前述した 「4KTVが暗い??? (1) 」「4KTVが暗い??? (2) 」「4KTVが暗い??? (3) 」では、4Kチューナーが内蔵されている「最近発売された機器」を想定していて、モニター部分は「HDR対応」しているので、SDRで「100cd/m^2」を想定した部分である「100%振幅」と、HDRで「100cd/m^2」を想定した部分である「50%振幅」とを同じ明るさ」で映すことで、「4KTVが暗い?」といった問題は解決するように管理人は思っています。
でも「4K対応TV」が登場したばかりの頃の製品は、「4Kチューナー」が入っていませんし、「HDR対応」していないものもあると思われます。
このページでは、「4Kチューナー」が内蔵されていない「4K対応TV」に、「4Kチューナー」を後付けする場合のことを考えてみます。
あ、これも、Webからダウンロードした、各社4Kチューナーの取扱説明書を見比べながらの「管理人の妄想」であって、実機で確認しているわけではありません。
1) まずは、Panasonicの4Kチューナー「TU-BUHD100」の「取扱説明書」をダウンロードして、内容を確認しましたが、チューナー側に「接続するTVが
HDR対応している / していない」の設定は「ない」みたいです。
ということは、チューナー側で「繋がれたTVがHDR対応かどうか」を判断しているのでしょうか?
2) 次に、SONYの4Kチューナー「DST-SHV1」の「取扱説明書」上では、各種の「SONY製4Kテレビ」と接続する場合について説明があります。
これを見ると、初期の「4K対応テレビ」では「HDR (HLG方式) 」や「BT.2020」には「非対応」であることが読み取れます。
その後の機種では、「ソフトウェアアップデート」すれば、「HDR (HLG方式) 」「BT.2020」にも対応出来るようで、最近の機種なら「ソフトウェアアップデート」は不要のようです。
取説では、TV側で「HDR」に対応したモードにする必要性については述べられていますが、チューナー側に「接続するTVが HDR対応している /
していない」の設定は「ない」みたいです。
3) SHARPの4Kチューナー「4S-C00AS1」でも、TV側で「HDR」に対応したモードにする必要性が述べられていますが、チューナー側に「接続するTVが HDR対応している / していない」の設定は「ない」みたいです。
4) 一方で、東芝の4Kチューナー「TT-4K100」の場合、取説に拠れば「ハイダイナミックレンジ出力」の「オート」と「オフ」の切替があり、「オート」では、ハイダイナミックレンジ対応するテレビかを自動判別するようで、チューナー側に「接続するTVが HDR対応している / していない」の設定が「ある」ことになります。
これらを見ると、多くの4Kチューナーでは「接続するTVが HDR対応している / していない」を自動判別しているように思われます。
おそらく、HDMIケーブルを通じて、チューナー側がTVに対してHDR対応かどうかを確認しているのでしょうね。
昔で言えば、パソコン本体とディスプレイを繋ぐときの「DDC / Display Data Channel 」みたいなものなのでしょう。
さて、ここで管理人が疑問に思ったのが、チューナーが「HDR信号」を受信していて、接続されているテレビが「HDR非対応」に見えた場合、チューナーからはどんな信号を出すのでしょうかね?
「100cd/m^2」を想定した部分を「100%振幅」にして、「それ以上の明るさを想定した部分が潰れている」のであれば、「SDRを見ているのと同じ様な明るさで、4K解像度の画面」になるのだと考えます。
でも、そうではなく、「100cd/m^2」を想定した部分が「50%の振幅」になっていれば、これは「2Kと比べると暗い」映像に見えてしまうと思います。
また、いずれの「取扱説明書」を見ても、4Kテレビに接続する際には「High Speed HDMI ケーブル」を使用することが求められています。
また、HDR対応TVに接続する際には、18Gbps対応のHDMIケーブルを使用することが求められています。(例としては、「Premium High
Speed HDMI ケーブル」)
ということから、「4Kチューナー」が内蔵されていない「4K対応TV」に、「4Kチューナー」を「HDMI接続」して4K放送を見ている場合には、「HDMIケーブルを交換することで、見え方が変わることも有り得る」と考えています。
ということで、「4Kチューナー」が内蔵されていない「4K対応TV」に、「4Kチューナー」を後付けする場合には、「4KTVが暗い??? (1)
~ (3) 」」で述べたこと以外にも、
a) TV側がHDRに対応していない
b) TV側が「HDR対応モード」に設定されていない
c) TV内のソフトウェアがUpdateされていない
d) TVとチューナーを接続するHDMIケーブルが不適
といったことが原因でHDR信号の特性を活かした処理がされていなくて「暗く見える」可能性もあり、原因によって「暗く感じる程度」も異なる場合もあるのでは?と考えています。
また「4K解像度」のパネルが出たばかりの頃は、今のパネルよりも暗かったのでは?と想像します。
そういったパネルが使われた製品を選ぶと、これまた「暗い?」かもしれません。但しこの場合は「2K」の放送を見ていても暗く見えると思いますけどね.....
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「4KTVが暗い???」ことについて、対応した機器を何も持っていないのに、「妄想/想像」記事を「4つも!」載せてしまいました。誠にスミマセン.....
実際の「4KTVの画面」で確認した記事ではなく、ぜ~~んぶ管理人の「妄想/想像」ですから、事実とは全く異なる可能性もありますよ (笑) 。
どこの馬の骨なのか判らない「無名の人物」の記事です。「デマ」か「事実」かは、各自でご判断ください。
でも、HDRに関しては、2016年末頃から資料を集めていて、Web上で「4Kが暗い」と話題になってからも、暫くは「下書き中/非公開」でした。
文書に纏めるのが下手くそな管理人が、「わずか4週間で纏められる」筈がなく、最近になってようやく「管理人的には、公開できるレベル?」になり、その後も「現在進行形」で勉強中で、「ちょこちょこ」加筆修正中なんです。