レコード盤いろいろ

 アナログレコードが全盛だった頃、カラーレコードやハート型のレコードがありました。でも、いざハート型のレコードを廻してみると、落ち着きが無く見えるので、廻すのではなく、見たり飾ったりして愉しむものなのかもしれませんね。 

 

 著作権/肖像権に触れないよう、レーベル部は、ぼかしてあります。盤はハート型ですが、音溝はハート型にはなっていなくて、普通に内側に向かって渦巻きになっています。
(若い方にハート型レコードの話をしたら、音溝もハート型になっているのでは??と想像したそうです。)

 

 

 

 これは、白いレコードでしたが、2枚入手し、1枚を掛け時計にしました。
 これもレーベル部は、ぼかしてあります。

 

 

 

 「初回限定版」をカラーレコードにしていたものが多く、下の写真のような色もありました。
 上は、モスグリーン、ピンク(不透明)、オレンジ。下が黄、ペパーミントグリーン(不透明)、透明。
 でも「初回限定版」しか流通していない場合もあったりして.....(DVDやCDでも、時々ありますね)

 

 

 撮り方が下手っぴなのが原因でしょうけど(デジカメについても、まだまだ勉強不足です)、くすんだ色に見えます。でも実物は結構綺麗です。

 

 

 これは、「ドーナツ盤」とか「シングルレコード」と呼ばれていたものですが、ゴールド仕様です。

 

 

 

 これもカラーレコードですが、「赤」と「緑」のミックス。
 お察しの通り、クリスマスにちなんだもの

 

 

 これ以外にも、ジャケットが封筒のようになっていて、上部からレコードを取り出すものなど、ジャケットに工夫を凝らしたものもありました。(著作権に触れそうですので写真は載せませんが)
 CDになってからも、パッケージングに工夫を凝らしたものは多々ありますが、LPの時代のほうが盛んに行われていたような気がします。

 

 

 これは、「ソノシート」と呼ばれていたもので、大きさはシングルレコードと同じですが、A4の「クリアホルダー」と同じくらいの厚みのもので、1980年代くらいまで雑誌の付録についていることがありました。
 これは1981年秋に発行された「KEYBOARD LAND」という雑誌に付いていたもので、「PORTATONE」のデモ演奏を収録してあったものです。雑誌自体はソノシート付きでも「¥500」でした。  

 

 「PORTATONE」というのは、YAMAHAが発売していた自動伴奏機能の付いたキーボード「PORTASOUND」の上位機種です。
 発売当時は十分に画期的なものでしたが、YAMAHAの「DX7」に代表される「FM音源」や、Rolandの「D-50」、KORGの「M1」に代表される「サンプリング音源」が登場する前のものですので、「ピアノ」の音といっても「エレピ」っぽい音しか出せませんでしたし、¥100,000前後の製品にはタッチセンス (鍵盤を押す強さで音の強弱が変化する) 機能は無かったと思います。

 

 

 

 これも「ソノシート」で、短波放送の受信がブームになっていた頃の雑誌の付録です。

 

 

 「IS」というのは「Interval Signal」のことで、放送開始前に流されていた音楽などのことです。「イスラム国 / Islamic State」のことではありません。

 

 

 

 

 33RPMのレコードが登場した当初、それまでのSPレコード(78RPM)と同じ直径10インチのものがありました。ターンテーブルに取り付けると「ちょっと小さい」ことが判りますよね。

 

 

 

 これが「SP」と呼ばれるレコードで、78rpmです。これもLPより少し小さいことが判りますよね。
 「SP」というのは「Standard Playing」ということらしいのですが、「LP」や「EP」が登場した後から呼ばれるようになったのでは?と思います。
 管理人は78rpmを再生できる環境を持っていませんが、調査のため1枚持っています。
 上の写真と比べると、盤の大きさは同じですが、レーベル部分が小さいことが判ります。

 

 管理人にとっては、ステレオに興味を持ち始めた頃の、全部が大文字の「VICTOR」のロゴが懐かしく、そういったロゴのついた「VICTOR」製品と、78rpmに対応した安価なプレーヤーを物色中でしたが、最近下の写真のヘッドシェルを入手しました。

 

 古風なヘッドシェルで、言うのはちょっと畏れ多いですが、OrtofonのSPUにも似た外観で、管理人は結構好きなヘッドシェルです。

 

 

 

 

 これは、昔「株式会社オリコンアミューズメント」から発売されていた「ディスクバーガー / Disk burger」というもので、シングルレコードを12枚収納できます。
 他の色もあったのかもしれませんが、30年以上前のことですので覚えていません。 

 

 パッケージ下部には「ORIGINAL CONDIDENCE」と記載されていますから、当時、毎週のレコード売り上げランキングを発表していたヒットチャート誌「オリコン」の関連会社なのだろうと想像します。

 

 

 収納すると、こんな感じになります。  

 

 映っているのは、ちょっと前に限定販売?された「上坂すみれ」さんのシングルレコード。
 ここまでボカせば、肖像権や著作権の侵害にはなりませんよね?
 レコード全盛期みたいに大量には出ないので、¥600~700では発売できなかったようで、「ミニアルバム」程度のお値段になっています。

 

 

 

 これは、クルセイダーズのメンバーの一人であった「ジョー・サンプル」氏が、ソロで出した2枚目「渚にて」(原題はCARMEL) の見本盤ですが、レーベル部分が真っ白です。
 「YX8159」はレコード番号で、「A」は「A面」です。

 

 「見本盤」というものが、正式リリースに対してどのようなタイミングで、何枚くらい製作され、どういったルートで、どういった人たちに配られたのか、管理人には判りませんが、たまたまオークションで見つけて、入手したものです。
 ちなみにジャケット、ライナーノーツ、及びタスキ部分は、正式リリース版と同じ様に思えます。

 このレコードが発売されていた当時、学生だった管理人には多くのレコードが買える様な余裕はなく、FM番組 (たしか、NHK-FMで月~金の夕方放送されていた「軽音楽をあなたに」だったような..... ) からエアチェックしたもの (全曲ではありませんが) を聴いていました。

 

 

 

 

 これもオークションで見つけた「見本盤」で、松本典子さんの「Bellflower」。

 

 ピクチャーレコードであることが判るように、ジャケットは大きくくり抜かれています。

 

 「ピクチャーレコード」であることが「セールスポイント」だったので、先に紹介した見本盤みたいに、盤面を真っ白にする訳にはいかなかったのでしょう。
 でも盤面には「見本盤」と記載されています。

 

 

 

> 次ページへ

「レコード トップページ」へ