外食などのこと

 糖尿病の管理人が食事で気をつけていることは、基本的には「糖質を摂り過ぎない」ということですが、それが破られ易い状況が外食で、例えば「ステーキガスト」。

 「サラダ」「パターロール」「カレーライス」などが食べ放題で、この中で「サラダ」は葉物を選んでおけばOKですが、「バターロール」や「カレーライス」は「食べ放題だから、食べないと損」なんて考えて大量に摂っていると、とんでもない血糖値になります。「バターロール」3コ程度に留めておくと、糖質50gに収まると思います。

 「ステーキガスト」は「肉」がメインなので、「まだ良いほう」ですが、炭水化物 / 糖質がメインになっている「朝食バイキング」的なものは、適切な血糖値をキープしようとすると、「元が取れない」と思いますので、そういったものは止めておいて、普通の朝食を選べるお店を選んだほうが賢明かと思います。
 まあ、友人らと何人かで入ることになる場合もあるかと思いますが、「元を取らないと......」なんて考えないことですね。
 何人かで居酒屋に入ったときも、「割り勘負け」しますが、しょうがないです。

 

 管理人にとって、「特に向いていない外食」が「回転寿司」。
 昔、糖尿病だったある人から「安いネタしか食べられない」と聞いた事がありますが、管理人が思うには「シャリ」が血糖値を上昇させると思っていて、シャリ「100g」で糖質38gです。「シャリ」の上に載っている「ネタ」にも糖質はあるでしょうから、結局3~4貫しか食べられない計算になります。これでは、何のために回転寿司に来ているの?って話ですよね。
 昔、ネタだけ食べてシャリを全部残している人を見たことがあり、当時は「???」と思ったものですが、もしかしたら糖尿病の方だったのかも?と思っています。

 あと、ラーメン屋で「ラーメン + 半チャーハン + ビール」なんてのも、糖質が多く含まれます。昔はそうやってよく頼んできましたけどね。
 管理人の場合、糖質を50g以下にしようとすれば、「半チャーハン」だけでもオーバーです。
 あと「ラーメン + 餃子 + ビール」なんてのも、最近は、やってません。

 

 でも、たまには「好きなものを、好きなだけ食べる」というのも良いと思いますよ。
 糖尿病とのお付き合いは長いですから、食べたいのをず~~っと我慢していると「ストレス」になって、それはそれで「よろしくない」と思いますので.....

 

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 糖尿病で入院していたときに病院で渡された資料では、「外食の時は単品メニューよりも、品数の多い定食メニューのほうが良い」とありました。
 でも、管理人の場合、「糖質50g/1食」が現在のインシュリンの量と釣り合っているように思っていて、定食であれ単品であれ、ごはん全部は食べられませんから(麺類でも同じことですが)、外食では「酒類」と「糖質の少なそうな食べ物」というパターンが多いですし、マックだと「ハンバーガー+ポテト+コーラ」ではなく、「ハンバーガー+サラダ+コーヒー」にして、まず「サラダ」を食べてから「ハンバーガー」を食べるようにしています。
(「先に野菜から食べた方が良い」と云われているので、そうしてはいますが、それで血糖値の上昇をどのくらい抑えられるのか?についても、いずれ確認してみようと思っています。)

 

 最近は、「すき家」「松屋」の一部店舗で「ロカボ」メニューが登場しています。
 管理人宅の近くでは「すき家」には「ロカボ牛麺」(糖質22g)「ロカボ牛ビビン麺」(糖質28.5g)、「松屋」には「ライス → 豆腐に変更」というメニューがあり試しているところで、今後も時々利用したいと思っています。

 但し、注意点もあります。
 インシュリンやアマリールなどによる治療をされている方は、食事内容に関係なく血糖値を下げようとしますから、普段よりも糖質の少ない食事を摂った場合、低血糖になる可能性があります。
 いつもと同じくらいの糖質量になるように他の追加メニューで調整するか、低血糖症状を感じたとき直ぐに対応出来るようにブドウ糖とかコーラを携帯していると良いかと思います。
 「インシュリン投与量を減らす」という手もありますが、管理人の場合、「ロカボ牛麺」(糖質22g) +「サラダ」+「とん汁健康セット」を食したときは、インシュリンを通常の「6~7単位」を「3~4単位」に減らすと、釣り合うようです。
  あるいは、血糖値が高め (150以上) だったときに、「いつものインシュリン量」で「ロカボ牛麺」(糖質22g) +「サラダ」+「とん汁健康セット」だと、次の食事の時の血糖値が「80~100」あたりになります。
 もちろん「管理人の場合は」ということなんですけど、血糖値コントロールが必要な方には参考になる情報かと思います。

 

 更に「吉野家」からは、「サラシア牛丼 (略して「サラ牛」) 」というものが登場しました。「サラシア」という植物に含まれる「サラシノール」という成分に、糖の吸収を抑える働きがあるようですが、「すき家」の「ロカボ牛麺」や「松屋」の「ライス → 豆腐に変更」のように糖質が減っている訳ではありません。
 糖尿病の管理人にとって、先の2つほどの効果はないような気がしていますが、試してみたところ、食べる前の血糖値が181(この日は高いですね)、いつも通り7単位のノボラピッドを注射して、サラシア牛丼(並盛)を食べた6時間後の血糖値は249あり、70近く上昇しました。

 サラシア牛丼(並盛)の場合、ご飯は約250gあり (持ち帰りにしてもらって測ってみました)、サトウのご飯1パック(200g)よりも多く、糖質は80g程度あると思われ、管理人の今のインシュリン投与量とは釣り合わないわけです。
(「サラシア牛丼」一人前に、サラシノールが何g含まれてるのかについては、調査中です。)
 健康な方にとって、「サラシア牛丼」は、血糖値の上昇を抑える効果はあるのでしょうけど、既にインシュリンを始めている管理人にとっては、「一人前の米+サラシア」を摂取するよりは、「米」の摂取量を抑えることのほうが効果的なように思えます。
 牛丼(並)¥380との差額「¥100」に相当するメリットは感じられず、「吉野家」で食べるのなら、「牛皿+生中」のセット (¥500) のほうが、管理人には向いていると思っています。(こちらは、「期間限定」のようですが)。
 又は、通常の牛丼にして、「ご飯を半分残す」というのが良いのかもしれませんが、管理人的は「牛皿+生中」を選んでしまいそうです。
 「ごはん半分 (125g) 」というのがあったら良いのに.....と思いますが、牛丼(並)¥380より高くは出来ないでしょうから、発売されないのでしょうね.....

 

 「売り上げが伸びる、お金になる」ようなものは、健康食品を含め、様々な企業がBS放送などでもアピールしていますが、単純に「炭水化物をちょっと控えると良い」では、ビジネスとしては「旨みが無い」のでしょうかね?

 

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 あと、コンビニや駅などで売られている「サンドイッチ」。
 時間がないときなどに買って、電車での移動中などに食べることがあるのですが、炭水化物の量に大きな差があります。
 同じくらいの大きさに見えても、ハムと野菜を挟んだものだと、炭水化物は「20g程度」のものもありますが、「カツ」を挟んだものなどは、その倍以上あることがあります。また納入する業者さんによっては「炭水化物量の表示がない」場合もあります。

 

 

 

 糖尿病でお悩みで、糖質量を気にされている方は、そのあたりも気をつけてみるといいと思いますよ。
 上の例では、「お値段の安いほうが、炭水化物も少ない」のですから、「コスパ」的にも悪くないです。

 

 

 

 これは、コンビニの「MINI STOP」で見つけたもの。 

 

 「プチシュークリーム」は6コ入りで、全部食べても「糖質8.4g」、「プチエクレア」は3コ入りで、全部食べても「糖質8.4g」です。
 「たまには甘いものを」というとき、これなら両方イっちゃっても「糖質20g以下」ですから、管理人にも食べられます。(但し、「散々食べた後のデザートとして」ではありませんよ。)
 両方で¥302(税込)しますが、喫茶店のモーニングセットよりは安いかと思います。

 

 

 

 これは、どれも「微糖」と称する缶コーヒー。
 管理人は普段は「ブラック」しか飲みませんが、「たまにはね.....」というときもあります。

 

 

それぞれの「栄養成分表示」を見てみます。まずは左の「ジョージアグラン微糖」

 

 

 これは「伊藤園」の「劇的微糖」

 

 

 これは「DCM」ブランドの「すっきり微糖」

 

 

 いずれも「微糖」とされていますが、100gあたりの糖類の量は、それぞれ「2.5g / 0.5g / 0.6g」であり、多いものと少ないものでは5倍程度異なりますし、炭水化物の量で比べても2倍以上異なります。
 おそらく、甘くするのに使っている「砂糖」と「甘味料」のバランスの違いかと思われますが、「栄養成分表示」をよく見ることが必要ですね。

 さて、この中で「ジョージアグラン微糖」と「劇的微糖」は100均で購入したもので、自販機で売られているものよりは「やや安価」な、¥108(税込)。
 一方「すっきり微糖」は、ホームセンターで売られていたもので、¥41(税込)。
 「賞味期限」が6ヶ月を切っていたこともあるのでしょうけど、「すっきり微糖」の方が圧倒的に「コスパ」が良いです。

 その後、このホームセンターに行った時には¥25 (現品限り) で売られていましたので、何本か纏め買いしました。
 この缶コーヒーと「プチシュークリーム」「プチエクレア」を食しても、糖質は20g程度に抑えられそうです。

 でも、「プチシュークリーム」「プチエクレア」とも、12月に入ってからは入荷していないようです。「世の中」的には評価を得られなかったのでしょうか?

 

 

 

 さて、特に「微糖」とは書かれていない缶コーヒーの場合ですが、例えばこれ。

 

 

 100gあたりの炭水化物量は8.3gで、1缶(185g)あたりでは15.4gもあります。
 「炭水化物量」=「糖質量」ではありませんけど、管理人が15.4gの糖質を摂った場合、血糖値が75程度上昇すると考えています。

 

 

 

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