カートリッジケース (2)

 これは、オーディオテクニカから2018年4月にリニューアルして発売された「TRI - CAPSULE」 (型番:AT6003R) というカートリッジケース。

 

 

 

 型番の「R」は、おそらく「Renewal」とか「Remake / Revival / Return」といった意味と思われ、過去には「AT6003」という型番の製品がありました。 

 

 2つを比べると、「R」になってからは「Audio Technica」のロゴが小さくなっています。

 

 

 またカプセルの間隔、及びカプセル周辺のスペースが広げられており、全体的にはやや大きなものになっていて、コーナー部には丸みが付けられています。

 

 

 

 表面の仕上げも「テカテカ」ではなく「ツヤ消し」になり高級感が向上しています。
 更にカートリッジを保持する部分についても、位置と角度が変更されています。

 

 

 

 これは「AT6003R」にカートリッジを収めた様子ですが、45度こちらを向いています。

 

 

 こちらは、「AT6003」にカートリッジを収めた様子ですが、リニューアルされた「AT6003R」のほうが、見栄えは向上していますかね?

 

 

 管理人の持っているカタログから推測すると、「AT6003」は1970年代に¥1,200で発売され、1989年7月のカタログでは「品切れのばあいもございます」と記載されていますから、この頃に製造終了になったのでしょう。 

 それから約30年後にリニューアルして発売された「AT6003R」は¥3,000前後。
 高級感がUPしていますし、「AT6003」が販売された頃に比べると、カートリッジの販売量は大幅に減少しているのでしょうから、新規に起こした金型代を回収するためには、「価格アップ」は止むを得ないのでしょうね。

 

 

 

 オーディオテクニカからは、以前「AT CAPSULE」というケースも発売されていました。

 

 複数個を連結することも出来たようですが、複数のカートリッジを持っている方は「TRI - CAPSULE」を購入するほうがオススメかと思います。

 

 

 

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