この金色のテープは、市販品ではありません。
榊原郁恵さんがTDKカセットのイメージキャラクターをされていた頃 (1970年代後半頃かと思います、その前が、キャンディーズだったような)、テープの中の「品質保証マーク」を何枚か集めて応募すると、抽選で当たったものです。
外観は「これが、ホントのメタルテープ!」といった感じですが、ハーフは「D」カセットのハーフを金メッキしたもののように見え、中のテープは「AD」相当だったと記憶しています。
未開封のままで保管しておけば、少しは値打ちが出たのでしょうかね?
こちらはDENONからリリースされたもの。
最近 (2022年1月頃) オークションで入手したものですが、このバージョンの「DX3」が発売されていた頃に頒布されたものではないかと想像します。
インデックスカードのカラーリングが異なり、
ケース上の「DENON」のロゴが金文字になっています。
さて、「TDK」と「DENON」から頒布された、2つの金色のカセットですが、共通点があり、まずはハーフ右上部の「JAPAN」の表示。
管理人がカセットテープを買うようになってから「TDK」「DENON」から発売されていたカセットテープで、この位置に「JAPAN」の刻印が入ったものは無かったように思います。
更に、窓の形状。
窓が狭くて、その下の数字も同じ様な字体ですが、TDKのほうは「ラージハブ」のようです。
また、リーダーテープも違います。
当然「テープも別物」と思われ、それぞれ「TDK製テープ」「DENON製テープ」だったのでしょうけど、ハーフだけは、共通のものが使われていたように思われます。
このハーフ、どこで作ったんだろう?と思っていましたが、管理人がカセットテープを買うようになる、もうひとつ前の「TDK」のラインナップでは.....
ハーフの右上に「JAPAN」の刻印があり、このハーフの金型を使ったのでは?と思っています。
窓の形状も似ています。
でも「DENON」が、カセットテープの開発で競合する「TDK」からハーフを調達したとは考え難いです。
そこで管理人が考えたのが.....
「TDKブランドのカセットテープ」といっても、カセットテープを構成する全ての部品が自社製という訳ではなく、例えば両面のハーフ同士を固定する「ネジ」なんかは、他社から調達していたのでは?と思われます。
ハーフについても、初代「AD」発売時から「Precision cassette half」として「高精度ハーフ」をアピールし始める前のものは、他社からの購入品だったのでは?と思っています。
「間違っていたら、ゴメンナサイ」なのですが、でもそうだったら「DENON」でも躊躇無く使えますよね?
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これは、リール部分に「ルーレット」がデザインされたもの。
「CASINO CASSETTE / カジット」という名称のようです。
ハーフとハブにルーレットがデザインされていて、リールが回転すると..... と説明しても、うまく伝わらないと思いますので、回転しているときの様子を動画で収めました。なかなか愉しいカセットテープです。