押入れにあったノートパソコン (Panasonic の Let's note CF-R6) の画面が、いつも使っているThinkPad X61 (SXGA+のIPSパネルに変更) の画面に比べて見づらく感じたことをきっかけに、いろいろと実験を重ねてきました。
しかしながら「見づらいと感じる原因」は、他にも色々あると思われ、このページでは「見づらい画面 (1)~(6)」の纏めと、管理人が思いつく範囲での「その他の要因」について述べています。
原因に応じて適切な対処をすれば、見づらさを軽減させることも可能かと思いますが、原因に合っていない対応では効果はなく、管理人の持っている「CF-R6」の場合は、2)の方法を見つけることで、ようやく「やや軽減できた」と感じています。
1) 画面が明るすぎる (左側の画面)
これが原因の場合、画面の明るさを下げれば良いのですが、「PWM調光方式」のLEDバックライトを暗くした場合、フリッカー (ちらつき) が発生し、今度は、このフリッカー
(ちらつき) が原因で見づらく感じる場合もあり得ます。
こういった場に合は、下の2)で述べる方法が有効かと思います。
2) フリッカー (ちらつき) が発生している (画面全体が高速で点滅を繰り返している)
「PWM調光方式」のLEDバックライトを暗くした場合、フリッカー (ちらつき) が発生し、これで見づらく感じる場合も考えられます。
この場合は、バックライトの明るさは「最大」にしてフリッカーを発生させないようにして、
a) 「画面の上からスモークの付いた塩ビ板をあてる」、または
b) 「コントロールパネル」内の「カラーバランスの調整」で、画面を暗くする。(OSによっては出来ない場合もあります)
といった方法で、画面の明るさを下がることが有効かと考えます。
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ここまでの話は「見づらい画面 (1)~(6) 」で詳しく述べていますが、これ以外にも、
3) 画面に外光や照明が映っている
こういった場合は、モニターの位置や角度などを変えてみて、画面上に外光や照明が映り込まないようにするか、画面に反射防止フィルターを貼るのが有効かと思います。
4) 画面の背景が明るすぎる
この場合、画面が暗く感じられますし、背景に負けないくらいの明るい画面にしても疲れますので、カーテン等で外光を減らして、画面の背景の明るさを落とせば見やすくなると思います。
5) パネルの画素数と解像度の設定が合っていない
液晶パネルなど固定画素の表示デバイスでは、「解像度の設定」が「パネルの画素数」よりも小さくなった状態で全画面表示させると、文字がボヤけて見えます。
これは、「解像度の設定」が「パネルの画素数」と一致している場合。
これは、「解像度の設定」が「パネルの画素数」と一致していない場合の一例で、SXGA+ (1400x1050) パネルに、XGA (1024x768) を表示させたとき。
なお、「文字がちょっとボヤけても、大きくなった方が見やすい」といった場合もあり、例えば4Kのノートパソコンなどの場合、ネイティブの解像度にすると「文字が小さすぎて見づらい」ということもあります。
この場合は、画面の解像度を下がるか、文字を大きなサイズのものに変更するのが有効かと思います。
6) 周囲の明るさに比べて画面が暗い
屋外でスマホを利用している場合などでは、画面の明るさを最大にしても「まだ明るさが足りない」ということもあります。
この場合は、手をかざして画面に陽が当たらないようにするか、日陰に移動するといった方法しかないと思います。
7) 画面から近い距離で見続けている
トシのせいもあるのでしょうけど、近くにあるもの (眼からおよそ30cm以内) を長時間見続けていると、眼が疲れるように感じます。
画面との距離を広げれば、画面を見ること自体は楽になりますが、今度は小さな文字が見えにくくなります。
そういった場合は、老眼鏡を使うことも有効な方法のひとつかと思います。
管理人は100均で買った「+1.0 」のものか、Amazonで買った「+0.5」のものを使っています。
そうすることで、近距離にピントを合わせるのが楽になり、眼が疲れにくくなるのでは?と思いますが、度数が大きくなる程、遠くのモノがボケて「クラクラ」しますので、可能な限り度数の低いもので、画面が見やすくなるものを選ぶことをオススメします。「¥100」なので、数個買っても交通費のほうが高くつくくらいです。
なお老眼鏡を使うと、遠くがボケますので「屋外での使用は厳禁」で、座って画面を見る場合に限られます。
8) 視力が急激に衰えている
管理人が糖尿病を発症したとき、糖尿病発症時特有の様々な兆候が現れ、そのひとつが視力の急激な衰えでした。
ちょっと前まで普通に読めていたPC画面上の文字がぼやけて見えず、画面との距離を半分くらいに近づけて文字が判読できるようになりました。
当初は糖尿病に起因するものとはわからなかったので、眼鏡屋さんで眼鏡を作ってもらいました。 (このときの裸眼の視力は0.1未満でしたが、700mg/dL程度の血糖値が、少なくとも1ヶ月は続いていたものと考えます)
眼鏡屋さんに行けば、そのときの視力に合った眼鏡を作っては貰えますが、視力が急激に衰えた原因については調べてもらえないんですね。(眼鏡も老眼鏡も「医療機器」ではあるのですが)
「視力の急激な衰え」以外にも糖尿病特有の様々な兆候が現れていて、その後病院に行った時に、ようやく「糖尿病」と判り、その後は糖尿病治療に入ったので、視力は「0.5~0.6」程度にまで回復しました。
さて、一旦は「まとめのページ」を設けましたが、今後も何か見つけたら、「ちょこちょこ」と追加/更新をしていく予定です。