「オーディオ評論家」の方々は、様々なオーディオ機器を聴いて、それぞれの違いを文章で表現するのがお仕事であり、鋭敏な耳を持っておられる方々が、そういった職に就いておられるのだと思います。
評価しようとする機器以外の要素によって評価が変わってしまってはいけないので、組み合わせる機器やケーブルには、評価しようとする機器には不釣合いなくらいの高価なものを使う場合もあるかと思います。
また評価に使用するコンテンツは、「機器によって違いが出易いもの」を使われているのでは?と思います。
なぜそう思うのかと云うと、管理人は以前、某電気メーカーでカラーテレビの試作品の評価に加わっていたことがあり、その中では「性能の評価」もしていたのですが、評価の際には「このシーンで、白い服のシワが見えないんだよね」など、長い間の経験で蓄えたノウハウで、いろいろと要改善点を見つけていました。
つまり「好きな映像コンテンツ」を多く見るのではなく、「違いが出易いコンテンツ/シーン」を多く見ていました。
でもそういった仕事から離れてからは、「好きな映像コンテンツ」ばかりを見ています。当たり前ですよね。
おそらく「オーディオ評論家」の方々も同様で、長年の経験で「機器によって違いが出易いもの」をいくつも知っていて、それを用いて評価をされているのでは?と思いますが、「一般の音楽ファン」がそんなことする必要があるのかな?と管理人は考えていて、自分の好きな曲が、そこそこ心地よく聞こえれば十分では?と思っています。
管理人の使っている機器を耳の肥えた方がお聴きになったら、「イマイチな音」「初期性能の出ていない音」「このコンテンツで聴くと欠点だらけの音」と思われるかも知れませんけどね.....
超々低音が含まれたコンテンツを再生して「さすが、俺の.....」といった方向などに進んでいくのも、それはそれでもちろん「アリ」で、どのような形を最終目標とするのかは、「人それぞれ」だと思います。