測定5 有機EL

次は、有機ELです。これもブラウン管と同様に自発光の表示デバイスです。

 

 LEDと比較すると、ピークになる波長がやや異なります。
  【青】450nm付近 → 460nm付近
  【赤】590nm付近 → 620nm付近
 また青のピークはLEDほど急峻ではなく、LEDよりもやや幅の広い特性になっています。

 管理人の持っている測定装置では、液晶と同じような方法で測定してもうまく測れない様で、画面全体にトレーシングペーパーを被せて一旦拡散させた光を測定しています。従って分光放射輝度の絶対値は、本来の値よりも、やや低くなっていると思います。
 またRGB入力端子はありませんでしたので、RGB各単色での測定結果3つを足したものと、白画面の結果を一致させることが出来ませんでした。(なるべく近づくように、色の濃さや色相を調整したのですが)

 

これが「赤」

 

 

これが「緑」

 

 

これが「青」

 

 この有機ELパネルは、R/G/Bそれぞれに発光体を持つものですが、最近の有機ELパネルは、白い光を発光させ、フィルターでR/G/Bを作っていると思われますので、この分光特性とはかなり異なっているのかもしれません。

 

 

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