カラーバリエーション (5)

 これは、「おしゃれなテレコ」というキャッチフレーズで、管理人も持っているラジカセ「U4シリーズ」をヒットさせた「三洋電機」から発売されていた、「after school,」というカセットテープです。

 

 この「SANYO」のロゴは懐かしいですね。Web上の情報に拠れば、1976-1986年に使われていたようで、管理人が「オーディオ機器に関心を持ち始めた頃」から「就職した頃」までに使われていたロゴになります。
 「直径の大きなハブ」を使っていますから、音楽専用のテープが使われているのかもしれません。

 

 

 上のテープを見て、「MA-R を思い出しちゃう」方も、いらっしゃるのでは?と思います。

 

 

 管理人が知る限り、5つの「カラーバリエーション」があったようです。
 46min以外の展開があったかどうかは、判りません。

 

 

 

 手前から「C-W46(Y) / Yellow」、「C-W46(G) / Green」、「C-W46(B) / Blue」、「C-W46(P) / Pink」、「C-W46 (K) / blacK 」

 

 

 でも、こんな感じの方が「スッキリして、高級感があったカモ?」です。
 (フォトレタッチで、ハーフの穴部分を埋め、ハーフとハブの色を合わせてみましたが、実在しませんよ。)

 

 

 これは、ハブの色をハーフとは別の色に変えてみたもの。
 「左右のハブの色が違う」と、管理人には「fashionable」とか「fancy」とかを超えて「子供向けのオモチャ」みたいに見えちゃうんですよ。

 

 

 

 側面には、小さいですが、犬 (「ダックスフント」でしょうか?) の絵が描かれています。

 

 カラーバリエーション展開された他のカセットテープのような、「ケースの色展開」はされていません。

 

 

 当時の「サンヨー製のラジカセ」にも同様の犬がいました。

 

 

 

 これがパッケージ。

 

 

 

 外装フィルムには「型番」と「バーコード」が印刷されているだけでしたので、開封しても「見た目」的には、殆ど変わりません。

 

 

 

 インデックスカードの形状も独特です。

 

 

 上の「黒バージョン」は、辛うじて読めますが、下の「黄バージョン」は、ちょっと読みづらいですかね。

 

 

 ラベルの貼り方が説明されています。

 

 

 

 こういった方法で「NORMAL POSITION」「MADE IN JAPAN」と表示されていました。

 

 

 

 

 よ~~く見ると、インデックスカードの表示も、色毎にそれぞれ異なっています。

 

 「お手伝い無しで.....」

 

 

 「テスト無しで.....」

 

 

 「宿題無しで.....」

 

 

 「お掃除無しで.....」

 

 

 「居残り無しで.....」

 

 日頃、ちゃんとやっていれば、「居残り」は回避できるのでは?と思いますが、高校に入学したばかりの頃の管理人は、「居残り」「追試」の常連だったように記憶しています。

 

 このカセットテープは、「外観がユニーク」なだけでなく「色展開」もされていて、特に「黄色」のバージョンは、管理人が「大好きなカセットテープ」の一つです。

 

 

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

 

 

 これもSANYOから発売されていた、「We Love Music.」というもので、管理人が知る限りは7色ものカラーバリエーションがありました。

 

 7色ものカラーバリエーションがあったカセットテープは、これ以外には管理人が知る限り、「カラーバリエーション (3) 」で紹介した、Nationalから発売されていた「RT-46DS」くらいしか思いつきません。

 

 

 プラケースにも色が付けられていました。

 

 

 

 

 このカセットテープにも、ラジカセにあった「犬のマーク?」が付いています

 

 

 

 

 

 ちょっと不思議なのが、この「D」のバージョンで.....

 

 白が「W」(White) 、黄が「Y」(Yellow) 、赤が「R」(Red) 、緑が「G」(Green) 、水色が「LB」(Light Blue) 、青が「B」(Blue) 、までは判りますが、このオレンジ色のカセットテープが、何故「D」?
 まさか「橙 (だいだい) 」ってことだったんでしょうか?「O」(Orange) だと「0 (ゼロ) 」と間違え易い?と思われていたのでしょうか?

 

 

 最近、この「We Love Music.」に似たカセットテープを見つけました。

 

 富士フイルムから「AXIA」ブランドで発売されていたカセットテープのひとつで、「JC46」が品番と思われます。

 

 

 リールの横に「A面」「B面」の表示が刻印されていますが、ここに「A」「B」といった刻印がされたカセットテープは多くはないと思います。

 

 

 

 窓の下にある「目盛り」も同じような.....

 

 

 「誤消去防止」爪の位置を表す矢印の形状も似ていて、ハーフ表面の仕上げも似ています。

 

 

 ロット番号の位置、書体、書式も似ています。

 

 

 リーダーテープ上に、約2.5cm間隔で「オレンジ色の筋」があるのも同じで.....

 

 

 ケースについては別物ですが、

 

 

 

 一方は「MADE IN JAPAN」の表示、もう一方は「SANYO MADE IN JAPAN」の表示ですが、四角い枠は同じ位置にあります。

 

 

 という訳で、SANYOから発売されていた「We Love Music.」というカセットテープは、富士フイルムで製造されていたのでは?と思っています。
 (「SANYO」から「富士フイルム」に「JC46」をOEM供給した、なんてことはないと思います。)

 

 

 

 だったら、先に紹介した「after school,」も、富士フイルムで製造されたものカモ?と管理人は思い、現品を注意深く観察しましたが.....

 

 ロット番号の位置や書式が、AXIAの「JC46」と似ていて.....

 

 

 リーダーテープ上に、約2.5cm間隔で「オレンジ色の筋」があるのも同じで.....

 

 

 真ん中のケースが「after achool,」のケースですが、右の「I Love Music.」と同じで、左の「JC46」とも位置が似ています。

 

 

 「after school,」のハーフには「SANYO」の文字が刻印されており、このハーフは「SANYO専用」に起こしたものかと思われますが、「富士フイルム」が作っていたのではないか?と管理人は思っています。

 

 

 

 更に、「ユニークなコンセプト (1) 」で紹介した、「SANYO」から発売されていた「THE REVERSE」ですが.....

 

 ハブの形状が、「after school,」と同じもののように見えます。

 

 

 リーダーテープ上には、約2.5cm間隔のオレンジの縦線が見え、

 

 

 ロット番号の位置や書式が、一番奥のAXIAの「JC46」や、「after school,」に似ています。

 

 

 一番右が「THE REVERSE」のケースですが、真ん中の「after school,」と同様で、左の「JC46」とも位置が似ています。

 

 おそらくこれも、「富士フイルム」が作っていたのではないか?と管理人は思っています。

 

 

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