家庭で使われることは少ないとは思いますが、液晶プロジェクタも測定してみました。
(ヤフオクで古いモデルを¥5,000で入手したものですが、プロジェクターの大画面がどんなものかちょっと体感してみたかったので落としました。ちなみにレンタル品を1泊2日で借りても、¥5,000くらいは取られちゃいます)
液晶プロジェクタの光源の多くは、超高圧水銀ランプと呼ばれるもので、この光を「ダイクロイックミラー」と呼ばれる、波長によって反射/透過するミラーによって、R/G/Bの光に分解、それぞれをR/G/Bの信号で制御している3枚のパネルに通したた後、プリズムで合成しています。
液晶プロジェクタというのは大画面を出すのに向いていますが、電源オンしてもすぐには明るくはなりませんし、電源を切るときにも「ランプを冷ます」時間が必要ですので、一般家庭のリビングでの使用には向いておらず、じっくり観る「ホームシアター」向けですね。
「明るさ」は、画面をどのくらい大きく広げるかで変わってきますので、光束量:ルーメン(lm)という単位で表されます。投影したときの明るさは、画面の大きさと、スクリーンの特性(全方向に均一に拡散させるように反射するのか、正面から見たときに明るく見えるように反射させるのか)、スクリーンを見る角度によって変わってきます。
これは「白」を表示させたとき。
投射レンズから1m程度の場所に、艶のない白い紙を置き、そこの分光放射輝度を測定しています。
これはこれで、他の表示デバイスとは異なった特性を持っていますが、これにももちろん「ブルーライト」は出ています。
これが「赤」。
これが「緑」。
これが「青」。
LEDの場合、450nm付近がピークですが、これは440nm付近がピークです。
1機種しか測定していないので、他の液晶プロジェクターがどうか?までは判りませんが.....