HD 600

 ゼンハイザーのヘッドホン、「HD 600」です。
 スペルは「SENNHEISER」ですが、ドイツ語読みする場合、「S」は濁り、「Z」は濁らず、「EI」は「エイ」ではなく、「アイ」と発音するので (「アルプスの少女ハイジ (HEIDI) 」と同じです) 、「ゼン」「ハイ」「ザー」と読むわけです。

 

 

 管理人が、2002年頃に購入したものです。
 このヘッドホン、当時は標準価格「¥69,000 (税別) 」のお高いものでしたので、店頭で試聴もしました。
 2002年版のカタログによれば、本機の周波数特性は「16~30,000Hz」、一方で同じカタログに記載されている、標準価格「¥39,000 (税別) 」の「HD 590 PRESTIGE」の周波数特性は「12~38,000Hz」と記載されています。
 歪率はどちらも「0.1%以下」で、カタログ上の数字だけを比べると、「HD590 PRESTIGE」のほうが優れていることになり、カタログには「シリーズ中、最もハイスペックな周波数レンジを持つ HD 590 PRESTIGE」と記載されています。
 でも、当時管理人が店頭で聴いた限りは「HD 600」のほうが好みの音だったので、カタログ上の数字では負けているのに、お高い「HD 600」を購入しました。

 この「HD 600」ですが、2017年6月に数量限定で再販されたようですね。
 再販を望む声が多かったということなのかもしれませんが、当時「HD 590 PRESTIGE」よりも「HD 600」を選んだのは「間違ってなかった」ということなんですかね.....
 ケーブル長が3mもあり、しかも「OFC」ケーブルなので、もっと短い最新の高性能ケーブルに付け替えて今も愉しんでいる方もいらっしゃるかと思います。

 発売当時はゼンハイザー社のハイエンドだった「HD 600」ですが、今では更に上位の機種「HD 650」(これは「HD600」とよく似た形をしています)、「HD 700」、「HD 800」などがあり、「HD 600」は、2002年当時よりもお安い「¥40,000」台前半で購入できるようです。
 今は「ゼンハイザージャパン株式会社」から発売されていますが、昔はゼンハイザー社の日本法人がなくて、日本総代理店である「ゼネラル通商株式会社」から販売されていました。
 あ、「ゼネラル通商株式会社」って、今は無いみたいです.....

 

 

 もうちょっと前の「ゼンハイザーのマーク」はこんな感じで、上のものとはちょっと異なり、左右に「ヒゲ?」があります。

 

 

 これがもっと昔と思われるもので、初代「HD 414」に刻印されているもの。
 左右の「ヒゲ?」が真っ直ぐでした。

 

 

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 さて、ひとつ不思議なのが、現在公表されている「HD 600」の周波数特性で、「12~40,500Hz」とのこと。
 あれれ~~、「HD 590 PRESTIGE」に勝っちゃってますよ。
 周波数特性というのは、「何dB落ちたところまで、出ていると考えるか?」で変わってくるわけで、性能を向上させたのではなくて、もしや「読み方を変えた」ということなのでは?と推測します。

 周波数特性を比較することって、あまり意味の無いことで、更には「± ×× dB」といった記載のない周波数特性では比較対象にもならないのでは?と管理人は考えていて、試聴が可能であれば「実際に自分で聴いてみる」ということが最も重要かと思います。
 なお、「HD 600」の音よりも「HD 590 PRESTIGE」の音のほうが好み、という方がいても、それはそれで、もちろん「アリ」です。
 でも、その差というのは、カタログに記載されている「再生できる周波数範囲の差」が聴こえているのではなく、振動版やマグネットなどの素材に起因する音の差が聴こえているのではないか?と管理人は思います。

 

 最近の「ハイレゾオーディオ」でも同様で、「周波数特性で勝っているほうが、いい音に感じる」とは限らないと思います。加齢で徐々に高域が聴こえにくくなっている管理人の場合は、特にね.....

 

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 あ、別のページで紹介している「SENNHEISER」の「HD 414」の音、SONYの「MDR-CD900ST」「MDR-1RNC」の音も好きな音です。
 とにかく軽いヘッドホンがいいときは「HD 414」、音質にこだわるときは「HD 600」、周囲に音を漏らせられないときは「MDR-CD900ST」、移動中などで周囲の音をキャンセルしたいときは「MDR-1RNC」といった具合で、聴くときのシチュエーションによって「最適」と思えるヘッドホンを持参して愉しんでいます。

 

 

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