これは「SHARP」から発売されていたラジカセのひとつ「QT7-DX」で、2022年7月頃入手したもの。
機種名の「QT」って、「Cutie / かわいい」から来てるみたいで、当時SHARPからは「QT7」の他にも、FMステレオカセットプレーヤーの「QT9」、FM・AM モノラルカセットの「QT11」、FM・AM カセットプレーヤーの「QT19」があったようです。
当時「SHARP」から発売されていた一般的なラジカセは、「GF-xxx」といった機種名だったようです。
1982年頃に発売された「QT7」は「赤」「青」「白」の3色展開、その後1983年頃に発売された「QT7-DX」は「赤」「黄」「白」の3色展開だったようですが、これらも、SANYOから発売されていたラジカセ「MR-U4SF」などの「おしゃれなテレコ / U4シリーズ」の影響は、受けていたんでしょうね?
「QT7」から「QT7-DX」にモデルチェンジしたときの最大の変更点は、これらボタンが「小指でかる~~く押すくらいで、操作出来るようになった」ことかと思います。
アンテナも、「シルバー」から「青」に変わっているようです。
フェザータッチの「RT-SF7」みたいに、電源を活かしておく必要が無いので、「エコ」です。
入手したこの個体は、FMを受信したとき「ステレオ」にならないようなのですが、iPad から外部入力経由で聴くのがメインなので、大きな問題ではないですし、この先モーターの回転が怪しくなっても「へっちゃら」です。
AC100Vを使う場合は、専用の電源コードで100Vに繋ぐわけではなく、ACアダプターを使います。
古いラジカセなどを入手したとき、「専用の電源コードが欠品」という場合もあります。
でも「ACアダプター」を使うタイプなら、「アダプターが欠品」だとしても、代用品を入手するのは「専用の電源コード」を入手するよりは容易かと思います。
(なお、電圧や端子の形状が一致していても、アダプターの容量が不足していると動かない場合もあると思います。)
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これで、色違いな「レトロな可愛いラジカセ」が4つも集まってしまいましたが、「完動品」はひとつもなく.....
「MR-U4SF」は、中でゴムベルトが滑っているのか、テープスピードがちょっと怪しく、早送りはノロノロとしていますが、iPhone / iPad と組み合わせて外部入力から聞く分には問題ありません。
「CFS-10」は、ウーファーのスピーカーのエッジ部分が破れているようで、テープスピードもちょっと遅いような気がしますが、iPhone / iPad と組み合わせ低音をやや持ち上げれば、「まあまあ聴ける音」です。
「RT-SF7」は、フェザータッチが動かず、テープの演奏が出来ませんが、iPhone / iPad と組み合わせて外部入力から聞く分には問題ありません。
そして本機は、FMがステレオになりませんが、iPhone / iPad と組み合わせて外部入力から聞く分には問題ありません。
いずれ、安価に直して貰える業者さんを見つけるか、自分で直してみようか?と思っています。
お次は、「水色」とか「山吹色」、あるいは「ピンク」? 果たして実在するのかなぁ?
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しばらく物色中でしたが、「QT7-DX」の「イエローバージョン」を入手ましたので、またカラーバリエーションが増えました。
アンテナが「イエロー」になっているところが、キュートなのかしらん?
こちらの個体は「FMステレオ」が受信出来ています。
ただし、ボリュームに難があり、音がスムーズに変化しません。
ガリ音がするという現象ではなく、廻す角度に応じた動きをしていない感じです。
ボリューム内部の接点が、角度によって、触れていたりいなかったりしているのかもしれません。
このままでは、iPhone や iPad と組み合わせて聞くのにも支障がありますので、いずれボリュームを交換するか、ボリューム内部の接点をクリーニングするかしたいですが、いつになることやら....。
「水色」と「ピンク」に関しては、こんなアクティブスピーカーを見つけました。
これ以外にも、「白」「黒」「緑」のカラーバリエーションがあるようです。
カセットテープと比べると、この大きさです。
電源を入れると、ダイヤル部分が点灯しますが、これはチューニングダイヤルではなくて、音量調整です。
真ん中のボタンを長押しすることで「on / off」操作が出来、Bluetooth接続時には、左から「前の曲」「PLAY / PAUSE」「次の曲」操作が出来ますが、管理人の持っている「iPhone 4S」や「iPhone5」だと、曲の冒頭が1秒くらい欠けるようです。
真ん中のボタンを「チョンチョン」と2度押しすると、「Bluetooth モード」と「FM モード」に切り替えられるようで、「FM モード」というのが良く判りませんけど、受信周波数をいくつか切り替えられるようですので、ワイヤレスマイクなんかと組み合わせられるのかもしれませんが、あくまで推測です。
そんなに高音質ではないのですが、「iPhone」や「iPad」内蔵のスピーカーよりは「良い音」と感じています。
なお、ピンクの方は充電しないみたいで、また外部入力 (AUX) を使って、iPad と接続したら、その後 iPad が誤作動して音声出力がおかしくなってしまいました (とても小さな音しか出力されず、しかも思いっきり歪んでいます) 。
iPad は1日放置したら直りましたけど (やれやれ.....) 、そのあたりが「CHINA クオリティ」なんでしょうか?
管理人の持っている機器を Bluetooth 接続した場合、各曲の冒頭が1秒くらい欠けるのは判っていますが、外部入力経由で接続するのは、ためらっています。
購入してから1年以内だったので、販売元に問い合わせましたが、
こちらの商品は並行輸入品となりますため、初期不良以外の対応は承っておりません。
この度はご希望に添えず申し訳ございません。
なお、商品ページに記載しております通り
リチウムバッテリーが内蔵されており、リチウムバッテリーには寿命があります。
とのことで、修理対応もしていないようです。
この販売店には、修理する技術はなく、初期不良については「交換で対応」ということですかね?
たまにしか使っていなかったので、「リチウムバッテリーの寿命」とは思えないのですがね.....
「どーせなら」と、駄目元で分解しました。
左から「スピーカー」、「バッテリー」、「LED」に繋がっていて、組み立てのし易さを考えれば、おそらくそれぞれ「右側がプラス」で揃えてあるのではと思われますが、「スピーカー」については、赤い線が「SPK
- 」に繋がっています。
スピーカーについては1本で聴くのなら「逆相」でも問題ありませんが、バッテリーはそうは行きません。
外部電源が繋がっている間は動きますが、これだとバッテリーに充電されないばかりか、過放電でおかしくなってしまうカモですが、販売元としては「リチウムバッテリーの寿命」という見解のようです。
またLEDについては、接続が逆だと点灯しませんので、逆のまま出荷されることはなかったのでしょうね。
さっそく、バッテリーの接続を逆にしてみましたが、充電は出来ませんでしたが、既にバッテリーが過放電で「バカ」になっているのかもしれません。
その後、別のバッテリーを正しいと思われる極性で繋いでからは、ちゃんと充電も出来るようになり、バッテリーでも使えていますが、通販で買ったものは、「到着したら直ぐに動作確認をする」ことが重要かと思いました。
ともかくこれで、2台ともちゃんと使えるようになりました。
(下の写真、実はピンクの方は充電ケーブルが接続されたままなんです)
でもやはり、iPhoneなどと外部端子ケーブルで直接接続するのは「コワイ」ですし、Bluetooth接続だと各曲の冒頭が1秒程度欠けます。
したがって、iPhone の Bluetooth 出力を Bluetoothレシーバーで受け、それを本機の外部入力に有線で繋いで使っています。
そうすれば、先に起きた iPod の誤作動が発生するリスクも低減できますし、各曲の冒頭が1秒程度欠けるといった現象も起きません。
パソコンを操作しながらBGMを鳴らしたいときなどに使っていますが、枕元に置いて「寝落ち専用に使うので、大きな音は必要ない」場合には、乾電池を使わないように改造した「AT-SPP50」の方が使い易いように思います。