さて、ここからは「ブルーライト」とは、ちょっと話が変わりますが.....
普段、管理人は「SXGA+でIPSのパネル」に変更した「ThinkPad X61」の画面か、これに「ちょっと前の機器」の「番外編 (AQ5311D
BK)」で紹介した「QXGA」のモニターを繋いで使っていますが、昔のデータを見たくて、押入れにあったノートパソコンを起動してみると、随分見辛い画面に感じます。
(どれも「中古」で、お安く入手したものばかりです)
左は、押入れにあったノートパソコン (Panasonic の Let's note CF-R6) の画面で、バックライトにLEDを用いていると思われます。
右は、いつも使っているThinkPad X61 (SXGA+のIPSパネルに変更) の画面で、バックライトにCCFLを用いていると思われるものです。
どちらも明るさを「最大」にしていますが、左の方が明るい画面で、これは「眩しい」と感じます。
じゃあ、「画面を暗くすれば問題は解決するのか?」というと、そうでもなく、左の画面を明らかに暗い画面にしても (明るさ設定をOSD表示の目盛りで「1/4程度」にまで落としました)、なんだか見辛さを感じます。(そもそも「白バランスが、かなり青っぽい」ですが)
IPS (In-Plane-Switching) パネルは視野角が広いので、「X61 (SXGA+に交換)」や「AQ5311D BK」は、どの角度から見ても見辛さを感じません。
左のノートパソコンは、おそらく「TN (Twisted Nematic) 」という方式で視野角の狭いパネルかと思われますが、正面から見ても、何か見辛さを感じますので、「視野角が狭いから」というのが「見辛さの理由」ではなさそうに思います。
また、管理人が持っている初代「iPad」も、LEDバックライトを用いていると思われますが、こちらは見辛さを感じませんので、「LEDバックライトから発せられるブルーライトによって見辛さを感じている」訳ではないように思います。
ブルーライト以外の要因として、管理人が思いつく範囲では、「偏光特性が異なっている」あるいは「フリッカー(「ちらつき」とも呼ばれます) がある」といったことが考えられました。
そこで先ずは、「偏光特性」について調べてみようと、画面に偏光板を当ててみました。
これは、管理人が普段使っている「X61 (SXGA+に交換)」
偏光板の「透過軸」が縦になるように画面に当てると光が通ることから、縦方向に偏光していることが判りますが、画面を縦にしても横にしても、見辛さは感じません。
一方、これが、「見辛い」と感じたもの。
こちらは、偏光板の「透過軸」が右上がりの斜め45度方向になるように画面に当てると光が通ることから、右上がりの斜め45度方向に偏光していると思われますが、「X61 (SXGA+に交換)」の画面を45度斜めにして見ても見辛くは感じないので、これが「見辛さ」の原因ではなさそうに思います。
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管理人が推測した、もうひとつの要因である「フリッカー (ちらつき) 」については、ディスプレイメーカーのWebサイトでも言及されています。
でも「自社に都合の悪い事実は言わず、自社に都合の良い事実だけを述べて (これなら「嘘をついた」ことにはなりません)、自社製品の優位性をアピールしたものでは?
」と、ひねくれた性格の管理人は考えていて、著名な企業のWebサイトに掲載されている情報であっても、鵜呑みにはしません。
ホントに、管理人は「疑い深い、面倒くさい」性格なんです。
ディスプレイの前で鉛筆などの細長いものを素早く往復させれば、明るさが変化していることが判りますので、「フリッカー (ちらつき) は、ある」「明るさが変化している」ということなのでしょう。
でも、「フリッカーがあるディスプレイは、全て見辛い」というわけでもないように思え、ブルーライトと同様に、「あるのか、ないのか」ではなくて、「定量的に捉える」必要があると考えます。
「ハイスピードカメラ」とか「フリッカーメーター」を使えば、定量的な評価が出来そうに思えますが、どちらも「¥100,000」以上するみたいで、管理人にとっては「大変な出費」です。
また、高価な機器を買って「フリッカーが原因じゃなかった」となれば、「バカみたい」です。
「管理人が今持っているモノ」に「小中学生の夏休みの工作程度のモノ」を「ちょい足し」して、「あるのか、ないのか」だけではなく、「どのくらいの周期で明るさが変化しているのか?」「明るさの変化の幅は?」といったことが判るように出来ないかと、色々と試行錯誤していましたが、ようやく「見づらい画面」と、「見づらくない画面」の違いを、捉えることが出来たように思え、「見づらい画面 (2)」以降で述べています。