でも、「maxell」や「SONY」がOEM供給した? と思われるものもありました。
これは、日立製作所が「Lo-D」ブランドで発売していたカセットテープですが.....
ハーフに刻まれている縦縞とか、窓の目盛りとかが、これとよく似ていて、「ヒケ」の出方まで似ています。
「窓の目盛り」は、「Lo-D」ブランドのほうが「金色」が入っていて高級っぽく、「UD」ではなく、その上の「XL I」の「Lo-D版」なのかもしれません。
「ER」のパッケージも、「UD」よりも高級な感じです。
おそらく「日立グループ内の企業」ということで、「日立マクセル」から「日立製作所」(当時の販売は「日立家電販売株式会社」) にOEM供給されたものかと思いますが、現在の maxell は「日立グループ」から離れているようです。
これは「CO-OP」(全国大学生生活共同組合連合会) ブランドで発売されていたもので.....
「product by HITACHI」とのことですが.....
このリーダーテープを見る限りは「maxell製?」と思われます。
「CO-OP」ではオーディオ製品を作っていないので、どのオーディオメーカーに対しても中立な立場であり、まとめて購入することで「良いモノを安く」学生に提供できれば、「どのメーカーでもオッケー」ということだったのでしょうね?
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これは、「CBS/SONY」から発売されていたカセットテープ。
「往復90分」のリーダーテープが「緑色」といった点からも、SONYから、グループ内企業であった「CBS/SONY」へOEM供給されたものかと思います。
窓に刻まれている文字も似ているように思いますが、「全く同じではない」ように見えます。
「CBS/SONY」と聞くと、管理人は真っ先に、1980年代の「松田聖子」さんのレコードを思い出します。
「CBS/SONY」って聞いて、当時は何の違和感もなかったんですが、今になって、よ~く考えてみると、「CBS」というのは、アメリカにある「Colombia
Broadcasting System」のことで、日本には「日本コロムビア」という会社もあります。
かつて「CBS」レーベルのLPは「日本コロムビア」から発売されていたこともあり、これは1966年頃に発売されていたと思われるLPで、このロゴには「SONY」はありません。
レーベル部分は、全部「英語表記」で、「洋盤」のように見えますけど、「XEBEC MARIMBA TRIO」というのは「日本女性3人のトリオ」で、日本で発売されたLPのようです。
「360 SOUND」と記載されていると、左右だけでなく前後の広がりも感じられた、かつての「4CH」を思い出しますが、これは、CBSコロムビアの技術陣が考案した「すぐれた録音方式」とのこと。
「大人の事情」なんですかね?
「CBS / Colombia Broadcasting Sysytem」レーベルのレコードが、「日本コロムビア」以外の会社から発売されているという、「何だか妙?」な構造になっているような?
「CBS/SONY」さんから発売されていた、1980年代の松田聖子さんの楽曲は、今は「ソニー・ミュージックレコーズ」さんから発売されているようです。
これはSANYOから発売されていたカセットテープですが、「UD」と記載されています。
中のカセットテープ本体にも「UD」の文字が.....
但し、maxellの「UD」と比べると、「ULTRA」と「DYNAMIC」の間に「-」(ハイフン) がありません。
また、右下に (R) の記載が無く、「U」の文字の下部の曲がり具合が違うような?
maxell の「UD」と比べても、テープの色が同じではないような気がします。
手前がmaxellの「UD」で、奥がSANYOの「UD」。
また、maxell のカセットテープにはリーダーテープに特徴がありましたが、SANYOのUDにはリーダーテープがありません。
maxell からのOEM購入品ではなく、maxell の「UD」が良く売れていたので、それにあやかって「UD」とネーミングしたのかしらん?