番外編 (キッズケータイ)

 これは「キッズケータイ」というもの。

 

 「10キー」がなく、あらかじめ登録しておいた番号にしか発信できませんが、実家と「iPad」で「Facetime」が出来るようしたいと考えたとき、「モバイルルーター」を2個契約するのと一緒に勧められたもの。
 これを持っていれば、出先 (父親) から家 (母親) に「ちょっと遅くなる」とか、家 (母親) から出先 (父親) に「ちょっとついでに、アレも買ってきて」とか連絡できるので便利です。
 登録した番号以外にも、「110番」「119番」には掛けられますので、緊急時にも役に立ちます。

 

 このケータイには、「いまどこサーチ」という機能もあり、これは別のケータイから「ウチの子が、今どこにいるのか」といったことが判る機能なのですが、「高齢者に持たせる」というのも「アリ」かと思います。
 このケータイが「いまどこサーチ」の追加契約 (¥200/月 + ¥10/サーチ毎) をしていて、かつ、もう1台の携帯も「docomo」で、ガラケーなら「iモード」、スマホなら「SPモード」の追加契約をしていることが動作条件になるようです。
 管理人が未だに現役で使っている10年以上前のガラケー「N904i」でも「サーチ」出来ました。

 

 なお、家でサーチした結果を載せると、家の場所が「バレバレ」になってしまいますので、ここでは「キッズケータイ」を持ち出して「サーチ」しています。
 条件が良い場合には、「測位レベル2 ★★☆:誤差がおおむね300m未満」とか「測位レベル3 ★★★:誤差がおおむね50m未満」で判るようです。
 パソコンでも「サーチ」出来ましたが、「docomo系の格安SIMを使ったスマートフォン」では「サーチ」出来ませんでした。

 管理人の地元では、「○○の服を着た△△歳くらいの男性の行方がわからなくなっています、情報があれば××警察署まで連絡ください」といったような放送が、小学校近くのスピーカーから流れてくることがよくありますが、こういったものを持たせておけば、「散歩に出掛けたまま、戻ってこない」といった場合でも、警察に連絡する前に、ある程度は居場所を絞り込むことが出来そうです。

 

 なお、探されるほうの携帯が「屋内にある場合」などでは、「いまどこサーチ」の「測位レベル」が低くなり(測位レベル1 ★☆☆) 、大雑把にしか判らない場合もあります (誤差が300m以上、1kmを超えることもあります) 。
 「この範囲にいるだろう」という円も表示されません。

 

 

 

 近い将来には日本版GPS「みちびき」などを活用することによって、「屋内」にいても、もっと誤差の少ないものが登場するものと期待しています。「屋内にいても、半径数m」にまで精度が向上すれば、見つけるのは容易ですよね?

 あ、でも病院にいる場合などで「何階にいるの?」といった、「垂直方向の情報」まで、判るようになるのかしらん??? そこまで出来れば完璧ですね。
 管理人が後期高齢者になる頃までには、そこまで「レベルアップ」されてほしいです。

 

 

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 実家の父親が「スマホ」を使いこなせるはずも無いので、この「キッズケータイ」を持たせたのですが、それでも「使い方が原因」で、「大慌て」したこともあります。それが下部中央にある「マナー」ボタン。

 

 「十字キー」の下のほうを「長押し」すると、「マナーモード」に入るのですが、このケータイには「フタ」がないので、ポケットに入れている間に、いつの間にか「マナーモード」になって、それに気がつかない場合があります。

 以前、実家に電話したとき、固定電話に何度電話しても「通話中」、「キッズケータイ」には「何度電話しても出ない」ということがありました。
 想像力が乏しく慌て者の管理人には、「急に具合が悪くなって、救急車を呼ぼうとして力尽きた?」といった状況しか思いつかず、帰省から戻った直後でしたが、急遽実家に戻ったことがあります。

 実家に戻ってみて、何が起きていたのかというと、固定電話のほうは「受話器がちゃんと戻されてない」、「キッズケータイ」の方は充電スタンドに置かれていて「マナーモード」だったので、鳴っても気がつかなかった、というのが答えでした。
 約4万円の「予定外の出費」になってしまいましたが、「何事もなく、やれやれ、良かった.....」と笑うしかありませんでした。
 2018年12月に起きたSoftbankの通信障害みたいなことが起きなくても、「たった、これだけのこと」が理由でも、繋がらなくなってしまうんですね。
 結局最後は「実家に確かめに行ってみる」しか方法が無かったのですが、もっともっと交通費がかかるような遠方にいる場合には、「親戚」とか「民生委員」に様子を見てもらうように頼んでみる、といった方法が有効なのかもしれません。
 でも「ホントに家の中で倒れている」場合には、「鍵を持っている人間」が行かないと、どうにもならないのかもしれません。

 

 この「キッズケータイ」も、管理人が使っている「N904i」も、2026年3月31日の「iモード」「FOMA」サービス終了で使えなくなると思いますので、それまでには「買い替え」が必要です。
 2026年3月31日時点では「N904 i 」は20年近く使用、「キッズケータイ」も10年以上使っていることになるので、「元は取れたでしょ?」ということなのでしょうが、ケータイって、何年か経過すると「何の使い道もなくなる」モノなんですね。
 管理人が持っている「1970年代に発売された、オーディオ機器やラジカセ」などは、今でも使えますけど.....

 今スマホに買い換えても、2026年3月31日までに「2~3回はモデルチェンジされる」と思いますので、壊れない限り、2025年前半あたりまでは、管理人が得意な「放置プレイ」で行こうかと思っています (笑) 。

 

 

(以下、2021年10月02日に追記)

 2021年の9月下旬のことですが、「NTTドコモ」の携帯について Web や TV で、2022年1月から「一部の端末が利用できないエリアも出てくる」という情報を入手しました。
 もしかして「今年中に買い替えが必要?」と思い、ドコモショップに行って確認しましたが、家にある携帯はどちらも「2022年1月時点」では使えるようです。
 但し、今後段階的に進んでいく可能性もあり、2026年3月末まで使えるかどうかはわからない、ということでした。

 初期のFOMA対応携帯だと、使える周波数帯が少なく、その周波数帯の運用が終了したエリアでは「2022年1月から使えなくなる」ということのようです。
 ちなみにFOMAの登場は2001年頃で、管理人が持っている携帯「N904 i 」は、海外赴任から戻ってきた2007年に購入したもので、同年に発売されたもののようで、もう15年近く使っていることになりますが、40年以上の前の固定電話は今でも使えると思います。

 

 

 

 管理人宅では「迷惑電話」を避けたくて、「留守録に対応した、光回線でも使える電話だけ」にして、常に「留守」状態にしていますが.....

 

 

 今後予告無く、急に携帯が使えなくなっても困りますので、ドコモさんには「もっと細かい情報」を出してもらいたいと思いますけどね。
 そうしないと一部の携帯で、突然「2022年問題?」が起きて、マスコミやネットで叩かれるカモですよ。

 なお「FOMA終了後も使える、2つ折り携帯」というのは、現在も販売されているのですが、品種が少なくなりつつあり、2026年3月末以降も販売されているかはわからない、とのこと。
 でも、相談の予約をしたときには「機種変更じゃないです」と言っていたのに、対応してくれた店員さんは「機種変更させたかった」「見積書を受け取って欲しかった」みたいで、そういった方の仰っていることですから、ホントのところは判りません (笑) 。

 

 

(以下、2021年10月16日に追記)

 その後、docomoさんのWeb上の「ドコモからのお知らせ」の中に、本件に関する情報 (2021年6月28日付) を見つけました。

 どうやら初期のFOMA携帯は「2GHz帯」だけの対応である一方で、後に発売されたものは「800MHz帯」にも対応しているようです。
 「2GHz帯」と「800MHz帯」の両方が使えるエリアは「FOMAエリア」、「800MHz帯」だけ使えるエリアは「FOMAプラスエリア」と呼ばれるようですが、FOMAでの「2GHz帯」の運用を終了させ、この周波数帯を 4G / 5G で活用していくようです。

 「800MHz帯」に対応していないFOMA携帯は42機種あるようですが、幸いなことに管理人の持っている携帯は「800MHz帯」に対応しているようです。
 docomoさんには、「5G」や「新型スマホ」のCMだけでなく、こういった情報もTVで流してほしいと思いますけどね。

 

 でもこの流れって、もしかしたら、今発売中の 4G / 5G 携帯は「2GHz帯」に対応していなくて、将来発売される 4G / 5G 携帯から「2GHz帯」に対応、6G とか 7G とかが出てくる頃には、「2GHzに対応していない 4G / 5G 携帯は使えなくなる?」ってことのようにも思えます。
 今発売中の 4G / 5G 携帯には、「2GHz帯」での運用が始まったときにも対応できるような「ハード/ソフト」が、既に仕込んであるのかもしれませんが、「ネットは 光+PC で見ているので、携帯は3Gでも困ってない」という方は、4G / 5G への切り替えは、ギリギリまで粘るのもアリでは?と思っています。

 

 「5G」だと、殆ど遅延が無い通信が出来るので、「自動運転にも使える技術」と云われているように記憶していますが、2021年10月14日に発生した docomo の大規模な通信障害みたいなことが起きると、そのエリア内の自動運転の車が一斉に動かなくなってしまい、色んなところで同時に大渋滞が発生するのではないか?と心配になってきました。
 自分が運転しているクルマが自動運転でなくても、前方にいる自動運転のクルマが止まってしまい道を塞いだら、その後ろのクルマは全部立ち往生になるのでは?
 一般道なら逃げ道もあるかもしれませんが、高速道路なら逃げ道はなく、「通話が出来ない」「インターネットが見られない」どころの問題ではないと思います。
 突然の大雪で「前方に冬の備えをしていないクルマがいたとき」と、似た様な状況になるのでは?と思いますが、極端に寒くなければ、命の危険は無いですから、許容できるんでしょうか?

 総務省は、docomo に対して原因の究明と再発防止策の報告を求めるようですが、そんな業者を認可した責任を感じることはなくて、技術的なことは何も判らないのに、既得権益を行使し続ける「単なる許認可機関」のように思いますが、 管理人にとっては「とても羨ましい」仕事です。
 管理人が品質保証業務をしていた会社では、自分が「合格」と判定した製品で問題が起きれば、自分も責められて開発/設計部門と一緒に問題に対応する必要がありました。
 自分の前任者が「合格」と判定した製品で何か起きた場合でも、「前任者がやったことだから、俺は知らない」とは言えませんし、「合格取り消し」と言うだけでは済まされません。

 

 

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  現在ドコモさんとは「ガラケー2台 (自分用と父親用) 」と「光」に留めていて ¥12,000/月くらいですが、「光」だったら、本Webサイトを何度Updateしても「定額」です。 (Updateした直後に、修正したい箇所が見つかるのは、よくあるんです。)
 でも最新の「5G」だと、現行の「光」よりも速いみたいで、使える周波数に限りがあり、周辺のみんなで電波を分け合っている「無線」が、個別に引いた「有線」より速いって、「そんなバカな!?」って管理人は思いますが、「技術革新は、儲かる分野に集中する」ということなのでしょうかね?

 「携帯等の通信料」に「電気代」よりも多くのお金を払うなんて、そんな金銭的余裕は管理人にはありません。
 「電話もSNSも使えるけど、電気が来てない」のと、「電話もSNSも使えなくても、電気は来てる」のと、どちらが良いですか? 管理人にとっては後者の方が良いです。

 今では携帯も「重要なインフラのひとつ」なんでしょうけど、「家に電話が無い時代」から生きている管理人にとっては、「電気」とか「ガス」「水道」が来ないほうが「もっと困るでしょ?」 と思っています。

 

 でも、携帯に充電できるような「防災ラジオ」は持っていて (管理人が持っているのは、SONYの「ICF-B80」) 、ハンドルを廻せば、ライトも点きますし、携帯への充電も出来ます。
 ただし停電により、最寄りの基地局がダウンしていたら「繋がらない」とは思いますけどね.....、

 

 

 

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