似てる???(1)

 これは、どこかで見たような.....

 

 

 これに、インスパイアされたものなのでしょうか? あるいは「オマージュ?」「リスペクト?」

 

 

 外装フィルムを剥がしたこの状態にも似ていますね。

 

 ネーミングも「UD II」に倣って、「A-II」なのでしょうか? 「RIVER」の字体も「maxell」の字体と似ているような気がします。
 「ちょっと渋い赤」と「金」で構成された、初代「UD II」のパッケージは、管理人にとって「印象的なパッケージのひとつ」でした。

 

 

 中身も似ていますね。
 このストライプがあるだけで、「maxell製?」と思っちゃいますが、ラベルが傾いて貼られています。

 

 

 

 60分テープなら、もうちょっとテープがあるはすなのですが、「厚みを2/3にした、90分用テープ」を使っているのでしょうか?

 

 「何を録音したものなのか」どこに書いたらいいのでしょう?

 

 

 

 窓部分を綿棒で押してみると、「ふにゃふにゃ」です。 

 

 プラスチック製のカバーを無くし、「スリップシートだけ」にすることでコストダウンしているのでしょうか?

 

 

 

 日本語表示がありますから、日本国内で販売されていたのでしょう。

 

 香港で製造されたもののようです。
 「音楽専用テープ」で「60分タイプ」だったら、国内の著名メーカーのものなら「¥550」くらいしたと思いますから、それに比べると「¥400」というのは「お買い得」ですね。
 「maxell」や「TDK」「SONY」「DENON」「FUJI」と同等の性能と信頼性があれば、の話ですが.....

 管理人はこのテープを「¥300」(送料別) で入手しました。
 メタルテープなど「高性能テープの未開封品」は、管理人にはとても手が出ませんが、「開封済みの珍品」というのは、安価に入手できる場合があります。
 あくまで「珍品コレクション」であって、高音質録音には使えないと思いますけどね.....

 

 

 

 ここで紹介している「UDII」は初代のもので、それまでの「UD」が、ノーマルポジションの「UD I」とハイポジションの「UD II」に分かれました。

 

 「UDI」は「青と銀」を、「UDII」は「赤と金」を基調としていました。

 

 

 「UDI」は「ハイスピードなサウンド」、「UDII」は「ハイビームなサウンド」という「ウリ」で、「UDII」はエピタキシャル磁性体を採用していて、「UDI」よりも「ちょっと高かった」ように思います。

 

 当時「UDII」は、「ワム!」をCMキャラクターにし、「見通しいいよ、ハイビームサウンド」とアピールしていたように記憶しています。
 若い頃の管理人は、「ハイスピードサウンド」のキャッチコピーに惹かれていて、専ら「UDI」を使っいて、「更にその上」の「ハイポジ」を使うような録音であれば、「UDII」よりは、更にその上の「XLII」「XLII - S」と思っていました。

 

 

 この頃から他社からも「エコノミー」な「ハイポジションのカセット」が登場したように記憶しています。
 「UDI」は、音楽用としてはローエンドのカセットテープですが、上位モデルの「XLI」などと同様のデザインで高級感がありますね。

 

 「UDI」は、鏡面風の仕上げ、「XLI」は、ヘアライン風の仕上げになっています。

 

 

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 さて、これも見たことがあるような.....

 

 

 こんなのを思い出しちゃいます。

 

 

 製品名は「XL II」で「Hi-Level Bias 」(CrO2ポジション) で使うカセットテープなのですが、maxellの「XL II」とは異なり「銀色」で、「MEDIA CO. LTD」の製品のようです。

 

 「CrO2ポジション」で使うカセットテープで「60分で¥650」というのは、TDK や maxell などに比べれば「ちょっと安い価格設定だったのでは?」と思いますが、性能や信頼性は未知数ですし、最近オークションで入手したものですので、当時実際にこの値段で売られていたのかは判りません。

 

 インデックスカードの一部をくり抜くことで「中のカセットテープが見える」と云う点で似てはいますが、左がmaxellのインデックスカードで、右が今回紹介するもの。

 

 右のインデックスカードの場合、録音内容を書き込む欄がかなり狭いです。

 

 

 なお、カセットテープ本体には、あまり高級感は感じませんよね?

 

 インデックスカード上では「C 60」という表記で、カセットテープ本体上では「C-60」という表記ですが、maxell だったら、そんなことしませんよ (笑) 。
 あ、でも、未開封品を入手したわけではないので、カセットテープ本体とインデックスカードが「別バージョンの寄せ集め」だった可能性は否定できません。

 

 ハーフが透明で、スリップシートが透けて見えるので、これに似ているような気もします。

 

 あれ?どちらも「60min」テープなのに、media社の「XL2」のほうがテープが少ない気がします。
 90minに使う「厚みが2/3」のテープを使っているのでしょうか?

 

 

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 これも、なんだか.....

 

 

 これに似てますね。

 

 「HQ」は、「High Quality」(高品質) 、「HF」は「High Fiderity」(高忠実度) のことなのでしょう。

 

 

 どちらも「シルバー」ですが、「HF」の方が、「シボ」がしっかり入っていて、高級感があります。

 

 

 裏面も似ています。

 

 

 レーベルのデザインも似ていますね。
 SONY HF の「C60タイプ」は、レーベル部に「書き込み」のあるものしか持っていませんので、ここでは「C46タイプ」と比較しています。
 なお、SONYの「C46HF」は、文字の色が「黒」と「オレンジ」ですが、「C60HF」は、文字の色が「黒」と「赤」です。

 

 

 「A面」と「B面」のレーベルの変え方まで似ています。

 

 「Belly Stereo」って、どういった意味を込めたブランド名なんですかね?
 「Belly」で検索しても「これかな?」といったものが見つかりません。

 

 

 オークションで入手した物ですので、SONYのHFと同時期に発売されていた物かはわかりませんが、よく似ていると思います。
 「Berry Stereo」というブランド名は記載されていますが、日本語表示は一切なく、どこで作られた物なのかもわかりません。
 「SONY製」だと思って購入した人は、いないかと思いますけど.....

 

 

 ハーフの精度も「今ひとつ」で、「A面のハーフ」と「B面のハーフ」が、「ややズレている」ことが判ります。

 

 

 

 

 

 これはSONYの「HF」カセットです。

 

 

 巻き取られたテープを見ると、部分的に「白いもの」が見えます。

 

 

 おそらくこれが見えていたのでしょう。

 

 管理人が入手した時点では「未開封品」だったのですがね。

 

 

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 これは.....

 

 

 「Made in Turkey」ですから、トルコ製です。

 

 

 プラケース全体が透明になった頃、こういったパッケージは「よくあるパッケージ」だったとは思うのですが.....

 

 

 それにしても、これにかなり近いような.....

 

 

 ほらね!

 

 

 カセットテープ本体も.....

 

 

 似てますよね? (「SA-X」のほうは、保管状態が良くなかったので、ラベルの一部が劣化しています。)

 

 

 

 

 一旦そういう眼で見始めると、インデックスカードまで似ているように思えてしまいます (笑) 。

 

 

 窓部分に金文字で「ブランド名」を入れるのは、これに倣ったのかしらん?

 

 

 

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