これは、スカイセンサー・カセット5950 / CF-5950 (以下、「スカイセンサー・カセット」) と近い時期に発売された、初代の「ZILBA'P」(CF-6500) で、最近オークションで安価に入手したもの。
「ロッドアンテナ」や「マイクカバー」は、オリジナルではありませんが、「ロッドアンテナ」については、こちらの方が好みです。(オリジナルは先端が「アイボリー」だったようです。)
初代の「ZILBA'P」には、前面右下に「STEREO ZILBA'P」のエンブレムが無いようですが、発売当時は「大ヒットして、シリーズ化する」とは、思っていなかったのでしょうかね?
「初代 ZILBA'P」本体のどこにも、「ZILBA'P」の文字が見つかりません。
1976年12月に発行された初代 ZILBA' P (CF-6500) の単品カタログに拠れば、「ZILBA' P」には「Zoo / Intelligence / Learning / Body / Action / Playing」の意味も持たせていたようです。後付けでしょうけどね.....
この機種が登場する前から、「ステレオのラジカセ」は、世の中に「あるにはあった」のですが、売れ筋は「モノラルのラジカセ」で (SONYで言えば「スタジオ1980 (CF-1980) 」など) 、ステレオラジカセは「主流ではなかった」ように記憶しています。
そこに「L/Rのレベルメーター」が搭載され、当時のカセットデッキで主流になりつつあった「正立透視型」のラジカセが登場したのですから、管理人にとっては大きなインパクトのあったラジカセで、子供心には「パワーメーターが付いたアンプ」「カセットデッキ」「チューナー」「スピーカー」が一体になった物のように感じました。
また、それまでのSONYのステレオラジカセ、例えば「stereo 2400 (CF-2400) 」では、「マトリックス・サウンド」と称した「キャビネットよりも大きな広がりと奥行きのあるステレオサウンド」を楽しめることが「ウリ」のひとつでしたが、ZILBA'Pではそういった機能が無くなり、「ストレートなステレオサウンド」が楽しめるようになったようです。
「stereo 2400」のカタログやオークションに出品されている実機の写真を見る限りは「STEREO/ MONOの切り替えしかなく、「マトリックス・サウンド」の「on/off」スイッチは無く、ストレートなステレオサウンドは聴けなかったようで、これも「ZILBA'P」が大ヒットした理由のひとつなのかもしれません。
管理人も、ボーカルがちゃんと左右のスピーカーの真ん中から聞こえる「ストレートな音」の方が好きで、「エフェクトを掛けた音」だと、ボーカルが真ん中に来ないで、その周辺に拡がっちゃうんですよ。
Windows95 がリリースされた頃、BOSEから発売されていたアンプ内蔵のPC用スピーカー (「media mate」 だったっけ?)
でも、そんな傾向が感じられて、手放してしまい、その後は SONY の アンプ内蔵スピーカー「SA-PC5」に入れ替え、こちらは「加工をしていないストレートな音」だったように記憶しています。
今考えると、「スタジオ1980」は「マイクとLINE」のミキシングが出来、「自ら演奏する」ことを想定した製品であった一方、「ZILBA'P」にミキシング機能は無く「ステレオで聴く」機器であり、ここで「想定する用途」が大きく変わったのだと思います。
管理人が持っている「スタジオ1980 II」や「スタジオ1990」の単品カタログの表紙には、別売のワイヤレスマイクも一緒に映っていますが、「初代ZILBA'P」の単品カタログの表紙に外付けのマイクは映っていません。
また「スタジオ1980 II」や「スタジオ1990」よりも、もっと「自らが演奏する」ことを想定した「リズムカプセル9000 / CF-9000」という機種があり、「スタジオ1990」よりも更に高価格でした。
この機種は、リズムセクション、ギターアンプ、4ウェイのミキサーを内蔵していて、永ちゃんがCMに出ていたような記憶があります。
「スタジオ1980」のウーファーは16cm、その後発売された「スタジオ1990」のウーファーは20cm。
「スタジオ1990」の当時のTV-CMでは、「オーディオから持ってきました」とアピールされていたような記憶があります。
あの「NS-10M」のウーファーが18cmですから、口径だけで言えば「20cmウーファー」というのは、確かに「コンポーネント・オーディオ」に使われるスピーカーのスペックですね。
その先「更に大きくなるのか?」と思いきや、初代「ZILBA'P」では「16cmウーファー x 2」となり、このラジカセ以降、高音質で再生するには「モノラルで巨大化」から「まずは、ステレオで再生すること」に、舵を切ったように思います。
「ZIPBA'P」の後には「レコード盤も演奏できる、ステレオで巨大なラジカセ」が発売された一方で、「MR-U4SF」や「RT-SF7」みたいに、女のコにも似合う小型の「ステレオラジカセ」もいくつも発売されました。
「ZILBA'P」では、それまでのラジカセ上面にあった「ガチャッ」と押し込むボタンが無くなったことで、「アンプ」と「チューナー」が一体になった「レシーバー」にも似た、高級感のあるトップパネルになったように思います。
ハンドルを除いても、横幅は約460mmあり、一般的なオーディオコンポーネントよりも幅広です。
初代の「ZILBA'P」が発売された頃 (1976年) から、ラジカセでも「ステレオ」で愉しむことが浸透し始めたように思っていて、その翌々年には「初代Walkman
/ TPS-L2」が登場 (1979年) することになります。
恥ずかしい話ですが、「ZILBA'P」の発売以前の頃、管理人はスピーカーが左右に配置されていれば「ステレオ」と思っていました。
左右の音が微妙に異なるで、音の広がりを感じるのですが、昔はそんなことも知りませんでした。
背面には「外部入力」もありますので、iPadに入れた楽曲も聴けますが、この頃はまだ、「右chは赤、左chは白」というのは、定着していなかったようですね。
「おしゃれなテレコ / MR-U4SF」では、ちょっと黄変が進んでいますが、「右chは赤、左chは白」になっていますよ。
「古いラジカセ」を入手する場合、「外部入力が付いていて、それが動くかどうか」を確認することは重要で、モーターの回転が怪しくなってきても、外部入力があれば、iPadなどを使って、好きな曲がいつでも聴けます。
でも「音が好みじゃない」場合は困りますので、入手前に音も試聴できると更に良いのですがね.....
あ、第一印象が「音が好みじゃない?」と感じても、「TONEコントロール」を使うことで、「好みの音」に近づいていく場合もありますよ。
「昭和のラジカセの音に、耳が慣れてきただけ」なのかもしれませんが.....
本機種が発売された頃の楽曲を「当時っぽく」聴くのであれば、「TONE」設定は「フラット」が良いのかもしれませんが、最近の楽曲を聴くのには、「高域」「低域」とも「ちょっと上げた」ほうが良いような気もします。
「ZILBA'P」は、「フェリクローム」(Fe-Cr) のカセットテープにも対応していました。
「メタルテープ」は、まだ登場していないので、「フェリクローム」(Fe-Cr) のカセットテープは、当時の「最高級カセット」でした。
手前にある「MODE」スイッチですが、iPadなどからの外部入力を使う場合「STEREO」以外使わないでしょう。
でも本機でFMを聴く場合、受信状況が良くないと「STEREO」では「シャー音」が気になり、「MONO」の方が聴きやすいこともありますので、この機能は助かります。
後の機種では「外部アンテナ端子」がある機種もあったのですが、この機種には付いていませんでした。
40年以上前に発売されたラジカセですが、このレベルメーターは、まだ動きます。
ってゆーか、針が動かなくなっていたら、この個体を落札した意味がありません (笑) 。
「CASSETTE-CORDER」というのは「SONY」の登録商標なのでしょうか?「スカイセンサー・カセット 5950」やカセットデッキの「TC-3250SD」にも表示されています。
上面にある「TUNING / BATTERY メーター」と合わせると、「3メーター構成」です。
上面のメーターは、ラジオ受信時は「TUNINGメーター」、「TAPE」再生時は「BATTERYメーター」となります。
このラジカセに「iPad」を繋いで、「LEVELメーター」の動きを見ながら音楽を聴いていると、管理人は愉しくなっちゃって、40年以上前に発売された製品ですが、耳の肥えていない管理人は「これはこれで、今でも十分愉しめる製品」だと思っています。
座ったまま一歩も動かず、「iPad」上で指先を「ちょこっと」動かすだけで、「好きな曲が、次から次へと流れてくる」なんてのは、「レコード盤」や「CD」では出来ません。
「ZILBA'P」を入手してからは、これで「お気に入りの曲」を聴きながら、このホームページをUpdateしている時間が長いんです。
でもそれは「ストレージの大容量化」が進んだためであって、管理人が始めて触れたパソコン「PC-9801 RA51」のハードディスクの容量は僅かに40MBで、これではCD1枚分の「圧縮データ」も入りません。
なお「とっておきの曲を、ちゃんと聴きたい」時は、レコード盤とかCDとかを「HMA-8500 + NS-1000M」で聴きますよ。
「好きな曲の愉しみ方」って、「色々な方法があって良い」と、管理人は思うんです。
「好きな曲」「思い出のある曲」は、ラジカセで聴いていても愉しくなっちゃいますが、「関心の無い曲」を、どんなに高音質で聴いても、管理人は「愉しい」とは感じませんね。
さて、本機の「録音レベル」が「自動調整」の為なのか、メーターの応答精度の問題なのか、メーター部に「VU」とか「dB」といった表記はありません。
本機の針の動きをVUメーターと比べてみると、人の声には追従出来ていますが、ドラムなどの瞬間的な音に対しては「応答がやや鈍い」ような気がしていて「なんちゃってメーター?」だったのかもしれません。
でも、音を聴きながら針が触れるのを見ているのは好きで、ラジカセのレベルメーターは「上面」ではなく「前面」に付いている方がいいですね。
本機の音量設定には連動しておらず、十分なLINE入力があれば針はよく振れますし、AMやFMを受信しているときにも針は振れますので、いつも「ご近所に迷惑にならないような音量」で聴いている管理人には「ぴったり」です。
でも、よくよく考えてみると「AM放送を聴きながら、音に合わせて触れるメーターを見る」というのは、ヤフオクで最近手に入れた「ZIPBA'P」
で聴いたときが、初めての経験カモです。(ま、「AM受信時」に、大きくは振れませんけどね)
後に発売された「DOLBY-NR」も内蔵された「CFS-686 / XYZ (ジーゼット) 」では、録音レベルをマニュアル調整できて、メーターには「VU」と表記されていました。
但し、「XYZ (ジーゼット) 」で、ラジオや外部入力を聞いているときにもメーターが振れるのかというと、実機を操作したことがないので、判りません
(笑) 。
カセットの操作ボタンの配列に関しては、「スカイセンサー・カセット」の配列と似ています。
当時は「RECORD」を押下しながら「PLAY」を押下して録音開始するのが一般的でしたが、本機も「スカイセンサー・カセット」も、「RECORD」を押下するだけで録音できるメカでした。
「STOP」と「EJECT」を集約している点も共通です。
しかしながら.....
1) 「スカイセンサー・カセット」で出来ていた「CUE / REVIEW」(再生状態のままで、早送り/巻き戻しする機能で、「キュルキュルキュル.....」という音を聴きながら、曲間を見つけることが出来ます。)
は、「ZILBA'P」では出来ず、これは「ラジカセ」ではなく「カセットデッキ志向」ということなのでしょうか?
2) 「スカイセンサー・カセット」で「AUTO SHUT OFF」が働くのは「PLAY」のみでしたが、「ZILBA'P」では「巻き戻し」「早送り」「PLAY」とも働きます。
3) 「PAUSE」ボタンは「ZILBA'P」の方がちょっと軽く、他のボタンは「ZILBA'P」の方がちょっと重いです。
4) 「EJECT」時には、「スカイセンサー・カセット」は「パタッ」と開きましたが、「ZILBA'P」では、ダンパーが働いて、前方に「ズーッ」と開きます。
5) テープカウンターの位置は似ていますが、リセットボタンの位置が逆です。
ということは、ボタン配置は似ているものの、メカ部分は「別モノ」なのでしょうね?
でも「初代ZILBA'P」の発売は、「スカイセンサー・カセット」の発売より後で、ここまで似ているのですから、「スカイセンサー・カセット」のメカ部分をベースに「リファインされたもの」なのかもしれません。
主要なボタンが5つに集約され、「録音ボタンが、左端で赤」「STOP/EJECTボタンが、右端で青」「中央がPLAY」「その左右に巻き戻しと早送り」という配置は、「一列に並んだ操作ボタン」の中では「直感的に操作し易い配置のひとつ」かと思います。
でも、同じSONYの製品でも、「カセットデッキ」と「ラジカセ」では別の配置になっていたようです。
「カセットデッキ」という括りの中では、共通化されていたようですけど.....
「それしか使っていない」のであれば、どんな配置であっても「慣れているので、迷わない」と思うのですが、「ZILBA'P」を使ったあとで、こういった機器を操作しようとすると、つい「ガン見」しちゃいます。
開発する部門が「カセットデッキ」と「ラジカセ」では全く別だったのかもしれません。
これは「TC-D5M」。
これは「TC-3250SD」
これは「TC-K555」
これは「TC-K8B」
でも、オープンリールデッキの「TC-R7-2」では、これはこれで、ちょっと違っていました。
これは「TASCAM」ブランドのカセットデッキ「122MK II」。
これは「YAMAHA」のカセットデッキ「TC-1000」。
これは「SANYO」のラジカセですが、「ザ・カセットテープ・ミュージック」みたいに、後方から「カセット・ガール」が「ガチャッ」と押し込むのには、上面にボタンがあるのが最適ですかね?
改めて見ると、この配置って、「迷いにくい、使い易い」って思いませんか?
管理人は、「すっかり」馴染んでいます。
この配置は「ラジオ/テレビ/カセット」を一体化した、SONYの「初代ジャッカル / FX-300」とも共通しています。
一方、モーターやプランジャーを使用した「フェザータッチ」であれば、電気的な「on/off」スイッチになるので、ボタンを自由に配置でき、上から下に「2段」あるいは「3段」に配列されたものもありました。
これは「TEAC」の「C-3」。
これは「YAMAHA」の「K-1a」ですが、「2段」「3段」になった中では、これが一番「直感的に使い易い」ような.....
「SONY」でも、「1980年代後半」に発売されたカセットデッキからは、ボタンが「2段」に配置されるようになりました。
これは最近 (2022年3月) 入手した、SONYの業務用カセットデッキ「SRP-CT1」の操作ボタン。
今になって気がついたのですが、カセット部は僅かに上を向いていて、視認性や操作性を向上させていたのですね。
このあたりは、「スカイセンサー・カセット」とも共通しています。
「古いラジカセ」を入手するときに、もうひとつ確認が必要なのが、「AC100V」との接続方法。
「ACアダプター」を介して繋ぐ機種もありますが、専用のコードで「AC100V」のまま給電する場合もあり、この機種もそうなのですが.....
このジャック、最近よく見る「メガネ型」とはちょっと違います。
管理人が入手した「ZILBA'P」に付いていたプラグは、こういった形状。
このケーブルには、どこにも「SONY」のロゴが無いので、「純正品」ではなく、サードパーティ製の「互換品」と思われますが、これでもちゃんと動きます。
ちなみに「純正品」は、「DK-33H」という型番のようで、「互換品」を含め「ヤフオク」等で入手することもできます。
「SONY」のロゴがありますので、おそらくこれは、「純正品」なのでしょう。
ちなみに、「スカイセンサー・カセット CF-5950」の電源コードも、「DK-33H」のようです。
でも実は、「平河ヒューテック」さんからの購入品だったりして?
「電源コードなし」で入手した場合、対応する「電源コード」の型番を調べ入手する必要がありますし、見つかるまでは乾電池で動かすことになりますが、本機を乾電池で動かそうとすると「単一」が8本必要ですよ。
消費電力が「11W」もあるのですから、乾電池を8本 (1.5V x 8本 = 12V) 使った時には、最大音量あたりでは、1アンペア弱の電流が流れると思われます。
「Panasonic」さんのWebを見ると、「単一アルカリ電池」で「1アンペア」流せるのは「5.5時間くらい」のようですが、昔は「単一のアルカリ電池」なんて「¥100+税」では買えなかったと記憶しています。
でも、管理人が普段聴くような音量だと、消費電力は「3W」程度 (11Wの 約4分の1) なので、乾電池を使っていても「20時間程度」は持つのかもしれません。
最近 (2021年12月)、「DK-33H」の新品を入手しました。
しかも、「2つも!」です。
証明写真を撮りに向かった写真屋さんで偶然見つけたもので、かつては標準価格が「¥400」のものが「¥360」で売られていました。
お店の方には「これは、1970年代のSONYのラジカセに使われていた電源コードで、今では入手が難しいんですよ」と説明したのですが、2本で「¥600」で売ってもらえました。 (オークションだと、1本で¥2,000くらいするんですよね..... もちろん中古の「箱ナシ」です。)
購入後、管理人がうっかり踏んづけてしまい、一方はケースが割れてしまっているのですが.....
同様のケースに入った別のケーブルを入手し、このケースと入れ替えることで.....
当時、オーディオケーブル等には「ORANGE BOYS」という愛称が付けられていました。
管理人が持っているカタログを見る限りでは、少なくとも1982年10月から1994年2月の間は「ORANGE BOYS」という愛称が付けられていました。
さて、これで「バッチリ!!」で、ケースを入れ替えた左側は、ちょっと若返りました。
もちろん、2本とも動作します。
ところで、右上部にあるシンボルマークですが、「CF-6500」が発売された頃には、まだ使われていなかったと思います。
このシンボルマークの下に「It's a Sony」と記載されていることもありました。
電源コード上の表示から、おそらく1990年頃に作られたものかと思われ、この頃なら上のロゴも使われていたと思いますが、これも「平河ヒューテック」さんからの購入品かと思われます。
管理人が持っているカタログを見る限り、「DK-33H」は、1999年10月の「AV接続コード/AVアクセサリー 総合カタログ」にまで掲載されており、「CF-6500」が発売されていた頃から20年以上販売されていたようです。
管理人にとって、この頃の20年って「とても長い」のですが、21世紀になってからの20年なんて「あっちゅうま」で、「2000年問題なんて、ちょっと前のこと」のように感じます。
「動作確認」をするために1回接続しただけなので、端子は「ピッカピカ」です。
これで、管理人が生きている間は「CF-5950 / CF-6500」の電源コードについては安泰でしょうか?
更に最近 (2022年4月) 、「DK-33D」という電源コードを入手しました。
「DK-33H」の後継かと思われますが、「DK-33H」が日本製だったのに対して、「DK-33D」は中国製。
両者を並べてみると、「DK-33H」(奥) が濃いグレーだったのに対して、「DK-33D」(手前) は、真っ黒です。
「DK-33D」も、平河ヒューテックさんからの購入品でしょうか?
「2005年製」かと思われます。
刻印されている「OEM供給元の品番?」は異なっていて、「DK-33H」のほうは「VM1161B」。
「DK-33D」のほうは「VM1704」。
「DK-33H」は日本で生産していたのに対して、「DK-33D」では人件費の安い中国での生産に切り替えたものと思われますが、それだけではなくて.....
下の写真で、手前の「DK-33D」の刃は、刃の根っこの部分が樹脂で覆われていて、耐トラッキング性能を改善 (プラグがコンセントに長期間挿しっぱなしになっている間に、プラグとコンセントの隙間にホコリが溜まって、そこが吸湿しても、両極間での放電が起き難い) したものに変わっていて、ここが一番の変更点かと思います。
ですから、単なる「生産地変更」ではなく、「DK-33H」の後継品として新規に開発された電源コードのようです。
Web上の情報に拠れば、「DK-33D」というのは、2000年6月から販売され、2014年6月30日までは、SONYのWebサイトにも掲載されていたようですので、その頃まで販売されていたのかと思われます。
「DK-33H」と合わせると、40年近く販売されていたことになりますかね。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
さて、「CF-6500」の後継には、「CF-6500 II 」という機種がありましたが、これは本体色が「ダーク・グレー、あるいは、ダーク・ブラウン?」で、管理人の記憶に残っている「ZILBA'P」の本体色は「ブラック」です。
(管理人にとっては、初代「ZIPBA'P」のインパクトが大きかったんです。)
その次の、側面に「サイドウッド」が付き、スピーカー部にサランネットが付いた「CF-6600」になると、「アンテナにダメージが無く、メンテナンスされた完動品」は、高値すぎて手が出ません。
その後の「ZILBA'P」のメーターは「LED式」に移行したものもあり、「ZILBA'P」の上位機種の「XYZ (ジーゼット) 」では、「DOLBY-NR」も搭載されていたと思いますが、針式のメーターが上面に配置されていて、スピーカーが耳の高さになるように配置するとメーターが見えません。
結局、管理人にとって最もインパクトがあった「ステレオラジカセ」である、「初代の ZILBA'P」を、オークションで「¥20,000台前半」で入手しました。
発売当時 (1977年) の価格は ¥57,800 でしたが、40年以上前の ¥57,800 ですから、今なら ¥100,000 以上するような感覚なのかと思いますが、今
¥100,000 払えば、大きなTVとか、そこそこの「ミニコン」が買えちゃいますよね?
「初代の ZILBA'P」が発売された当時、同じクラスのHa君が持っているのを見て「あれ、いいなぁ~~」と思っていたのを、今でも思い出します。
でも、「どの ZILBA'P」も、1970~80年代の楽曲を愉しむのには、「いい感じ」ではないかと思います。
管理人の場合は、「当時の思い出も含めて」ということなんですが.....