YAMAHAのカセットデッキ「K-6」で、「メタルテープ対応機の第一世代」として「K-1a」や「K-3」と同時期に発売されており、2023年12月にオークションで入手したものですが、POWERランプをLED化するとか、レベルメーターのバックライトをLED化しています。
カセットテープをこの様に取り付ける方式は、YAMAHAにおいては「ダイレクトロ-ディングシステム」と呼ばれていて、1970年代後半に、PIONEER や SUNSUI からも発売されていたように記憶していますが、定着しなかったようですね。
「K-1a」が「Pure & Plasma Process head / GF-12」であったのに対し、「K-3」「K-6」は同一の「Pure Sendust Head / GF-13」。
元々のPOWERランプはこんな感じで、下がLED化する前の「K-6」です。
レベルメーターはこれに近い色でした。
管理人が本機を入手したのは、カセットテープを再生したかったのではなく、「-40dB~+5dB」振れるメーターを使いたかったからです。
ドルビーレベルが「ー5dB」になっているのは、YAMAHAのカセットデッキ「TC-1000」と共通ですが.....
全てのカセットデッキで共通という訳ではなく、これはTEACの「C-3」。
これはSONYの「TC-K8B」
本個体はカセットテープを再生できる状態ではなかったのですが、電源を入れると「ブーン」というモーター音がするので、このコネクターを外すことでモーターへの給電を切り離したので「静か」になりました。
もはや「カセットデッキ」ではなく、「メーターユニット」ですね。
カタログに拠れば「SN比 60dB」とのことですが、これは「LINE OUT」上の電気的な特性であって、機器から音として周囲に放射されるモーター音については含まれないのでしょうかね?
実使用状態で、このモーター音は「無視できないレベル」なのですが.....
空けておいた「A-5」の「TAPE 2」の「REC OUT」を、本機の「LINE IN」に接続して.....
「REC」を押せば、入力信号に従って、メーターが振れます。
「フルビット」の信号を受けたときに「ー3dB」くらい振れるようにしておくと.....
通常の音楽再生では、メーターが最も元気良く「ピンピン」振れるみたいで、更に上げると高い方に張り付いたような感じになってしまいます。真ん中あたりから左右に行ったり来たりしている感じが好きなんですよ。
「LH / CrO2」←→「METAL」は切り替える必要がありますが、「LH / CrO2」を押下しておけば「LH / CrO2」間は自動切換えです。
この頃の「ノイズリダクション」は、「DOLBY-B」が主流で、「DOLBY-C」とか「dbx」とかが多くのメーカーに採用されるのは、もうちょっと先です。
初期のメタルテープには「メタルテープ検出孔」がありませんでしたので、そういったテープを使うためには手動切り替えが必須です。
カセットテープを背面から照らすランプが切れていて、いずれLED化したいのですが、ここのランプ交換はメーターのランプ交換よりも多くの部品を外す必要がありそうで、いつになることやら.....
プリメインアンプの「A-5」と積み重ねると、なんか「セパレートアンプ」っぽくないですか?
それに40年以上前に発売された製品には思えないような?
両方合わせて約¥25,000 (送料別) で入手したのですが、iPad再生専用ならこれで十分で、YAMAHAの現行品で、メーターの付いたアンプとなると、「A-S1200」で¥286,000
(税込) しますよ (笑) 。
音量に関係なく、LINEレベルでメーターが振れますので、いつもご近所に迷惑を掛けないような小音量で聴いている管理人にはピッタリです。
ちなみにカセットデッキが「K-5」だと、型番も「A-5」とお揃いですが、「K-5」は操作ボタンがメカニカルなピアノタッチでメーターも「-20dB
~ +5dB までの VUメーター」でしたので、ここは「K-6」を入手したんです。
型番はひとつ異なりますが、ツマミや押しボタンの形状が共通なので「お揃い感」はあると思います。
あとは、「K-6」の操作ボタンが黄変しているのを、「シルバーのスプレー」とかで直さないとですが、これも果たしていつになることやら.....