番外編 (CF-6500)

 これは、スカイセンサー・カセット5950 / CF-5950 (以下、「スカイセンサー・カセット」) と近い時期に発売された、初代の「ZILBA'P」(CF-6500) で、最近オークションで安価に入手したもの。

 

 「ロッドアンテナ」や「マイクカバー」は、オリジナルではありませんが、「ロッドアンテナ」については「先端が白い」オリジナルよりも、こちらの方が好みです。
 初代の「ZILBA'P」には、前面右下に「STEREO ZILBA'P」のエンブレムが無いようですが、発売当時は「大ヒットして、シリーズ化する」とは、思っていなかったのでしょうかね?
 「初代 ZILBA'P」本体のどこにも、「ZILBA'P」の文字が見つかりません。

 この機種が登場する前から、「ステレオのラジカセ」は、世の中に「あるにはあった」のですが、売れ筋は「モノラルのラジカセ」で (SONYで言えば「スタジオ1980 (CF-1980) 」など) 、「ステレオラジカせ」は「主流ではなかった」ように記憶しています。

 そこに「L/Rのレベルメーター」が搭載され、当時のカセットデッキで主流になりつつあった「正立透視型」のラジカセが登場したのですから、管理人にとっては大きなインパクトのあったラジカセでした。
 子供心には、「パワーメーターが付いたアンプ」「カセットデッキ」「チューナー」「スピーカー」が一体になった物のように感じました。

 

 それまでのラジカセ上面にあった「ガチャッ」と押し込むボタンが無くなったことで、「アンプ」と「チューナー」が一体になった「レシーバー」にも似た、高級感のあるトップパネルになったように思います。

 

 ハンドルを除いても、横幅は約460mmあり、一般的なオーディオコンポーネントよりも幅広です。

 

 初代の「ZILBA'P」が発売された頃 (1977年) から、ラジカセでも「ステレオ」で愉しむことが浸透し始めたように思っていて、その翌々年には「初代Walkman / TPS-L2」が登場 (1979年) することになります。
 恥ずかしい話ですが、「ZILBA'P」の発売以前の頃、管理人はスピーカーが左右に配置されていれば「ステレオ」と思っていました。
 左右の音が異なるので、音の広がりを感じるのですが、昔はそんなことも知りませんでした。

 

 

 

 

 背面には「外部入力」もありますので、iPadに入れた楽曲も聴けますが、この頃はまだ、「右chは赤、左chは白」というのは、定着していなかったようですね。

 

 

 「おしゃれなテレコ / MR-U4SF」では、ちょっと黄変が進んでいますが、「右chは赤、左chは白」になっていますよ。

 

 

 「古いラジカセ」を入手する場合、「外部入力が付いていて、それが動くかどうか」を確認することは重要で、モーターの回転が怪しくなってきても、外部入力があれば、iPadなどを使って、好きな曲がいつでも聴けます。
 でも「音が好みじゃない」場合は困りますので、入手前に音も視聴できると更に良いのですがね.....

 あ、第一印象が「音が好みじゃない?」と感じても、「TONEコントロール」を使うことで、「好みの音」に近づいていく場合もありますよ。
 「昭和のラジカセの音に、耳が慣れてきただけ」なのかもしれませんが..... 

 

 

 

 本機種が発売された頃の楽曲を「当時っぽく」聴くのであれば、「TONE」設定は「フラット」が良いのかもしれませんが、最近の楽曲を聴くのには、「高域」「低域」とも「ちょっと上げた」ほうが良いような気もします。

 

 

 

 

 「フェリクロームテープ」(Fe-Cr) にも対応していました。
 「メタルテープ」は、まだ登場していないので、「フェリクロームテープ」(Fe-Cr) は、当時の「最高級カセットテープ」でした。

 

 手前にある「MODE」スイッチですが、iPadなどからの外部入力を使う場合「STEREO」以外使わないでしょう。
 でも本機でFMを聴く場合、受信状況が良くないと「STEREO」では「シャー音」が気になり、「MONO」の方が聴きやすいこともありますので、この機能は助かります。
 後の機種では「外部アンテナ端子」がある機種もあったのですが、この機種には付いていませんでした。

 

 

 40年以上前に発売されたラジカセですが、このレベルメーターは、まだ動きます。
 ってゆーか、針が動かなくなっていたら、この個体を落札した意味がありません (笑) 。 

 

 

 上面にある「TUNING / BATTERY メーター」と合わせると、「3メーター構成」です。
 このメーターは、ラジオ受信時は「TUNINGメーター」、「TAPE」再生時は「BATTERYメーター」となります。

 

 

 

 このラジカセで、「LEVELメーター」の動きを見ながら音楽を聴いていると、管理人は愉しくなっちゃって、40年以上前に発売された製品ですが、耳の肥えていない管理人は「これはこれで、今でも十分愉しめる製品」だと思っています。
 「好きな曲」「思い出のある曲」は、ラジカセで聴いていても愉しくなっちゃいますが、「関心の無い曲」を、どんなに高音質で聴いても、管理人は「愉しい」とは感じませんね。

 

 さて、本機の「録音レベル」が「自動調整」の為なのか、メーターの応答精度の問題なのか、メーター部に「VU」とか「dB」といった表記はありません。
 VUメーターと針の動きを比べてみると、人の声には追従出来ていますが、ドラムなどの瞬間的な音に対しては「応答がやや鈍い」ような気がしていて「なんちゃってメーター?」だったのかもしれませんが、音を聴きながら針が触れるのを見ているのは好きです。

 本機の音量設定には連動しておらず、十分なLINE入力があれば針はよく振れますし、AMやFMを受信しているときにも針は振れますので、いつも「そんなに大きな音で聴いていない」管理人には「ぴったり」です。
 でも、よくよく考えてみると「AM放送を聴きながら、音に合わせて触れるメーターを見る」というのは、「ZIPBA'P で聴いたとき」が、初めての経験カモです。(ま、「AM受信時」に、大きくは振れませんけどね)

 後に発売された「DOLBY-NR」も内蔵された「CFS-686 / XYZ (ジーゼット) 」では、録音レベルをマニュアル調整できて、メーターには「VU」と表記されていました。
 但し、「XYZ (ジーゼット) 」で、ラジオや外部入力を聞いているときにもメーターが振れるのかというと、実機を操作したことがないので、判りません (笑) 。

 

 

 

 カセットの操作ボタンの配列に関しては、「スカイセンサー・カセット」の配列と似ています。
 当時は「REC」を押下しながら「PLAY」を押下して録音開始するのが一般的でしたが、本機も「スカイセンサー・カセット」も、「REC」を押下するだけで録音できるメカでした。
 「STOP」と「EJECT」を集約している点も共通です。 

 

 

 

 しかしながら.....

1)「スカイセンサー・カセット」で出来ていた「CUE / REVIEW」(再生状態のままで、早送り/巻き戻しする機能で、「キュルキュルキュル.....」という音を聴きながら、曲間を見つけることが出来ます。) は、「ZILBA'P」では出来ず、これは「ラジカセ」ではなく「カセットデッキ志向」ということなのでしょうか?

2) 「スカイセンサー・カセット」で「AUTO SHUT OFF」が働くのは「PLAY」のみでしたが、「ZILBA'P」では「巻き戻し」「早送り」「PLAY」とも働きます。

3) 「PAUSE」ボタンは「ZILBA'P」の方がちょっと軽く、他のボタンは「ZILBA'P」の方がちょっと重いです。

4) 「EJECT」時には、「スカイセンサー・カセット」は「パタッ」と開きましたが、「ZILBA'P」では、ダンパーが働いて、前方に「ズーッ」と開きます。

5) テープカウンターの位置は似ていますが、リセットボタンの位置が逆です。

 ということは、ボタン配置は似ているものの、メカ部分は「別モノ」なのでしょうね? 

 でも「初代ZILBA'P」の発売は、「スカイセンサー・カセット」の発売より後だったと思いますから、「スカイセンサー・カセット」のメカ部分をベースに「リファインされたもの」なのかもしれません。

 

 

 

 今になって気がついたのですが、カセット部は僅かに上を向いていて、視認性や操作性を向上させていたのですね。

 

 このあたりは、「スカイセンサー・カセット」とも共通しています。

 

 

 

 「古いラジカセ」を入手するときに、もうひとつ確認が必要なのが、「AC100V」との接続方法。
 「ACアダプター」を介して繋ぐ機種もありますが、専用のコードで「AC100V」のまま給電する場合もあり、この機種もそうなのですが.....

 

 このジャック、最近よく見る「メガネ型」とはちょっと違います。

 

 

 管理人が入手した「ZILBA'P」に付いていたプラグは、こういった形状。

 

 

 このケーブルには、どこにも「SONY」のロゴが無いので、「純正品」ではなく、サードパーティ製の「互換品」と思われますが、これでもちゃんと動きます。

 

 

 ちなみに「純正品」は、「DK-33H」という型番のようで、「互換品」を含め「ヤフオク」等で入手することもできます。

 

 

 「SONY」のロゴがありますので、これは「純正品」なのでしょう。

 

 ちなみに、「スカイセンサー・カセット CF-5950」の電源コードも、「DK-33H」のようです。

 

 

 

 でも実は、「平川ヒューテック」さんからの購入品?

 

 

 

 「電源コードなし」で入手した場合、対応する「電源コード」の型番を調べ入手する必要がありますし、見つかるまでは乾電池で動かすことになりますが、本機を乾電池で動かそうとすると、「単一」が8本必要ですよ。

 

 

 

 消費電力が「11W」もあるのですから、乾電池を8本 (1.5V x 8本 = 12V) 使った時には、最大音量あたりでは、1アンペア弱の電流が流れると思われます。 

 

 「Panasonic」さんのWebを見ると、「単一アルカリ電池」で「1アンペア」流せるのは「5.5時間くらい」のようですが、昔は「単一のアルカリ電池」なんて「¥100+税」では買えなかったと記憶しています。

 でも、管理人が普段聴くような音量だと、消費電力は「3W」程度 (11Wの 約4分の1) なので、乾電池を使っていても「20時間程度」は持つのかもしれません。

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 「CF-6500」の後継には、「CF-6500 II 」という機種がありましたが、これは本体色が「ダーク・グレー、あるいは、ダーク・ブラウン?」で、管理人の記憶に残っている「ZILBA'P」の本体色は「ブラック」です。
 (管理人にとっては、初代「ZIPBA'P」のインパクトが大きかったんです。)

 その後継の、側面に「サイドウッド」が付き、スピーカー部にサランネットが付いた「CF-6600」になると、「アンテナにダメージが無く、メンテナンスされた完動品」は、高値すぎて手が出ません。

 その後の「ZILBA'P」のメーターは「LED式」に移行していて、「ZILBA'P」の上位機種の「XYZ (ジーゼット) 」では、「DOLBY-NR」も搭載されていたと思いますが、メーターが上面に配置され、スピーカーが耳の高さになるように配置するとメーターが見えません。

 結局、管理人にとって最もインパクトがあった「ステレオラジカセ」である、「初代の ZILBA'P」を、オークションで入手しました。
 「初代の ZILBA'P」が発売された当時、同じクラスのH君が持っているのを見て「あれ、いいなぁ~~」と思っていたのを、今でも思い出します。

 

 でも、「どの ZILBA'P」も、1970~80年代の楽曲を愉しむのには、「いい感じ」ではないかと思います。
 管理人の場合は、「当時の思い出も含めて」ということなんですが.....

 

 

 

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