各種オーディオ誌のこと

 書店にはさまざまなオーディオ雑誌/書籍がありますが、管理人が思うには、出版社によって「オーディオファン向け」あるいは「音楽ファン向け」といった傾向があるように思います。

 具体的に云うと、オーディオ雑誌/書籍でも「ステレオサウンド社」「音元出版」「誠文堂新光社」の出版物は「オーディオファン向け」で、再生装置に重きを置いていて、「音楽之友社」「音楽出版社」の出版物は「音楽ファン向け」で、「演奏家」にも焦点を合わせているように感じています。
 明確にハッキリと2つに分かれるのではなく、例外となる記事も、もちろんあって、でも「記事全体を見ると、そっち寄りでは.....」といった程度ですけど.....
 もちろん、どちらが正しいとか、どちらが優れているとかではなくて、好みの問題ですし、あくまで管理人個人の見解です。
 なお「優柔不断」で「どっち付かず」の管理人は、書店ではどっちも立ち読みしていて、興味深い記事のあるときには購入するようにしています。

 何かオーディオ機器を買おうとしていて情報を集めるとき、自分が「オーディオファン」「音楽ファン」のどちらなのかで雑誌/書籍を選ぶことで、自分が好む機器やソフトに辿り着きやすくなるのでは?と思います。

 でも「オーディオ誌」というのは、「読者が買う気になるような記事や広告を載せることで、機器メーカーから原稿料や広告収入が入り、それで成り立っているのではないか?」と、ひねくれた性格の管理人は想像しているので (何も証拠はありませんよ、あくまで管理人の勝手な想像です) 、やっぱり最後は自分の耳で聴いてみることが大事だと思いますけどね。

 

 かつて国民生活センターからは、商品テストの結果を纏めた「たしかな目」という月刊誌が発行されており、例えば「No.122 1996年9月号」では、各社の「BSチューナー内蔵28型ワイドテレビ」が比較されていました。
 そこでは評価記号「C」(平均的水準を下回っている) といった記載もあり、「テストのために購入した商品のみに関するものである」という断り書きがあるものの、これを見た人が購入を躊躇するようなこともあったカモです。
 但し、一般消費者向け商品全般がテストの対象ですから、オーディオマニアが知りたがっているような「専門的で高度」な視点ではなく、「老若男女、万人にとってどうか?」という視点のように思います。

 広告を載せず、自ら購入してテストしているので、「公正」で「中立」、イマドキの言葉で云うと「忖度なし」が実現できたのでしょう。(粗悪な商品を無くす目的で、国から予算が出ていたのでは?と思いますけどね.....)
 現在発行されている「オーディオ誌」では、広告も載せていますから、「製品に対してマイナスの印象を与える情報」は記載できないように思います。
 また、(財)日本消費者協会からは「月刊消費者」が発行されており、「たしかな目」と同様なものでした。
 「月刊消費者」の1988年1月号の「パーソナルワープロ」(今や絶滅した製品ですが) の商品テストでは、性能総合評価が「×」 (問題がある) といった評価がされたモデルもありました。
 なお「月刊消費者」は既に休刊になっており、「たしかな目」は「月刊国民生活」に統合され、Webで公開されているようです。

 学校に通っている頃、管理人が読んでいたオーディオ誌は、共同通信社発行の「FM fan」(これは「オーディオ誌」ではなく「FM誌」?) だけでしたが、「1975 No.2」や「1975 No.4」に掲載されていた「長岡鉄男の体験的製品ガイド」では、「このページでは “使ってみたけれど水準以下のもの“ と “水準以上らしいが使ったことのないもの” は取り上げません」と記載されていました。
 広告収入に頼る雑誌では、このあたりが当時の限界で、更に現在発行されている雑誌では、管理人の知る範囲で、そういった記載はないようです。

 

 

 「FM fan」は、FM放送のエアチェックを主目的とした雑誌でしたので、高級オーディオ機器に関する記事や広告は少なく、そのため管理人が記憶している当時の機器は、「庶民的なメーカー」の、特にカセットデッキが多く、今も3台のカセットデッキ (TEAC の C-3、SONY の TC-K8B、YAMAHA の TC-1000) を所有しているわけです。どれも動きますよ。

 でも管理人にとって、カセットデッキというのは、エアチェックするための機器であって、お気に入りの楽曲を「もっといい音で聴きたい」と思ったとき、「ハイエンドFMチューナー」と「ハイエンドカセットデッキ」を購入するよりも、「ちょっと上級のプレーヤー」と「LP / CDといったパッケージソフト」を購入する方が「高音質」への近道で「コスパ」も良いのでは?と考えています。
 そういった考えもあって、カセットデッキについては「超高性能品」よりも「見た目が気に入っているもの」に惹かれています。

 

 

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