これも、「収録時間によって色を変える」というもので、「DENON」から「LAPISIA」という名称で発売されていたもので、パッケージの「スクエアで、カチッとした感じ」が、管理人は好きなんです。
でも外装フィルムを剥がしたものを見ると、見た目の印象はだいぶ変わるように管理人は思います。
これがカセットテープ本体。
パッケージの裏面を見ると、10minから120minまで12のバリエーションがあり、5つのカラーバリエーションがあったようです。
外装パッケージの裏面には「ライブラリーの整理が楽しくなるシール付き」とも記載されていますが、それがこのシール。
「歌謡曲」という言葉は、最近はあまり聞きませんね。当時「J-POP」という言葉は、まだ広く浸透していなかったのでしょう。
「ライブラリーの整理が楽しくなる」かどうかは「微妙」ですが、当時としては画期的だったのですかね?
当時、DENONでは、「カセットテープ」以外にも、「MD (ミニディスク) 」やミニコンポにも「LAPISIA」という名称を付けたものがあったようです。
これは、Nationalから発売されていた「RT-46DS」というカセットテープですが、「DS」以外に「DS (Y) 」(黄)、「DS (D)
」(橙)、「DS (G) 」(緑)、「DS (P) 」(ピンク)、「DS (R) 」(赤)、「DS (B) 」(青)といった、6つのカラーバリエーションがありました。
管理人が知る限り、これだけのカラーバリエーションがあったテープは、多くはなかったように思いますが、このテープに「46min」以外のバージョンがあったかどうかは判りません。
テープ単体だと、こんな様子。
上の写真だと、テープの奥にラベルの裏面が見えていたんですね。
なお、「色なし」1本だけを大きく写したものを、「外観に特徴のあるもの (1) 」に載せています。
パッケージはこういった感じです。
いずれも開封済みですが、外装フィルムは透明なものでしたので、開封前も同様です。
カセットに貼るラベルについても、それぞれで色を変えていました。
これは、「FAIR MATE」ブランドのカセットテープ。
「FT-XR 46 CD」というのも、「ワンランク上のカセット」に付けるような名称ですが (「X」って云ったら「eXcellent」、「R」って云ったら「Reference」でしょ?)
、ハーフをパステルカラーにしたこのカセットテープは、カジュアルな印象を受けます。
Web上にあった1987年9月の「フェアメイト総合カタログ」に拠れば、緑 / ピンク / 白の 3色のバリエーション、録音時間は46minだけで、\450/本だったようです。
商品に大きく「CD」って付けるのなら、74minまではあっても良かったのに.....って思いますけどね。
カタログ上では「カラフルトーンオーディオテープ」として紹介されていますから、広窓で直径の大きなハブが使われていますが、「高性能タイプ」ではなかったのかもしません。
よく見ると、ハブにテープを固定する留め具 (「ハブクリップ」と云うらしいです) の色が、「緑」バージョンと「ピンク」バージョンは、ハーフの色に合わせたものにしてあるのが判ります。
「FAIR MATE」と聞くと、ラジカセなどをご記憶の方もいらっしゃると思います。
このカセットテープでは「FAIR MATE」の文字が大変小さく、「SKC」の文字のほうが大きいですが、「SKC」というのは韓国の会社で、ここの製品を扱ったものと思われます。