同居している父親が年金受給者なので、年に1回こういった書類が送られてきます。
「重要書類在中」とのことで、「年金の受給額に影響のある書類」とのことで、「返信必須」なのですが、切手を貼らないといけません。
「スマホで提出すれば、切手不要!」とか、従来より便利になったことをアピールしていますが、管理人の父親みたいな90歳の高齢者がスマホなんて使えるの?、今から覚えろって??
ウチは自分が同居していますから何とかなりますが、歩いて行けるような場所に郵便局もコンビニもなく、しかも運転免許を返納した独居老人が「84円の切手」を入手しようとすれば、交通費にその数十倍のお金が掛かりそうです。
ちゃんと「提出期限」まで決まっていますし、このフォーマットも毎年のように微妙に変わっていますが、これも高齢者に提出を諦めさせるための作戦でしょうか?
法令により「切手代は受給者の負担」とのことですが、受給者はみんな高齢者です。
スマホで提出できるようにするヒマがあるのなら、法令を変えて切手を貼らなくても良いようにしてもらいたいものです。
ちなみに市役所から来る「出してください」といった書類には「切手を貼らなくても出せる」ようになっています。
日本年金機構の場合、切手が貼られていなかったら受取拒否するんでしょうか?
ちなみに、この書類を出さないと、翌年の年金が減るみたいで、年金の支給額を減らす為の施策のひとつ.....なんてことはないかと思うのですが、それにしても高齢者に対して不親切です。
「人生100年時代」なんて言っているんですから、100歳の人でも困らないような方法にしようとか考えないのかしらん?
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さて、Web上には「何歳から年金を貰うのがトク?」といった記事が沢山あります。
ここから先は、本サイトの管理人みたいに、奥さんも子供もいない「おひとりさま」にしか参考にならない意見ですが.....
自分の父親を見る限りは、80歳のときは独居出来ていましたが、80代の中頃から怪しくなってきて、管理人は実家に戻ってきましたが、90歳になった現在は「転倒をきっかけに、家の中でも車椅子」となっています。
自分も同じ様な道を辿る可能性もあり、80歳を超えたら、どこかの施設に入ることになるかと想像しますが、貰える年金が少ないと、選択肢も限られてきて、施設内であばら骨を折られるなどの暴力を受けたり、窓から落とされたりとか.....
そういった目に遭う可能性を少しでも減らすためには、施設の選択肢は幅広いほうが良く、それには2ヶ月に1回貰える年金が多いほうが良いわけで、受給開始は可能な限り先送りしたほうが賢明かと思っています。
でも男性が介護なしで生活できる「健康寿命」というのは70歳代前半のようで、管理人もこのあたりで独居できなくなる可能性もありますけどね.....
さて、そもそも年金というのは「貯金」でも「投資」でもなく、「自分が思っている以上に長生きしてしまったときに困らない」ための「長生き保険」かと考えています。
受給開始を1年遅らせると受給額が約8%増えるというのは、その辺の金融商品ではあり得ない利息ですし、受給額を多くして、手元にお金を持っていなければ、振り込め詐欺なんかに遭っても「お金を払いようがない」ですしね。
特殊詐欺で「何千万か騙し取られた」なんて話もよく聞きますが、そんな現金よく用意できたなぁ~~と管理人はびっくりです。
でも「おひとりさま」ぢゃなく、奥さんとか子供さんなど面倒を見てくれる人が側にいる方の場合は「払った分は、1ヶ月でも早く取り返さないと損!」という考えもアリかと思います。
管理人が20歳になった頃は、まだ「20歳からの納付」は義務ではなかったので、管理人の場合は「20歳になってから就職するまでの間」は未納になっていました。
年金を「思いのほか長生きしてしまったときに困らない」ための「長生き保険」かと考えている管理人は、この未納分も納める手続きを行いました。
20歳~60歳まで収めた国民年金の満額は、現在約78万円/年ですが、「20歳になってから就職するまでの間」を未納のままにしておくと、約20数ヶ月
/ (12ヶ月×40年) 分だけ減りますからね。
ところが、これを納めてから別の年金事務所から、またも「払え」という通知が来ました。
市役所に行って確認すると、支払っていることが確認出来ましたので「やれやれ」ですが、市役所の人の話では、「最初に来た納付書に、2回来ることがあることが書かれていたのでは?」と聞き、改めて納付書を確認したところ、
後日納付書の自動作成によって (東京から) 再び納付書が送付されますので、あらかじめご了承くさだい。
なお、重複納付されないようにご注意ください。
と書かれてはいましたけど、「他人にお金を払わせるとき」「他人のお金を扱うとき」って、こんな感じなんでしょうかね?
払った後に、また「請求書」が来れば「おいおい、どうなってんの?」ってなりますよ、一般的にはね。
「消えた年金問題」で大騒ぎした頃、当時は「社会保険庁」でしたが、「日本年金機構」と看板を変えても、体質は何も変わっていないのでは?と感じました。
令和6年4月分以降は、登録した銀行からの自動引き落としになるのですが、二重に引き落としされないよう注視が必要ですね。
2019年に金融庁が出した「年金だけでは、老後2000万円足りない」問題ですが、モデルとなっているのが「持ち家のある夫婦」であって、少なくとも「夫婦?
おひとりさま?」×「持ち家? 賃貸?」の4つの細分化が必要で、それもしていない試算は「あまりにも乱暴、大雑把」と管理人は思います。
「おひとりさま」であれば、2000万円の5割強で済みそうですが、「賃貸」にお住まいの方であれば、その額で足りる筈が無い、賃貸に住んでいる夫婦だったら「2000万円」貯めとくだけぢゃ足りないかもしれないよ!と、管理人は思っています。