PT-55

 SONYのプログラムタイマー、PT-55です。

 

 FM放送を留守録音するために、所定の時間にカセットデッキへのAC100Vをon/offさせるもので、裏側に「AC Outlet」があります。留守録音に対応したデッキで「タイマーコントロール オン」に設定しておくと、電源がONになると録音が始まります。また左側にある切り替えスイッチで、タイマーの設定状態に関係なく、AC Outletを「常時オン」「常時オフ」にしておくことが出来ます。

 この頃、Technics / National が、「アンプ/チューナ/スピーカ/プレーヤ/デッキ」に続く「6番目のコンポ」といったキャッチフレーズで宣伝していて、自宅にいない時間にFM番組を録るのには、こういったタイマーは必須アイテムでした。
 当時はまだ「レンタルショップ」のない時代で、2週間先までの番組表 (番組ごとに、演奏される曲、演奏時間が掲載されていました) が収録されたFM雑誌を買ってきて、「FM放送を録音する」ということを多くの人が行っていました。

 「レンタルレコード」や、その後の「レンタルCD」の登場後は、「FM番組をカセットテープに録音する」ということが次第に行われなくなり、ビデオデッキやハードディスクレコーダーなどの録画機器では、製品の中に時計が内蔵されていることから「オーディオ用のタイマー」という製品カテゴリー自体がなくなってしまいましたね。

 

 本機は特に個性的な外観を持った製品ではないのですが、「昔はこんな機器もあったんですよ」という意味で、ここで紹介ししています。
 こういった機器が発売される前には、時計のような円形の文字盤の外側にピンを差して15分刻みで何回かのon/offが出来るものもありましたが、やはり1分刻みで設定出来るのはありがたく、このタイマーを10秒程度進んだ状態で合わせておけば、精度良くFM番組が録画出来ました。

 

 写真のPT-55は学校に通っていた頃に買ったものですが、上級機には10キーが付いていたり、24時間の間に数回のon/offができるものもありましたが、PT-55はローエンド機で、「10キーなし、on/offは1回」、値段は¥10,000弱だったと思います。
 カセットテープならオートリバース機を持っていても120minか150minあたりがmaxでしょうから、何度もon/off出来ても意味なかったんですよね。(当時家にあったK-1aだと、60minがmax。まだ150minテープはなかったように思います)

 貯めていた小遣いで購入、購入から30年以上経った今も、順調に動いています。

 「ソニーのタイマー」ですが、俗に云う「ソニー・タイマー」は入っていないようです。

 

 

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