これは、ONKYOから発売されていた「ND-S1000」で、iPod などから「デジタル」で音声信号を取り出せるものですが、ここでは「iPhone 4S」とドッキングさせています。
ONKYOさんのWebサイトに拠れば、2009年9月に「ND-S1」が発売、2010年12月に上位モデルとして本機が発売され、その後2011年9月に「ND-S1」の後継となる「ND-S10」が発売になったようです。
取扱説明書を見ると、「ND-S1」は「Made for iPod」でしたが、「ND-S1000」や「ND-S10」は「Made for iPod
iPhone」と書かれており、iPhoneにも対応しましたが、30pinぢゃない iPhone の全機種に対応しているのかはわかりません (笑)
。
管理人が本機を購入したのは 2012 ~ 15 年頃?(はっきりしません) で、水戸の駅ビルにある「ビックカメラ」に山積みされていたのを買ったような記憶があり、「在庫処分」だったのかしらん?
でも「ND-S1000」の「前面 / 上面」には、「上質感 / 高級コンポーネント感」がありませんか?
横幅は「215mm」で、一般的なオーディオ機器の幅「430~435mm」の半分です。
製品のカテゴリーは、「DIGITAL MEDIA TRANSPORT」というものだそうです。
CDからデジタル音声出力を取り出すのが「CDトランスポート」ですから、それに倣って「Digital Media トランスポート」ということでしょうかね。
iPod からデジタルで音声信号を出力できるものといったら、管理人が知る限りそれまでは WADIA の高価なものしかなかったと記憶していますが (WADIA 170:iTransport)、これなら管理人にも手が届きました (WADIA の半額くらいだったと思います)。
後方から見るとこんなですが、おっちょこちょいな管理人は iPhone に何かを引っ掛けて、「テコの原理」で簡単にコネクタを傷めてしまいそうです。
iPod や iPhone に付属している「ドックアダプタ」を使っても、 iPhone に何か引っ掛けたら、やっぱり「テコの原理」で簡単にコネクタを傷めてしまいそうです。
一方、管理人が持っている Apple 純正の「Universal Dock」は、小さくて軽いので、うっかり iPhone を蹴飛ばしてしまっても、コネクタへのダメージは少なそうです。
ってゆーか、旧式の iPod と「Universal Dock」を組み合わせてVideo出力させている頃に、蹴飛ばしてしまったことがあるんです。それも一度や二度でなく..... (笑) 。
これは、管理人がかつて使っていた「モバイル Wi-Fi ルーター」です。
クレードルに付いている「micro USB」と思われるコネクタ部分は華奢ですが、周辺部分はしっかりしています。
これも管理人は、クレードルにドッキングさせた状態で何度か蹴飛ばしてしまったことがありますが、コネクタ部は壊れませんでした。
ちなみに「ND-S1000」の取扱説明書には、
「アダプタを使用せずに ND-S1000 に iPod / iPhone をはめ込むと、端子部に無理な力が加わり、
ドックコネクタや iPod / iPhone のドックコネクタポートを傷める場合があります」
と記載されています。
でも、「おっちょこちょい」な管理人にとっては、「ドックアダプタ」だけでは頼りなく、かなり「みっともない」ですけど、背面にこういった部材を追加しておかないと安心して使えません。
iPod などと 30pin でドッキングする製品は、ONKYO さんの他にも販売されていたと思いますが、管理人の場合には、背面へのこういった追加部材が「マストアイテム」ですね。
追加しているのは、100均で買ってきた「ブックスタンド」で、元々は直角になっていたものを「えいっ!」って折り曲げて、両面テープで貼り付けています。
なお、初代の「ND-S1」は、 iPod や iPhone のインターフェースが「30pin端子」だった頃に発売されたものですが、その延長線上で発売された「ND-S1000」も含め、お察しの通り iPad にはドッキング出来ません。
「初代 iPad」が発売されたのは2010年ですから、ONKYOさんが2009年9月に「ND-S1」を発売した時には、「iPad」の登場は想定外だった?
と思いきや、「30pinの延長ケーブル」を使えば繋げちゃいますぅ~~ \(^_^)/
こういった接続なら、iPadに何かを引っ掛けてもコネクターを傷めてしまうことは、かなり減りそうです。
あとは、コネクターがもっと小さくて、ケーブルの細い「30pin延長ケーブル」があれば、ケーブルをもう少し目立たなく出来そうですが、今 (2022年) となっては「入手困難」みたいです。
だったら、だったら、Lightning コネクタはどうなるの?というと、ここでは「Apple 純正の、Lightning - 30pin コネクタ」と「Apple純正ではなさそうな? 30pin延長ケーブル」経由で、2012年に発売された iPhone5 と繋いでいますが、動いているようです。
この長い接続ケーブルで動くんだったら、「Lightning コネクタ が付いた iPad も動くような気がする」のですが、今のところ管理人は実機を持っていないので確認は出来ませんし、iPhone5
より後の iPhone で動作するのかも判りません。
また iPhone5 においても「iOS6」では動いていますが、その後のOSで動くかどうかは判りません。
管理人の持っている機材って「時代遅れ」で、この情報も完全に古新聞ですね (笑) 。
管理人が知らないだけで、今なら最新OSの入った「iPhone13」から Digital 音声出力が取り出せるような製品が発売されているのかもしれませんが、管理人はこの「iPhone5」+「iOS6」でも、音楽を愉しむ分には、特に困っていないんですよ
(笑) 。
それに、このスマホでネットショッピングとかはしませんから。
なお、Apple製ではないと思われる、この「Lightning - 30pin コネクタ」では動作しませんでした。
このコネクタ、充電したりPCと同期する分には使えますが、「ND-S1000」との組み合わせでは動かないようです。
この形状のアダプターでも「Apple製」のものであれば、ちゃんと動きました。
でもこのアダプター経由で「Lightning コネクタ が付いた iPhone」を使おうとすると、iPhone へのちょっとした衝撃で「ND-S1000」のコネクタ部分を傷めてしまいそうですし、ましてや「Lightning
コネクタ が付いた iPad」をこういった方法で接続すると、ものすごく「頭でっかち」で、iPad へのちょっとした衝撃でコネクタ部分を傷めてしまいそうです。
「おっちょこちょい」な管理人が iPhone5 を使うには、やっぱり背面へのこういった追加部材が「マストアイテム」ですね。
また、「おっちょこちょい」な管理人が「Lightning端子」が付いた「iPad」を使うには、やっぱりこんなような配置方法がこういった使い方か適切かと思われます。
あ、「もしもこの先入手したら」の話で、下の写真は「イメージ」です。
さて、これは「ND-S1000」の背面で、「OPTICAL」と「COAXIAL」の「AUIDO OUT」がありますが、アナログの音声出力はありません。
iPad や iPhone に内蔵されている「D/Aコンバーター」を使わず、デジタル信号をそのまま取り出して「高性能なD/Aコンバーターを使えるようにする」というのが、本機のコンセプトですからね。
「USB」はPCと接続することで、PC内の音楽コンテンツを本機からデジタル出力できるようです。
「Video出力」が出来る「iPod / iPad / iPhone」であれば、Video端子から映像信号が出るようで、管理人の iPad
でも出力できました。
左端の「RI」は、他のONKYO製品と連携させるための端子のようです。
メジャーなジャンルの製品ではないので、手前右にあるこのボタンについても説明が必要ですよね?
「iPod」が点灯していれば、「iPod」が選択され、「iPod」内の音楽コンテンツをデジタル出力するようです。
「PC」が点灯していれば、USB接続しているPCが選択され、PC内の音楽コンテンツをデジタル出力するようです。
「SYNC」が赤点灯していれば、iPod を PC内の iTunes と同期させることが出来るようで、「iPod」と「PC」を「常時 ND-S1000 に繋ぎっぱなし」でも問題なく使えるように出来ているようです。
さっきから【ようです】を繰り返しているのは、管理人が「全ての対象機器に対して、動作確認が出来ているわけではない」からです。
「○○と組み合わせたときに、うまく行かなかったんだけど.....」と云われても、管理人は責任が持てませんから (笑) 。
リモコンも付いていますので.....
離れた所から
1) 前後のプレイリストに変更
2) 前後の曲に変更
3) 一時停止
などが可能で、iPad や iPhone が「リモコン付き」になりました? \(^_^)/
前面にあるのが「リモコン受光部」で、上面にあるのが「電源スイッチ」です。
さて、現在管理人が持っている「D/Aコンバーター」といったら、前述の「DigiFi」の付録しかありません。
(かつては「DTS」「Dolby Digital」などにも対応した「AVアンプ」を持っていた時期もありましたが、Phono入力時の再生音が「しっくり来なくて」手放してしまいました。)
iPad のヘッドホン出力と、DigiFi のヘッドホン出力の音を聴き比べてみましたが、前者が「低音がやや強調」、後者が「フラットで素直な感じ?」がするような気がしましたが、iTunesで取り込むときに「非圧縮」で取り込んで、もっと高性能な「D/Aコンバーター」を使えば、大きな違いが判ったかもしれません。
でも管理人は、「外付けのD/Aコンバーター」を購入するほどのマニアではなく、iPad には、「高音質で収録する」よりも、「沢山の楽曲を収録する」ほうを優先してしまうんですよ。
最良の音質で聴きたければ、「CDを持ってくりゃいい」と思っていますから.....
そうは云っても、iPad や iPhone に入っている楽曲を、いつもの「初代 ZIPBA' P / CF-6500」ではなく、たまには「こんな構成」で聴いてみるのも「これはこれで、面白い!」と思っているんです。
これはラジカセの「ZILBA' P」の音とは「明らかに別世界」、だからと云って、ひとつひとつの機器が100万円以上もする「ハイエンドオーディオ」の音は「それよりも、遥か遥か先の別世界」と思ってはいますが、「ZILBA'
P」の音も「好きな音のひとつ」なんです。
「耳が肥えていない」管理人の場合、「機器の見た目」が気に入っていると「そこから出てくる音」も気に入ってしまうみたいです (笑) 。
それに iPhone や iPad を「リモコンで動かせる」というのは、管理人にとっては「ちょっと新鮮」ですしね?
ここで使っているスピーカーは、DENONの「SC-777SA」で「200kHzまで再生可能」ですから「DigiFi」のコンセプトとは合っていますが、iPhone から出力される信号は「ハイレゾ」ではありません。
いずれ「PC」と組み合わせて「ハイレゾコンテンツ」も再生してみようかと思ってはいますが、「ハイレゾ」だからといって、これまで関心の無かったアーティストの楽曲を購入する気にはなれませんけどね。
「DigiFi」や「ND-S1000」とかと組み合わせるのなら、机の上に「ちょこん」と置く感じの小さなスピーカーが相応しいのかもしれません。
でも、学生だったらともかく「イイ歳こいたオトナ」が「\10,000程度 / 1本」の小さなスピーカーを買うのに、お店に行って「試聴させて」というのは「恥ずい」ですし、そういった価格帯のスピーカーは、アンプやセレクターに繋がれていて「いつでも試聴できる」ようにはなっていません。
わざわざセッティングして試聴させてもらって「期待していたような音じゃないな?」と思った場合でも、何も買わずに立ち去るのは、管理人にとっては「ムズイ」です。
だからと云って、実際の音を聴かずに「雑誌のレビュー」や「ネット上の口コミ」だけを参考に購入するような度胸は管理人にはなく、購入前に自分の耳でちゃんと音を聴いた「SC-777SA」
を当面は使う予定です。
でも「SC-777SA」の発売から20年経った今なら、「¥70,000 / 1本」で、もっと良い音のするスピーカーは沢山あるはずと思われ、結局は「音の違い」ではなく、このスピーカーと「出会う縁が有ったか無かったかの違い」だけのような気もします。
話は逸れますけど、某メーカーのスピーカーで「なんとかミニ」という、ペアで「¥400,000 (税込) 」近くするスピーカーに関心があった頃があり、店頭で視聴させてもらったことがあります。
でも管理人が感じるには「とても細い音」で、バロック音楽などを聴くのには良いのかもしれませんが、自分の好みには合わなそうなスピーカーに思えました。
なお「自分の好みではなさそう」と言っているだけで、「悪いスピーカー」だとは言ってませんよ。
他人の評価だけに頼るのではなく、「自分の耳で聴いてみる」というのは、とても大事なことだと思っています。
さて、最近は「デスクトップオーディオ」とか「PCオーディオ」に対応した? と思われるオーディオラックもあるみたいです。
このラックは、DigiFi 向けに用意されたケースの「天板や側面の透明感」が引き立つようなラックを、Amazonさんで「\4,000 弱、送料別」で購入したもので、本来は「3段」だったのですが、それだと「DigiFi」が入らないので、ここでは中段の棚板を使わずに「2段」にしています。
これは「NFJ」(株式会社ノースフラットジャパン) さんから発売されているもので、「FX-AUDIO」というブランドで「デスクトップオーディオ」とか「PCオーディオ」用の機器も発売されているようです。
「支柱がクロームメッキで、もっと太く」「棚板がガラス製で、もっと厚く」「脚のしっかりしたもの」が安価に出てきたら「入れ替え予定」ですが、それを待ちきれずに「既存のラックをカスタマイズしちゃうカモ」です。
な~んて言っているうちに、このオーディオラックの「1段増設キット」を購入、使っていなかった中段の棚板と合わせて棚板を「2重」にし、ラックの重厚感をUP。
また「80mmの支柱」を入手、「50mm + 50mm」だったのを「80mm + 50mm」に変更することで、「DigiFi」の透明ケースを一層見え易くしましたが、ベースが「\4,000
弱、送料別」の安価なラックなのに、持っている機器の高さに合わせ、いくつかの部材を追加購入することでカスタマイズ出来るところが、「このラックの面白いところ」かと思います。
更には、「ピカール」で支柱を磨いたので「ピッカピッカ」、脚も交換しました。
このラック、本来は「FX-AUDIO」ブランドで発売されている機器を収納するために用意されたものなのでしょうけど、「ND-S1000」に追加したブックスタンドも含めて「別用途で使う」っていうのが、管理人の「通常運転」です。
あとは、支柱を「もうちょっと太いもの」に交換後に、脚も「もうちょっと大きいもの」に交換予定ですが、音が良くなるわけではないことは「百も承知」です
(笑) 。
「支柱」は東急ハンズで作ってもらおうか?と思っていますが、最近またもやコロナ感染者が増えてきていて、いつになるかは判りません。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
あ、でも、支柱や脚の見栄えを良くする前に「コネクタ保護の強化」のほうが重要で、先ほど紹介した「ブックスタンド」をマジックテープで固定しました。
前方向から押しても、コネクタを傷める前に、「ND-S1000」自身が後退します。
後方向から押した時にも、コネクタを傷める前に、「ND-S1000」自身が前進します。
更に、机と「ND-S1000」の脚の間に「耐震マット」を挟んで、脚が滑らないようにした状態で、「iPhone」を押してみましたが、コネクターを傷める前に「ND-S1000」が傾きます。
これなら、「ちょっと引っ掛けたくらいの衝撃」には耐えられるのでは?と思っています。
前方から押した (後方から引っ張った) 場合には、約560gfで「ND-S1000」本体が倒れ始め、
後方から押した (前方から引っ張った) 場合には、約600gfで「ND-S1000」本体が倒れ始めます。
追加した部材が無い場合には「テコの原理」で、コネクタ部分には、この10倍以上の力が加わると思いますが、追加した部材のおかげでコネクタへのダメージはありません。
Apple 純正の「Universal Dock」の場合、前方から押した (後方から引っ張った) 場合には、約30gfで「Dock」本体が倒れ始め、
後方から押した (前方から引っ張った) 場合には、約20gfで「Dock」本体が倒れ始めます。
管理人がかつて使っていた「モバイル Wi-Fi ルーター」の場合、前方から押した (後方から引っ張った) 場合には、約80gfで「Dock」本体が倒れ始め、
後方から押した (前方から引っ張った) 場合には、約30gfで「Dock」本体が倒れ始めます。
こうして見ると、「ND-S1000」の場合、ドッキングしているデバイスが前後から押された場合、少々の力では本体が動かないので、コネクタへのストレスが大きくなってしまうような気がします。
管理人が持っている「Apple 純正の Universal Dock」や「モバイル Wi-Fi ルーター」に比べると、「ND-S1 / ND-S10 / ND-S1000」は、本体が前後方向に長いことに加え、更に「ND-S1000」では、初代の「ND-S1」をベースに金属パーツを追加した結果、「530g」から「1.1kg」と倍以上の重量になったことが、コネクタへのストレスが大きくなる要因でしょうか?
でも「管理人が気に入っている製品のひとつ」なので、壊してしまわないように工夫を凝らしながら、これからも大事に使っていく予定です。
うっかり壊してしまった場合ですが、2010年発売の機種ですから、ONKYOさんでは直してもらえないような気がしますので、オークションなどで別の個体を入手すると思います。
その後ですが、既存の支柱の外側に直径13mmのステンレス製パイプを追加、また上部と底部の金属部品を交換したので、さらに重厚感がUPしました。
「DigiFi」の後部がラックからはみ出していますが、正面から見る分には問題ありません。
ちなみに、最初はこんな感じでした。