丸針 (2)

 これも丸針です。

 まずは斜め前方から、針先とカンチレバー全体を捉えたもの。

 

 

 

 これは、針先を更に拡大したもの。
 でもこちらは、「接合針」と呼ばれるもののようで、直径約0.2mmの円柱の上にダイヤモンドを固着しているものと思われます。

 

 

 これは斜め後方から見た様子。

 

 

これは前方から見た様子。

 

 平らに潰した先端部だと1mm弱の幅があります。
 Hi-Fi用ではなく、DJ用として発売されているものですので、スクラッチ等に耐えられる造りなのでしょう。
 適正針圧は「4g」ですが、Hi-Fi用のカートリッジの適正針圧は多くは「1g~2g」あたりですがら、「針飛びさせない」ことを優先して設計されているのでしょうね。

 

 

 これは後方から見た様子。

 

 

 

 これは、真横から見た様子。

 

 

 

 これは、正面から見た様子。
 真横から見たものと比べると、やや丸みを帯びているようにもみえたのですが、下に示す更に拡大した写真では、正面/側面とも同様に見えます。

 

 

 

これは、真上から見た様子。

 

 

倍率を上げ、正面から見た様子。

 

 

これは側面

 

 

 正面 (左側の写真) と、側面 (右側の写真) を比較したもの。

 

 

 

 これは動画で撮影したものです。
 先端が円錐状になっていることは「丸針 (1) 」と同様ですが、この針のベース部分は円柱です。

 

 

 

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 この針は、「ortofon」から発売されていた「CONCORDE Elektro」というカートリッジのもので、スケールの付いていない写真は「デジカメ」で撮影したものです。

 

 カートリッジ全体は独特の形状ですが、「超音速旅客機 コンコルド」が着陸するシーンを模したもので、管理人が学生の頃に発売されていた「CONCORDE 20」「CONCORDE 30」の流れを汲むものです。
 「CONCORDE 20」「CONCORDE 30」の針先形状は「ファインライン」で、Hi-Fi用のカートリッジでしたが、いくつかのモデル展開がされていたように記憶しています。
 なお、当時のカタログを見ると「オルトフォン ジャパン株式会社」は未だ設立されておらず、「ハーマンインターナショナル」が扱っていたようです。
 最近はDJ用途としていくつかのバージョンが発売され、「Elektro」はそのひとつでしたが、モデルチェンジしたものが現行品になっています。
 製品名の「Elektro」ですが、オルトフォン本社のあるデンマーク語なのでしょう。英語だと「Electro」かと思います。

 「オルトフォン創立100周年」である2018年には、Hi-Fi用途として「The Concorde Century」が「世界限定1000個」で発売されました。このカートリッジの針先は「ムク」の「ファインライン」。

 

 

 

 他と比べてもカンチレバーが太いのが、この写真からも判ります。
 スクラッチに耐えられる設計なのでしょうね。

 

 

 針先を拡大したもの。

 

 

 これは、カンチレバー全体にフォーカスが合う様、レンズ側から見て、カンチレバー全体が奥行き方向に等距離になるようにセッティングして撮影したものです。

 

 

 これは、真横から見たところ。
 カートリッジ全体が水平になるような角度にセッティングして撮影しています。

 

 

 これは、針を取り付けた部分を拡大したもの。

 

 カンチレバー先端を上下から潰した後に穴を開け、上面側から針を穴に通した後、黄色い樹脂のようなもの?で固着しているように見えます。

 

 

 

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