ここでも「アウトドアでの使用を想定していた」と思われるカセットテープを紹介しています。
これはSONYから発売されていた「CD ix II」のバージョンのひとつ。
YouTubeで見た当時のCMに拠れば、「CD ix」というのは、「シーディー・アイエックス」ではなく「シーディックス」と読むようです。
ハーフ上に印刷されたモノトーンの写真はそれぞれ異なっていて、「横方向」に印刷されているものと「縦方向」に印刷されたものがあります。
「B面」の写真は「A面」のそれとは異なりますが、凝視しないと何が映っているのかよく判らないような写真ですので、映っているものに深い意味は無いと思われます。
カラーバリエーションに、ちょっと変化を加えて「アートっぽくした」ということなのでしょうか?
最近、10min と 70min のバージョンを入手しました。
70minのカセットには、Walkmanの20周年を記念するシールが貼られていました。
初代Walkman「TPS-L2」が登場した1979年から20年後の、1999年に発売されたのでしょうね。
でも、このカセットテープの最大の特徴は「カラーバリエーション」ではなく、「SLIDE CASE」といって.....
カセットテープを横方向に出し入れすること。
「B面」はもちろん、
「上下逆」でも出し入れできます。
ケースの中に爪があって、
こんな風にハブに引っ掛かります。
「上下逆」に入れても、引っ掛かります。
これがパッケージで、「CD ix II」のバージョンのひとつ。
「CD ix II」にも様々なバージョンがありますが、これは「高性能」「高品質」と云うよりは、「Pop感」「若者向け感」が強いように管理人は感じ、Jazz
や Classsic を録音するのではなく、若い方がPops や Rockなどを録音して屋外で聴くような使い方を想定しているような気がします。
あ、もちろん「見た目の印象」だけで言ってますよ (笑) 。
パッケージの左下に「SLIDE CASE」と記載されています。
パッケージの裏面には、本製品の特徴が書かれています。
品名は「C-xxCDX2G」というもので、末尾の「G」というのが、このバージョンを指すのでしょう。
なお、管理人が知らないだけで、「CD ix II」の他のバージョンや、他のカセットテープにも「SLIDE CASE」を採用したものがあったかもしれません。
なお、別バージョンの「CD ix II」には、「パカッ」と開くものもあります。
っていうか、スライドケースを採用しているのは、「G バージョンだけ」だったのかもしれません。
このバージョンの「CD ix II」の「A面」を見ると、「46 / 50min」もあったことが想像できます。
「Slide Case」を採用した「CD ix II」にも、管理人が持っていないだけで、おそらく「46min / 50min」があったものと思われます。
「SLIDE CASE」は、柔らかいので落としても割れないと思いますし、カセットテープが飛び出すこともないと思われ、アウトドアでの使用には向いていますね。
このカセットテープを使うにあたって、ちょっと不便?かと思うのが.....
パッケージを開けてみると判りますが、ラベルが「SLIDE CASE」を囲むように封入されていて.....
開封後、ラベルは「SLIDE CASE」内には収納出来ません。
ラベルの保管方法には、ちょっと困ってしまいます。
すぐに記入して、ケースに貼ってしまえば良いのでしょうけど.....
オークションなどで「開封済品」を入手した場合、貼り付ける前のラベルが付いていることは稀かと思われます。
もしかしたら、これが不評で、「CD ix II」の「1バージョン (Gバージョン) だけ」になってしまったのかもしれませんが、「ユニークなカセットテープのひとつ」だったかと思います。
でも管理人は、こーゆー「ユニーク」なのが「大好き」なんですよ (笑) 。