SONYから発売されていた、ラジカセとTVが一体になった「FX-300」という機種で、「JACKAL300 / ジャッカル300」という愛称でした。
AMとFMに加え、VHFとUHFが受信できますが、TVについては「地アナ」の対応ですので、現在運用されている「地デジ」はもちろん受信できません。
「DC IN 12V」は、カーバッテリーから給電する時の端子なのでしょう。
本個体に付いていた電源コードは「DK-33H」の互換品でしたが、付いてるだけでもありがてえ~~
この電源コードだって、オークションでは、たまにしか出品されないんです。
乾電池でも動きます。単一×6本です。
この個体、入手したときには乾電池では動きませんでしたが、乾電池を入れた状態で何度か「くるくる」廻しているうちに動くようになりました。
「ジャッカル」と云ったら、今ではラグビー用語かもしれませんが、管理人にとって「ジャッカル」とはこれのことで、中学生の頃に聞いた言葉。
本機のカタログでは、「ジャッカルの日」という映画が紹介されていた記憶がありますから、そこから取ったのでしょう。
「ジャッカルシリーズ」には、これ以外にも「Mr. JACKAL / FX-402A」という短波も受信できる機種もあったようで、そちらは横長の一般的なコンポーネントオーディオ機器のような形で、前面をやや上に持ち上げて使うような形状でした。
当時、National (現在の Panasonic) からは TransAm (トランザム) 、日立からは見聞録、VictorからはKarakase
など発売されていて、管理人の知る限り、これらは横長の一般的なコンポーネントオーディオ機器のような形。
また SHARP や SANYO の製品は、管理人の知る限りは、一般的なステレオラジカセの左右のスピーカーの間にブラウン管を配置していたので奥行きが長いラジカセになり、これはこれで音を愉しむには正攻法なのですが、やはり「サイコロ」みたいな「FX-300」の外観はユニークでした。
「チューニングスケールが2つある」ところが、飛行機のコックピットを連想させたようです。
とても小さいのですが、メーターも付いています。
録音中は「レベルメーター」、カセット再生中は「バッテリーメーター」、ラジオ受信時は「チューニングメーター」になります。
カセットを操作するボタンの並び具合ですが.....
これらに似ていますよね。
「REC」ボタンを押下するだけで録音が出来る点も共通しています。
ロッドアンテナを出すこの機構は、「スカイセンサー5900」と共通しています。
屋外での使用を配慮してか、カセットを操作するレバーなどをガードする部材が取り付けられていますし、下部にも突起があります。
このあたりは、かつてSONYから発売されていた「スカイセンサー6000 / ICF-6000」とも似ています
ちなみに、本機のスピーカーは正面から見て右側面にあるので、正面から聴いていると「ちょっと籠もって」聴こえますが、TONEをMAXにしていれば十分に聴いていられる音です (笑) 。
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でもやっぱり、画面が映っているところが見たいでしょ?
ということで、白黒のブラウン管に映っているのは、いつもの「水野あおい」ちゃん。
40年以上前の白黒テレビですが、まだちゃんと映りますし、ラジオもカセットも動きます。
「初期性能は出ていない」とは思いますけどね.....
なお本機にビデオ入力はありませんので、RFに変換したものを外部アンテナ端子から入力しています。
こういった機器で、「iPhone」のVideo出力を、UHFの14CHに変換しました。
当時、一般家庭にビデオデッキなんてありませんでしたからね.....
ところで、この「ショルダー・ストラップ」ですが.....
こんな金具に留めていますが、この金具「どっかで見たことがある」気がします。
別ページで紹介した「TC-D5M」と「TCM-5000EV」です。
「ショルダー・ストラップ」は、中のレバーを反時計方向に廻せば外せます。
「ショルダー・ストラップ」を取り付ける金具は「FX-300」の方がやや大きいので、「TC-D5M」とか「TCM-5000EV」に取り付けると、ちょっとガタ付きが発生しますが.....
外れる訳ではないので、使えるっちゃあ、使えます。
そんな中、「FX-300」用の「ショルダー・ストラップ」が単品で出品されているのを見つけ、入手しました。
これで「TC-D5M」や「TCM-5000EV」を、肩から下げられますので、「生録」でも「取材」でも、全然オッケー?