フィルムカメラ?(1)

 「FUJIFILM」から発売されていた「X20」というデジタルカメラです。
 2/3型で1200万画素のCCDを搭載し、最大で4000×3000pixelの写真が撮れ、Full-HDの動画撮影も出来ます。
 オプションの「プロテクターレンズ」と「フード」を付けています。

 

 「ブラックとシルバーのツートーン」で仕上げられ、向かって右上に窓があるので、昔のレンジファインダー式のフィルムカメラっぽく見えます。
 当時「FUJI FILM」には、「X20」よりも「もっと、レンジファインダーっぽく」見えるカメラもあったのですが、「画角が変えられる」という条件では「X20」が唯一の選択肢だったかと記憶しています。

 

 

 ファインダーを見ながら撮影することも、液晶モニターを見ながら撮影することも出来ますが、管理人は液晶モニタを見ながら撮影することが殆どです。

 

 

 

 「FUJI FULM」のレンズは「FUJINON」と呼ばれ、このレンズの焦点距離は「7.1mm - 28.4mm」ですが、管理人には、ちっとも「ピン」ときません。
 「35mm判換算」で、「28mm - 112mm 相当」とのことで、そう云われてようやく、「ヒトの視野角である50~55mmから、広角側と望遠側に、それぞれ2倍程度拡げたレンズ」ということが判ります。 

 

 35mmフィルム用のレンズだと、焦点距離が「28mm - 112mm」、F値が「2.0 - 2.8」であれば、ものすごく高価で大型のレンズになってしまうと思います。
 ちなみに、35mmフィルム用のレンズで、F値2.8で「28mm前後 - 70mm前後」はありますが、F値2.0で「28mm前後 - 70mm前後」のものは無いと思います。
 受光素子が小さい (面積で比べるとフルサイズCCDの1/15程度) ので、小さな光学系で「2.0 - 2.8」という明るさを達成できるのでしょう。
 でも、フルサイズCCDの1/15程度の光しか受光していないのですから、フルサイズCCDの画質に比べ (特にノイズ感で) 画質が劣るのは当然でしょう。
 でも、これから先もCCDの性能がどんどん良くなって、小面積の受光部でも十分な画質が確保できるようになれば、「フルサイズCCDを搭載したカメラ」というものは、それが卓越した性能であっても、フィルム時代の「中判カメラ」や、カセットテープ全盛時代の「オープンリールデッキ」のような存在になってしまうのかもしれませんね。

 

 

 レンズ周辺部に記載されている「EBC」とは、FUJIFILMのWebサイトに拠ると「Electron Beam Coating」のことのようです。
 これは、管理人が持っている YASHICA の「J-3」の「M42」マウントに使えるFUJINONレンズ。

 

 

 「コーティング」というのは、レンズ性能 (フレアやゴースト、コントラスト) を左右する重要な要素のひとつで、カールツァイスだと「T* (ティー・スター) 」、PENTAXだと「SMC (Super-Multi-Coated) 」という名称が付いていました。

 

 

 

 

 

 

 「X20」を上から見たときの外観も、昔のカメラっぽいです。
 右側にある「カチカチ」と切り替える2つの「メカニカルなスイッチ」が気に入っています。さすがに、「フィルムの巻上げレバー」は付いていませんけど.....

 

 

 

 

 シャッターボタンには、ケーブルレリーズも付けられます。

 

 

 

 

 

 機能的な意味は「全く無い」のですが、「アクセサリー・シュー」に「ファインダー」を追加すると、更に「昔のカメラ」っぽく見えます。 

 

 もちろん、この「ファインダー」は、「X20」用に「FUJIFILM」から用意されたものではなく、他社 (アベノン) のもので、フィルムカメラ時代に発売されたものと思われます。
 レンズの「マウント」は、メーカーごとに異なりますので、そのままでは付けられませんが、「アクセサリーシュー」は、どのメーカのものも付けられるみたいですね。
 イベントなどで、この「ファインダー」を付けて撮影していると、「若いおにゃのコ」から、「何それ?」と聞かれることがあります。「若いおにゃのコ」にとっては、「???」なのでしょうか?
 ちなみに、「老いたおにゃのコ」はいませんので、「若いおにゃのコ」というのは文法的には誤りです (笑) 。

 

 

 なお、本機に限った話ではないのでしょうけど、「シャッター音」を変えることが出来ます。
 カタログに拠れば、「レンズシャッター」「フォーカルプレーンシャッター」「ミラーアップ」から選択でき、「シャッター音量」を「OFF」にすれば「無音」にもできます。
 本機のメニューにはそういった表記が無く、「サウンド3」が「一眼レフ」を模した「ミラーアップ」かと思われるのですが、小さなスピーカーから出てくる音ですので、前述した「YASHICA J-3」の音には全く及びません。
 管理人は「デフォルト」の「ジッ」というだけの「サウンド1」 (おそらくこれが「レンズシャッター」?) にして使っています。

 

 

 最近発売になったカメラですので、シリアルNo.は、「刻印」ではなく「シール」です。

 

 

 管理人は、フィルムカメラの時代のCanonのレンズを何本か持っていますので、いつか「フルサイズCCD」が載ったCanonの一眼を手にしたいと思ってはいるのですが、価格が高いことと、3~4年でモデルチェンジしてしまうので、Canonのレンズは眠ったままで、今はこの「X20」をメインに使っています。
 その後、後継の「X30」が発売されましたが、「X30」は既に生産終了していて、現在発売されている「X100F」も「XF10」も単焦点タイプで、「X10」⇒「X20」⇒「X30」の流れを汲む製品は発売されていないようです。
 今では「性能面では、いまひとつ」な「X20」ですが、本サイトに使う写真を撮るのには十分過ぎる解像度があり、管理人にとっては、まだまだ手放せないカメラです。

 

 ちなみに、この「X20」を何で撮影したのかと云うと、「iPhone5 / 64GB」(2014年頃にヤフオクでUsed品を入手したもの) で撮影しています。
 その「iPhone5」ですが、電車の中とかでは殆ど見なくなりました。
 入手から4年ほど経過した頃、「バッテリーの持ち」が悪くなった (満充電後にACアダプターから切り離し、その後電源を切っていても、数時間経つと、バッテリー10%以下.....) ように感じていて、「もういい加減、新しいのに.....」と考えていました。
 ところが、2018年頃、Apple Store じゃないトコロで交換して貰ってからは好調で、もうしばらくは使えちゃいそうです \(^_^)/ 。
 その頃には、「128GB の中古 iPhone」が、1万円程度で買えるくらいに、最新のiPhoneがパワーアップしていると良いんですけど..... (笑) 。

 

 ところで、「iPhone5」発売 (2012年) より前、管理人が海外駐在を終え帰国した2007年に買ったガラケー「 NTT DoCoMo N904 i 」ですが、これまで一度もバッテリー交換した記憶がないのですが、2021年8月時点でも順調に動いていて、バッテリーには全く不満はありませんけど、これって、いったい、どゆこと?

 

 

 もしや、俗に云う「SONYタイマー」に似た、「Appleタイマー」とか???
 あるいは「ガラケー」のほうが、消費電力が少なく、バッテリーの劣化が進みにくいのでしょうか?

 

 

 

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