薬の副作用のこと

 糖尿病の薬に限らず、どんな薬にも「副作用」はあると思いますし、人によって副作用が「出る場合」もあれば、「出ない場合」もあろうかと思います。

 管理人の場合、以前血圧が高い (上が170程度、下が130程度) 頃があって、「オルメテック」という薬を処方されましたが、これを服用しはじめると、立ち上がったときに立ち眩みを感じたり、お酒を飲むと、大した量を飲んでいないのに、瞳孔が開いて (明るいものが、みんな真っ白に潰れて見え、かなり眩しく感じます) 吐いたりすることがありました。
 立ち眩みの方ですが、駅のホームで電車が来て立ち上がったときに起きたりすると危ないですし、「お酒を飲むと瞳孔が開いて吐く」といった副作用は、「オルメテック」についてWebで検索しても出てこず、広く一般的に知られていない副作用が起きることもあるんですよね。(同時に服用していた他の薬との相互作用なのかもしれませんけど)

 

 糖尿病と診断されて以降、食事を抑えるようになったことなどから、80kg弱あった体重が適正体重程度になった頃には、血圧も上が130程度になってきていたので、「立ち眩みがするから」という理由で、病院の先生と相談して「オルメテック」は「無し」にしてもらいましたが、病院では、「薬を飲まなくても良い」くらいに症状が改善しても、こちらから云わない限り、一度処方した薬はなかなか外さないような傾向があるような気がします。
 「オルメテック」を飲まなくなってからは、立ち眩みを感じたり、瞳孔が開いて吐いたりするようなことは一度も起きていません。
 血圧について世間では、「130超えたら」とか、「147までは大丈夫」など諸説ありますが、少しでも多く薬を売りたいと考える製薬会社と、国の医療費負担を抑えたいと考える厚生労働省とでは、逆方向にバイアスが掛かっているのでは?と管理人は考えます。
 また、年齢が上がるにつれて、許容される値も上がってきますしね。

 

 

 薬の副作用についてですが、「副作用が起きた例があるから」といって、自分に起きていないうちから服用を拒んでいたら、「どの薬も服用出来ない」ということになってしまいますので、これはこれで困ってしまいますよね。
 副作用が起きる可能性はあるものの、薬も必要なものだと思います。
 もし、この世の中に「病院」とか「薬」というものが一切無かったら..... 管理人は小学校に上がる前に亡くなっていると思いますから.....ハイ

 その「副作用」ですが、診察の際に病院の先生から「お変わりありませんか?」と訊かれたときに、「はい」と答えれば、「副作用は起きていません」と言っているのと同じことになるのだと思います。
 「先生はみんな判っている」と考えて「先生に任せっきり」「先生に頼りっきり」になるのではなく、「何かおかしい?」と感じたときは、早めに遠慮なく主治医の先生に申し出ることが重要かと思います。

 病院の先生は採血や採尿等の方法で数値に表れる異常については注視しますが、患者が何となく「今までと違う?」ように感じていて、でも検査数値には表れないものについては、こちらから伝えない限り病院の先生は気がつかないこともあるのでは?と思っています。
 天皇陛下の主治医であれば、365日24時間、寝ても覚めても、ご飯を食べているときも、お風呂の中でも、トイレの中でも、天皇陛下の具合のことだけを考えているかと思いますが、我々庶民を診ている先生は何人もの患者さんを相手にしていて、患者一人当たりで云えば1ヶ月に1回、2~3分診るだけですから、「任せっきり」「頼りっきり」じゃダメだと思いますね。何か気がついたことがあれば、こちらからも云わないと.....

 

 医学部も出ていない管理人の、経験に基づく個人の見解ですけどね.....

 

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