iiyamaから2002年頃に発売された20.8インチのディスプレイ、「AQ5311D BK」です。
フレームが白い「AQ5311D」もあったようです。
発売当時 (2002年) は50万円以上したようですが、管理人は2010年頃に「発売当時の1/10程度」の価格で入手しました。
上の写真では一時的に壁紙を変えていて、壁紙の「青い部分」がFull-HDですが、XGA解像度「1024×768」に対して縦横にそれぞれ2倍あるQXGA
(2048x1536) は、Full-HD (1920×1080) よりも広い作業画面です。
でも最近のPCのアナログ出力については、「1920x1080」あるいは「1920x1200」までしかサポートされていないものが殆どかと思います。
WindowsXPが使われていた頃、IBM-PCなどでは「2048×1536」まで対応したものがあり、三菱製の22インチのダイヤモンドトロン
(ブラウン管) を採用した、IBMブランドの「C220p」が「2048×1536」に対応していました。
Excelでデータ分析する際に広大な画面がほしいと考えていた管理人は、当時「C220p」を使っていましたが、地磁気の影響を受けるブラウン管だと画面を縦にして使うことは出来ません。
(ムリに廻しても色純度がメチャメチャになるだけです。モノクロのブラウン管ディスプレイには画面を回転できるものがありましたけどね。)
液晶の画質は、やはりブラウン管には敵わないと思うものの、「縦に使える」ということから、AQ5311Dの中古品をヤフオクで「お安く」入手し、「C220p」を手放しました。
「2048×1536」の解像度は広大で、これを縦にして使えば、Webを閲覧するときにも、「画面が狭い」と感じることは少なくなりましたね。
また、動画を見るのでれば「16:9」が使い易いですが、縦と横が混在する写真や文書を見るのであれば、「4:3」のほうが使い易いような気がします。
でも今では、ハイビジョンTVと共通した部材が使えそうな「16:9」の画面が多く、「4:3」のディスプレイは見つけ難くなりましたね。
「AQ5311D BK」は、おそらく「IPS」方式と思われ、視野角が広く斜め方向から見たときに大きく色が変わることもありませんし、「ノングレア」ですので、外光の映り込みが少なく見やすく感じます。
ファンの動作音が大きいことが「いまひとつ」で、色の鮮やかさは最近の製品には敵わないものの、もうしばらくは使い続けると思っています。
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昔の話になりますが、1990年代の前半、Windows ver. 2.1 / ver. 2.11 / ver. 3.0が発売されていた頃、パソコンと言えば、NECの「PC-9801シリーズ」が主流で、多くの方は「DOS」上のアプリケーションを使っていて、Windows をインストールしているのは、最先端のモノが好きな「一部のユーザーだけ」だったと思います。
当時の多くのパソコンユーザーは、「640×400」の画面で作業をしていたのですが、Windows上で「640×400を超える解像度」で表示させようとした場合、グラフィックボードだけで¥100,000 程度はしましたし (それでも、XGAの256色表示だったと記憶しています) 、それに対応したディスプレイを買おうとすると、最低でも20万円弱したように思います。(それも長残光の蛍光体を用いた「インターレース・スキャン」方式のブラウン管型モニタでした)
20インチクラスの高級なものでは60万円弱していましたが、これは「パソコンに繋ぐ」というよりは、パソコンとは別格の「ワークステーションに繋ぐ」といった使い方が多かったと思います。
当時、晴海で行われていたイベント (「エレクトロニクス・ショー」or「ビジネス・ショー」) で、サン・マイクロシステムズのワークステーションを見たときには、ものすごく高価/高性能なコンピューターで、ものすごく高解像度な画面 (おそらく、1280×1024 or 1600×1200 といった解像度だったと思います) に思えていましたし、画面も当時のWindowsよりも更に未来的なものに思えました。
その頃に想像もしなかったような高精細な画面を表示できるディスプレイも、今では身近なものになりましたが、管理人が「AQ5311D BK」を安価に入手するまでには、ディスプレイにも「いっぱい」散財してしまいました (笑) 。
「QXGA」を超える解像度の「有機EL」ディスプレイで、「安価に入手できるもの」が出てくるまでは、このディスプレイを使い続けるのかもしれません。
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2021年10月頃から、使っている最中に「電源が落ちる」ことが、時々起きるようになりました。
「スタンバイ状態」ではなく「OFF状態」になるのですが、POWERボタンを押下しても電源は入りません。
しかしながら、一旦AC100Vを遮断して2~3分 (時には数時間) 待ってからPOWERボタンを押下すると起動しますので、しばらく様子を見ているところで、「煙が出るまでは使い倒してやろう」と思っています
(笑) 。
無職の管理人が趣味で使っているだけなので、「モニターのご機嫌が直るまで待つ」のは容易なことです。
なお、パソコンの前から離れるときには、念のため電源を切っています。
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そうやって暫くの間は「だましだまし」使っていましたが、ある日、「電源が落ちたとき」には「ACアダプターの出力端子に電圧が出ていない」ことに気が付きました。
可能性としては、
1) ディスプレイ側に過大な電流が流れたときに、ACアダプター側の保護回路が動作し、DC出力を止めている。
あるいは
2) ACアダプター側が壊れかけていて、時々電圧が出なくなる。
といったことが考えられますが、もしも後者だったら、別のACアダプターを入手できれば直る可能性もあり、さっそくオークションで同じ型番(ADP-100EB) のACアダプターを探し入手しました。
但し、これは「8pin」タイプです。
並べると、これだけ大きさが異なります。
「4pin」のコネクターに付け替えようと考え、探していましたが、見つけることができず.....
そんな中、「4pin」の付いたACアダプターをWeb上で見つけて入手しました (送料別で¥6,410) が、いままで使っていたものと本体の大きさが違います。
新規に入手したものには、「ADP-100EB」という記載が見つかりませんが、どちらも出力が「DC12V / 8.33A」ですので、おそらく使えるでしょう。
出力が同じでも入力電流が少なくなっているのは、変換効率が向上したからですかね?
ピンの出力電圧も同様と言って良いでしょう。
こちらが新規入手品。
これに交換してからは、使っている最中に「電源が落ちる」ということは無くなりました。
やれやれ、これでまた数万円の出費を回避することが出来ましたよ \(^_^)/
「AQ5311D BK」は、2010年頃に「発売当時の1/10程度」の価格で入手してから約12年使っていて、管理人がこれまでに使ってきたディスプレイの中では、最も長く使っているものになります。
パソコン本体だと、中古品を安価に入手し「そこから12年も使う」ってのは、OSのサポート切れもあり難しいですが、ディスプレイだと案外使えるもので、あと8年、トータル20年くらい使えないかな~~
なんて調子の良いことを考えてます (笑) 。
でも8年も経てば、ネタも無くなって滅多に更新されなくなるとか、70歳近くになっているので閉鎖しているかもしれませんけどね.....