PT-R7

 PIONEERから発売されていた、リボン型ツイーター「PT-R7」で、「100,000Hz」まで再生できるようです。
 単体で発売されていましたが、これを搭載したスピーカーシステムもあったようです。

 

 

 

 「NS-1000M」の音に、スーパーツイーターとして「20,000Hz」以上の音を追加しようとして、中古でお安く入手したものです。

 

 

 

 でも「PT-R7」の振動版の手前には、何もガードが無いように見えます。

 

 「NS-1000M」の場合はしっかりガードされていますので、小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して使えますが、「PT-R7」はそうはいかないですね。
 昔、会社で主に音声回路の設計をされていたエンジニアのN氏が「子供が出来ると、高価なオーディオ機器は置けない」と言っていたのを思い出しました。

 

 

 

 管理人の使っているアンプの場合、2組のスピーカーを個別に「on/off」できるので、「PT-R7」を「鳴らしたり、鳴らさなくする」するのは容易です。

 

 

 

 「PT-R7」に中低音まで含んだ音を入れてしまうと壊れてしまいますので、1μFの無極性コンデンサを直列に繋ぐことで、「PT-R7」には「超高域だけが印加される」ようにしています。

 

 「50V」の耐圧があるので、50V x 50V / 8Ω ≒ 600W までは大丈夫?
 いやいやいや、これは「両端子のピーク電圧」でしょうから、「ゼロ - ピーク」なら、ピーク値で25V、実効値なら、その「1 / √2」の17.68V、つまり 17.68V x 17.68V / 8Ω = 39W ってことなのカモ?
 なお、管理人の場合、10W以上で聴くことは殆ど無いと思われるので、大丈夫です。

 

 

 

 「PT-R7」のインピーダンスは「8Ω」なので、こんな特性になった音声信号が加わるのでしょうか?

 

 「20,000Hz」で「3dB ダウン」していて、5,000Hzあたりから下は「6dB/oct」で下降する特性ですが、コンデンサー1個のフィルターですので「20,000Hz以下をスパッと遮断する」なんて特性には出来ませんね。

 この方法で「PT-R7」を追加した場合、10,000Hz付近の可聴帯域の音もやや大きくなるのは避けられませんので、「PT-R7」をon/offしたときの音の変化は「20,000Hz以上が加わったことによる音の変化」ではなく、「10,000~20,000Hzがやや大きくなったことによる音の変化」を感じているのかもしれません。
 でも20,000kHz以下が全く出ないようなフィルターを使ったら、「PT-R7」が「ちゃんと動いているのか、壊れているのか」管理人には判らなくなってしまいます。

 

 

 直列に繋ぐコンデンサの容量を変えると、フィルタの特性はこのように変化しますが、「ツイーター」ではなく「スーパーツイーター」として使う場合、「6dB/oct」の特性であれば「1μF」が最適のように思えます。

 

 ちなみに、計算式はこんな感じでしょうかね?.....  R / √{ (R^2 + 1 / (2 x 3.14 x f x C)^2 }
 でも「PT-R7」は純抵抗ではなく、L/C成分もあると思いますので、厳密にはこの特性にはならないと思います。
 中低域を加えないようにするために、直列に挿入するコンデンサをどのくらいにしたらいいか決めるための「目安」です。

 

 

 「PT-R7」の「取扱説明書」には、12dB/octで減衰できるような「L」と「C」で構成された回路も掲載されていますので、時間のあるときにパーツを探してきて試してみようかと思っています。

 

 ウーファー、ミッドレンジと併用しながら、5,000 ~ 9,000Hzあたりから下が12dB/octで下降するハイパスフィルターを使って、ツイーターとして使うのが、「PT-R7」の本来の使用方法のようで、「スーパーツイーター」として発売されたものではありません。

 

 

 大型のマグネットを使用している「PT-R7」は、1つで2.8kgもあり、見た目の印象よりはずっと重く、「鉄の塊」みたいです。

 

 

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 「CD-4」のページで紹介したように、CD-4対応のレコードをシバタ針でトレースし、デモジュレーターを通さずに再生すると、30kHzのキャリアが出ていて、「NS-1000M」単独では出ない音も、「PT-R7」を併用すると出すことができます。(「出ている」といっても「聴こえる」という訳ではありません。)

 

 これは「NS-1000M」だけを鳴らしたとき。 

 

 これは、「PT-R7」も同時に鳴らしたとき。

 

 もちろん30kHzの音に対応したマイクロホンが必要ですし、大きな音で再生すると、30kHzの連続波がスピーカーにダメージを与えますよ。

 

 

 管理人が「ハイレゾオーディオ」について、いろいろと試していた頃は、「NS-1000M」と「PT-R7」を併用して鳴らしていましたが、最近「PT-R7」は殆ど使わなくなってしまいました (笑) 。
 管理人の好きな曲は「ハイレゾでないもの」ばっかりなのでね.....

 

 

 

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