「糖類ゼロ」などのこと

 最近は「糖類ゼロ」とか「糖質ゼロ」といったお菓子や飲料などがあります。
 ここで、「糖類」と「糖質」の違いですが、管理人は以下の図のように理解しています。
 管理人の場合は、赤い部分を「50g / 1食」以下 (最近は「30g / 1食」以下) にするように心掛けています。越えることもよくありますけどね.....
 ちなみに、ゼロカロリーの合成甘味料でも、栄養成分表では「糖質」または「炭水化物」と云わなくてはいけないようで、「0kcalで、炭水化物は7.8g」といった表記になる場合があります。

 なお「糖類ゼロ」「糖質ゼロ」といっても、100g中に0.5g未満であれば「ゼロ」と表示して構わないようですし、カロリーについても、100g中に5kcal未満であれば「ゼロ」と表示して構わないようです。
(「栄養成分表」の周辺に記載されています。)

 

 「糖類ゼロ」と云われるお菓子でも、「キシリトール」などが使用されていれば、血糖値を上昇させます。
 「糖類ゼロ」なら「ムシ歯」を低減させる効果はあるかもしれませんけどね。
 一方で、同じ「糖アルコール」の部類でも「エリスリトール」は、血糖値を上昇させないと云われています。

 L社から「糖類ゼロ」というチョコレートが発売されていますが、裏面の表示を見ると「キシリトール」が使われていることが判ります。
 管理人が、「朝食+インシュリン注射」から5時間以上経過した時点で、この「糖類ゼロ」のチョコレート (全体で50g) を管理人が食してみると、1時間後の血糖値は約50上昇しました。
 一方、同様の条件でM社から発売されている通常のチョコレート (全体で41g、カロリーは229kcal) で試してみたところ、1時間後の血糖値は約100上昇しました。
(これについても、膵臓から出せるインシュリンの量や出るスピードは人によって異なると思いますので、他の方が試しても同じ結果になるとは思っていませんし、管理人自身でも毎回同じ結果が出るとは思っていません。「血糖値に対して概ねどのくらいの影響を与えるのか知りたかった」ということであって、あくまで参考値です。)

 お値段ですが、L社から発売されている「糖類ゼロ」は、50gで¥204 (税込)、M社から発売されている通常のものは41gで¥124 (税込)で、100gあたりで比較すると、それぞれ¥408/¥302で、「糖類ゼロ」のほうが (408-302) / 302 ≒ 35% 割高です。
 糖尿病を患っている管理人にとっては、「ゼロ」という言葉から期待させるものとは、ちょっと離れている気がしていて、35%高いだけの価値があるかは微妙です。

 という訳で、「糖類ゼロ」と書いてあったからといって、大量に食すのは止めた方が良いと思います。一般的なものに比べると血糖値の上昇が少なく、 虫歯予防にも効果があるとは思いますが.....
 「主食」ではなく「お菓子」の場合は、「糖類/糖質の少ない割高なものを選ぶ」よりも「なるべく食べないようにする」ほうが、安価で効果的な選択肢のように思いますが、どうしても食べたいときは、「糖類/糖質の少ないもの」を選んだほうが良いのかもしれません。

 

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 最近は、「スクラロース、アセスルファムカリウム (多くは「アセスルファムK」と記載されています)」などの甘味料を使った「カロリーゼロ」の飲料があります。

 こういったものを飲んでも、ホントに血糖値が上がらないか、自分で実際に飲んで確かめたことがありますが、確かに飲んだ後の血糖値は上がっていませんでした。

 でも、科学雑誌「Newton」の、2014/12月号で、「ノンカロリーの人口甘味料が血糖値を上げる?」という記事を読んだことがあって、管理人自身も、とある日の就寝前に「ZERO SUGAR」のコーラを飲んだときに、翌朝の血糖値がいつものように下がっていないくて、「???」と思ったことがあります。

 「飲んだからといって、直後の血糖値は上がりはしませんが、徐々に下がっていく筈だったのが下がらなくなりますよ」ということが起きるのかもしれません。
 管理人の場合、朝の血糖値が就寝前と比べあまり変わっていない場合や、40~50mg/dℓ下がっている場合もあり、何が原因でそんなに差が出ることがあるのか、過去のデータについても調べています。
 いろいろと調べていくうちに「あ、人口甘味料のせいじゃなかった」ということになるかもしれませんが.....

 

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