色度図」とは、このような図です。
管理人の持っているブラウン管モニタの「R/G/Bと白」のu’v’値をプロットしていますが、このような図は、テレビやディスプレイのカタログで見たことがあるのでは?と思います。

これを、各表示デバイスによる差が判りやすいように、1つの図の中に収めたのが以下です。
Excelで作っただけですので、上の図のように、場所によって段階的に変化するような色を付けられませんでしたが、ご了解ください。

TVとして売られていたブラウン管/プラズマ/有機ELが比較的広いエリアをカバーしているようです。
ハイビジョンの色空間「BT.709」を決めた頃は、表示デバイスの多くがブラウン管だったと思われますが、ブラウン管モニタと「BT.709」は、かなり近い特性になっています。(ブラウン管は1台しか持っていないので、他のモデルは測定できていませんが)
初代iPadの色再現範囲が最も狭いようですが、「測定1」のページをご覧になればわかるように、単色のスペクトルが他のデバイスと比べると幅が広く、色純度が下がるために、u’v’色度図においても、三角形が小さくなるということですね。
でも、ここで測定したLEDとCCFLは、ちょっと前の製品ですから、最近の製品では、フィルターの改善により色純度が向上し、もっと色再現範囲が拡大されていると思います。
最近の表示デバイスを使える機会があれば、測定して追加したいと思っています。
なお、メーカーのカタログでは、xy色度図を使ったものと、u’v’色度図を使ったものの2種類があるようです。
xy色度図だと、図内での距離と色差の比率が一様でなく、図上では大きく色再現範囲が広がったように見えても、実は色はあまり変わっていないということもありますので、ここでは、図内での距離と色差の比率の変化が小さくなるように座標変換されたu’v’色度図上にプロットしています。