これは、実際にあったことなのですが.....
某大手家電量販店で、ハイレゾの優位性をアピールするために、ハイレゾ対応の携帯音楽プレーヤーにハイレゾ対応でないヘッドホン(再生周波数 10Hz-24kHz)と、ハイレゾ対応のヘッドホン(再生周波数 3Hz-100kHz)を繋ぎ変えて聴き比べるような展示がされていました。
でも前者は¥1,970のヘッドホン、後者は¥27,750のヘッドホンです。
24kHz以上の音が聴こえていることによる音の違いとは、管理人には思えませんし、管理人の持っているハイレゾ対応でないiPhoneに2つのヘッドホンを繋ぎ変えて聴いても、十分に差は生じると思うのです。
売る側がハイレゾについてよく理解していないのか、あるいは、容易に違いが判るような方法でハイレゾの優位性を訴求したいと考えて、こういった展示をしているのかはわかりませんが、これでは「ハイレゾ」が可哀想ですし、売り込んでいる方々に不信感を持ってしまいます。(POPを見る限り、メーカーが用意したものではなく、店が独自に作ったもののように思えましたが)
耳の肥えた方は、ハイレゾの「真の実力」を聴き分けて高い評価をされていると思いますが、もう一方で、こういった展示によって「ハイレゾは高音質」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
ほかにも.....
PCに収録したハイレゾコンテンツをDACを通してデモしていたのですが、スピーカーの前にある椅子に座って聴いてみると、なんか変。
「まさかね.....」と思って、スピーカーに繋がるケーブルを見ると左右で逆。スピーカーから出る音が左右で逆相になっていて低音がすっかり抜けているのですね。そのあと、その椅子に座って聴いていたお客さんは気づいていないようでした。
スピーカーは1本で40万円以上するB&Oのスピーカーでしたけど、この音でお客さんに説明しているのかしらん?と思いましたが、それから半月ほど後に立ち寄ったときには、直っていました。
時々機器を入れ替えているので、その際ちゃんと確認しなかった、ということかと思いますけど、そんな方々に「お勧めは.....」とか言われても、ちょっとね.....