シバタ針 (2)

 これもシバタ針のようです。

 まずは斜め前方から、針先とカンチレバー全体を捉えたもの。

 

 1970年代のカートリッジなので、先ほどの針先と比べると、カンチレバーは一般的な太さで、付いている針も大きめです。

 

 

 針先を更に拡大。
 この針は角柱ではなく丸柱がベースになっていて、「接合針」のように見えます。
 また、後方が抉られたように削られています。

 

 

 これは、斜め後方から見た様子。
 後ろ側が抉られているような形が見えますが、鳥のくちばしの様な形に見えます。
 先ほどのシバタ針よりも、こちらのほうが針全体が大きいので、特徴がわかりやすいですね。

 

 

 これは、正面から見たところ。

 

 

これは、後方から見たところ。

 

 

 これは、真横から見た様子。

 

 

 

 これは正面から見た様子。
 正面から見るのと真横から見るのとでは、先端部の様子はだいぶ違いますね。
 正面から見ると滑らかに削られているように見えますが、真横から見るとかなり尖って見えます。

 

 

 

これは、真上から見た様子。前方と後方で形が違います。

 

 

 

 以下は更に倍率を上げたもので、これが正面。

 

 これが側面。

 

 

 これは、正面 (左側の写真) と、側面 (右側の写真) を比較したもの。

 

 

 これは、針先を回転させながら動画で撮影したもの。
 こうすると、針先の形状が更に判り易くなったのではと思うのですが、どうでしょうか?

 

 管理人は、この針先が最も特徴的で、針が大きく撮影し易いと思ったので、まずはこの針を撮影しました。
 当初はカートリッジを載せているテーブルを手で廻していたので、回転ムラだらけの「カクカク」で「ブレブレ」の動画になっていましたが、「小中学生の夏休みの工作」的な方法で改善しましたので、ちょっとは滑らかな回転になったでしょうか?
 他の針の動画撮影も一通り行いましたが、あんまりお金を掛けなくて「もっとクリアな動画」が撮れたら、また差し替えます。

 

 ちなみに管理人が今使っている、この顕微鏡は、「ヤフオク」で中古品を見つけて落札したものですが、「Windows98」の頃に発売されたものと思われます。
 メーカーのサポート期間は既に過ぎていますので、壊れたら修理してもらえないかもしれません (泣) 。

 

 

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 この針ですが、Victorから発売されていたカートリッジ用の針。
 スケールの付いていない写真は、デジカメで撮影したものです。

 

 

 このカートリッジは、ヤフオクで「箱なし」で入手したものですが、名称がハッキリしません。
 管理人の持っているVictorのカタログを見ると「4MD-1X」と思われますが、本体のどこにも「4MD-1X」という記載が見当たらず、あるのは「MD-1016B」という刻印と「BD」と書かれたシール。

 

 もしかしたら、「CD-4」対応のシバタ針を付けたものだけ「4MD-1X」と呼ばれ、それ以外の針を付けたものは「MD-1016」と呼ばれていたのかもしれません。
 落札時に既に針は無く、「JICO」(日本精機宝石工業株式会社) さんから「シバタ針」を入手して付けています。
 カートリッジは古いものですが、針は当時のものではなく、「4 CHANNEL」の表示も「オリジナルのもの」とは字体が異なります。

 

 

 これが裏面

 

 

 針先を拡大

 

 

 これは、カンチレバー全体にフォーカスが合う様、レンズ側から見て、カンチレバー全体が奥行き方向に等距離になるようにセッティングして撮影したものです。

 

 カンチレバーの一部が「緑」に塗られているのは、「MD-1016」に使えるいくつかの針のうちの「シバタ針」であることを判り易くするための「マーキング」なんでしょうか?

 

 

 これは、真横から見たところ。
 カートリッジ全体が水平になるような角度にセッティングして撮影しています。

 

 

 これは、針を取り付けた部分を拡大したもの。

 

 これも、多くのカンチレバーと同様に、先端部を上下方向に潰した後に折り曲げ、穴を設け、針を貫通させて、上部で青い樹脂のようなもの?で固着しているように見えます。

 

 アナログレコードが全盛ではなくなった今となっては、「どーでもいいこと」なのかもしれませんが、カンチレバーの先にダイヤモンドの針を固着する接着剤には、様々な色をしたものがあったのですね。

 

 

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