入院中

 他の病院でも同じかどうかは判りませんが、管理人の場合は「2週間」の入院となりました。

 2週間の間には、眼科の受診(網膜がダメージを受け始めているかどうか確認するようです)、腹部超音波の検査、神経伝達速度の検査、栄養指導、足のケアに関する指導、日々の運動に関する指導があります。
 また糖尿病に関する何枚かのDVDを見ることになっていて、たしか「現代養生訓」とかいうタイトルのDVDで、7~8枚あって、毎日1時間弱を2週間かけて見ます。内容は、糖尿病とは?、放置しておくとどうなるのか?、今後どういったことをしなくてはいけないのか?などです。

 またテキストを渡され、良く読んでおくように言われました。アステラス製薬が作成したもので、(1) もしも糖尿病といわれたら、(2) 食事療法のコツ ー上手に使おう食品交換表ー、(3) より快適な日常生活を送るために -運動療法と薬物療法- の3冊ですが、これはアステラス製薬のWebサイトからもダウンロードできます。
 2週間の間には理解度を試すテストが2回もあって、これに合格しないと退院できないそうです。

 入院した当初は、糖尿病のことは何も知らなかったので、食欲が戻ってくれば退院でき「それで終わり」と思っていたのですが、どうもDVDを見たりテキストを読むうちに、「そんな簡単な話ではなくて、これからずっと続く話なのでは.....」ということが少しずつわかって来ます。

 その「これからずっと続く」というのが、「薬物療法、食事療法、運動療法」です。

 「薬物療法」というのは、医者に適切な薬を処方してもらうことですが、いくら良い医者に診てもらっても、いくら良い薬を使っても、これだけではダメで、本人がこれまでの生活習慣を変えていかないことには、良くはなっていかないんですね。それが「食事療法」と「運動療法」になります。

 「食事療法」というのは、「1日に摂るカロリーが決まっていて、その中で炭水化物/脂質/蛋白質をバランスよく摂りましょう」というものです。(管理人の場合は1600Cal/日でした)
 病院での食事の内容も、1日で1600Calを採るようになっています。後に栄養指導の方に聞いて知ったのですが、これは「糖尿病で入院している人」向けの特別なメニューではなくて、例えば、骨折で入院している人でも同じだそうです。
 なお糖尿病で入院している方の場合は、病院食以外のものを食べることは厳禁で、飲み物もお茶かブラックのコーヒー、あとは水。それ以外はNGです。また毎回の食事前には血糖値の測定を行い、処方する薬の内容や量を検討していきます。
 管理人の場合は「アマリール」「アクトス」といった薬を処方されましたが、副作用もありました。どういう仕組みかはわかりませんが、服用を始めた当初は、やたら眼が良くなって遠くのものが良く見えるようになった一方で、近くのものにはピントが合わず、度数が1.5~2.0の老眼鏡を使わないと新聞や雑誌の文字が読めない状態でした。

 「運動療法」というのは「運動する」ということで、手軽に出来るものとしては、ウォーキングやジョギング、ストレッチなどです。

 このあたりは、上で紹介した、アステラス製薬のWebサイトからダウンロードできる資料で確認できます。

 

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