レコード針ベンダーのこと

 管理人が、最近思ったことなのですが.....

 「DENON DL-103」に関する、とあるムックや、DENONさんのWebサイトにある記事を見たところ.....
 「捲線工程」や「組立工程」については述べられていますが、針先の研磨工程については述べられていません。
 また、「オーディオテクニカ」さんのWebサイトにある「AT33Sa」の開発エンジニアにインタビューした記事を読んでも、シバタ針を社内で作っているようには読み取れません。

 

 ということは..... えっ?、もしかしたら?.....

 

 「カートリッジ」の先端に付いている「針先」について、自社生産しているカートリッジのメーカーはそんなに多くはなく、国内カートリッジメーカーの「針先」に関しては、「JICO (日本精機宝石工業株式会社) 」「NAGAOKA」「アダマンド並木精密宝石株式会社」などで作られているのでは.....と思っています。

 そう考えるのは、ダイヤモンド製のあんなに小さなものを精密に研磨するのには、それ専用の高額な設備が必要なはずで、大量生産していない「ハイエンドのカートリッジメーカー」が、そういった設備を自前で持っているようには思えないからです。
 とは云っても、既存の針先を使うのではなく、いくつもの異なるカッティングを依頼し、それらを吟味した上で最適のものを「自社カートリッジ専用品」として加工外注したものを購入しているのかもしれませんしね。
 「餅は餅屋」ということで、「全て自社生産」ではなく、「ここは専門メーカーに任せる」という選択肢も「アリ」かと思います。

 

 カートリッジの開発や製造に関わったことがなく、カートリッジ業界の構造を知らない管理人の、「勝手な妄想」であって、「誤っているカモ」ですけどね.....

 

 

 

 

前ページへ <   > 次ページへ

「レコ-ド針 トップページ」へ