ここでは、今のところ、どの括りにも入らないカセットテープを紹介します。
これは、ちょっと不思議なカセットテープです。
黒と金を基調にしたデザインで、管理人がカセットテープを買い始めた頃の、SONYの「HF」や、TDKの「AD」に負けないくらいの高級感があります。
録音時間が「片道で9分、往復で18分」というのは、管理人にとってはこれが初めてです。
CDシングル (今のマキシシングル) を録音する際、A面にメインの曲とカップリングの曲を、B面にその「off vocal」 を録音するのに、丁度良い長さだったのですかね?
「SUPER」という「ブランド名?」もよく判りませんが、インデックスカードなどにもメーカー名の記載がなく、国産品なのか海外から来たのかも、良くわかりません。
「AC」が何を表すのかも判りませんしね.....
「 A.M.L 」というメーカーに「SUPER」と記載されたものがありましたので、もしかしたら、そこのものなのかも知れませんけどね.....
選択したBias/EQを記入できるようになっています。
でも、「NORMAL POSITION」のテープを「High」や「Metal」で使う筈が無いのですが.....
「N.R. (ノイズリダクション) 」については、「 IN / OUT 」だけでなく、「N.R.」のタイプも記入できますので、「Dolby
C」や「dbx」などが普及してから登場したカセットテープかと思われます。
(未開封の状態で入手したものですので、インデックスカードはオリジナルのものです。)
ちょっと不思議な、「謎のカセットテープ」です。
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これは、PHILIPSのカセットテープで、「Compact Cassette」のロゴが大きいですが、「カセットテープの開発元」というプライドでしょうかね?
「FERRO」とは、おそらく「鉄」のことで、「FELLOW」だと「仲間」のこと。
「R」と「L」の発音の違いなんて、管理人には判りません。
ネジが「マイナス」なのも、珍しいと思いますし、窓の上部に刻まれたスケールが「5」刻みなのも、他ではあまり見ません。
こちらは裏面ですが、両面とも「A」「B」とか「1」「2」といった表記はありません。
但しインデックスカードには「1」「2」という表記が見えます。
このカセットテープには、「tape jamming 防止」を目的とした「floating foil SECURITY」という機能が組み込まれています。
「セキュリティ」と聞くと、「情報漏洩対策」や「防犯対策」のようなものを思い浮かべますが、安心/信頼といった意味もあるようです。
ハーフを開けると、このような状態
通常のスリップシート以外に、中央部に透明で凹凸のあるシートが追加されています。
この凹凸があることによって、テープがカセットテープの厚み方向に揺れるのを低減させているのでしょう。
テープを早送りで右のリールに送った後、再度早送りで左のリールに巻き戻しても、巻き乱れが少ないように思います。
一般的なテープを早送りで巻き取ると、こういった感じで巻き乱れが生じる場合があります。
「floating foil SECURITY」は、外観上の特徴は現れませんが、大きな効果があったように思います。
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さて、これは?
カセットテープが10巻入る箱ですが、上面には「LOT NO. A 3 I I 7 0 1 」?と記載されています。
「箱」と云っても、市販されているものではなく、小売店に卸すとき、箱のまま「10本単位」で扱われていたのでしょう。
オークションでも、こういった箱に入って「10本纏めて」出品されていることもありますが、この箱は3~4本落札した時に、出品者がこの箱に入れて送ってくれたときのもの。
管理人には「未開封品10本纏めて」といったものは、高くてとても手が出ません。
元々は、おそらくこのバージョンの「SF 90」が10本収められていたのでしょう。
「SF」にも複数のバージョンがあって、これは「SF-46G」という品番のもので、箱の側面にも記載されています。
なお、この「G」というのは、「バージョンA」から始まり「バージョンG」にまで至った「G」ではなく、「緑」を基調にした「Green」の意味かもしれません。
当時はノーマルポジションで4品種、ハイポジで3品種が発売されていたようですが、「AD-X」というカセットが発売されていた時期もあります。