「暁現象」という言葉があります。
深夜から朝方にかけて血糖値が上昇することを云うのですが、管理人の場合、これとはちょっと異なる現象が起きています。
朝起きてから時間がなくて、出掛ける道中で朝食を摂るとき、起きたときに測った血糖値に比べ、朝食を摂ろうとするときに測った血糖値が大きく上昇しています。
最初に気がついたときは、出掛ける前に家でブラックのコーヒーを飲んでいたので、「ブラックのコーヒーでこんなに？」と驚きましたが、そうではなくて、何も摂っていなくても上昇することに気がつきました。
血糖値が50mg/dL程度上昇していて、測定誤差とは言えない位の変化だと思いますが、俗に言われる「暁現象」とか「ソモジー効果」とは異なる現象かと考えています。
起床したことで代謝が活発になって上昇するのか？とも考えていますが、「血糖値が50も上昇する」とは大きいですよね。
就寝することによって食べたものの消化が進まなくなって、起床してから消化が活発になり、そこから血糖値の上昇が始まるのでしょうかね？
最近は「Free Style Libre」を使うようになったので、全時間帯の血糖値の推移が確認できるようになりました。
これはある日「朝食を摂らなかった日」の推移です。
目標とする血糖値を「80～140mg/dL」に設定してあるので、その範囲に青い色が付いていて、朝5～8時頃は「80～100mg/dL」になっていることが判ります。
しかし、朝食を摂っていないのに、「10:00～13:00頃」には140mg/dL前後にまで上昇していて、約50mg/dLの上昇です。
管理人の場合、糖質を10g摂ると、血糖値が約50mg/dL上昇するのが判っていますので、昼や晩は「糖質30g」と現在のインシュリン投与量が釣り合っているように思っていますが、朝に関しては、この約50mg/dLの上昇分を考慮すると、「糖質20g」と現在のインシュリン投与量が釣り合っているのかもしれません。