これは巻尺ですが、「センチ」と「インチ」の両方が刻まれています。
「メートル法」では、1/10とか1/100、1/1000、あるいは10倍とか100倍 / 1000倍で単位を変えていきますよね。
一方で「インチ」の場合、1インチ以下は「1/2、1/4、1/8、1/16、1/32」で表し、1インチ以上は「12インチは1フィート (約0.3m)
」「3フィートは1ヤード (約0.9m) 」「1760ヤードは1マイル (約1.6km) 」。
その一方で1インチの1/1000は「1ミル」だとか.....管理人には訳がわかりません。こんなの「よく覚えられるなぁ~」と思いますが、アメリカ人は子供の頃からこれに馴染んでいるので「何も違和感はない」のでしょうか?
でも、「日本で、インチなんて使うことあるの?」と思うかもしませんが.....
「TV」の画面の大きさも、「iPad」の画面の大きさも、「インチ」で示されています。
管理人がいつも見ている、中古で安価に購入したTVの画面サイズは「47インチ」ですが、これを「中古の55インチに変えたら、画面がどのくらい大きくなるの?」とか
管理人がいつも使っている、これまた中古で安価に購入した「iPad」は「9.7インチ」ですが、「中古で12.9インチの iPad Pro を購入すると、画面はどのくらい大きくなるの?」とか.....
違いが直感的に判り易くなりますよ。
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さて、現在発売されている「液晶TV」や「有機EL TV」では、画面サイズのことを「65V」とか「55V」と表現されていて、数字の後に「V」が付きます。
これは「Visual Size」のような意味合いではないか?と管理人は思っています。
一方で、かつてのブラウン管の場合、例えばこれは管理人が保有している、SONYの「24型のマスターモニター」として販売された「BVM-D24E1WJ」ですが.....
画面の大きさは「対角線で24インチ」なく、「21インチちょっと」です。
でも、ブラウン管の頃は、「画面の対角線の長さ」ではなく、「ブラウン管本体の対角線の長さ」を示すのが通例だったので、「不当な表示」というわけではないんです。
これは19インチのパソコン用のディスプレイですが、こちらも同様で、画面の大きさは19インチありません。
真空管の一つでもあったブラウン管の場合、内部を真空にしつつ、外部からの大気圧に耐える強度を保つには、どのようなブラウン管でも、R/G/Bの蛍光体が塗布された画面を囲む外郭として、分厚いガラスが必要だったわけで、画面の大きさに比べると、ブラウン管の大きさは「ちょっと大きかった」わけです。
一方で、アメリカなどでは「画面の大きさ」で示すのが通例だったようで、日本国内で「37インチ」のTVは、アメリカでは「35インチ」として、日本国内で「15インチ」のTVは、アメリカでは「14インチ」として販売されていたように記憶しています。
「ブラウン管」の後に登場した、真空管でない「プラズマTV」「液晶TV」「有機EL TV」の場合、画面周りに分厚いガラス製の外郭が必要なく、周辺部品は自由に配置できるので、もはや「画面の大きさ」で表すのが妥当になり「**V」と表すようになったのでしょうか?
走査線の本数について、かつて日本では垂直帰線期間も含め「525本 (SD) 」「1125本 (HD)」としていましたが、今は垂直方向の画素数を表す「480 i/p (SD) 」「1080 i/p (HD) 」などと呼ぶようになったのと似ているような気がします。
あ、「1080」は「せん・はちじゅう」と読むのではなく、「いちまる・はちまる」あるいは「テン・エイティ」と読まないと、廻りから「笑われちゃうカモ」ですよ。