管理人がカセットテープを買い始めた頃、カセットテープには「Compact Cassette」というロゴが印刷されていました。
カセットテープの規格は オランダの PHILIPS によって策定され、「Compact Disc / CD」の規格は PHILIPSとSONYで策定されたそうです。
どちらにも、PHILIPS が関わっていて、しかも「Compact」が付いていますが、CDの直径はカセットテープの対角線の長さとほぼ同じで、CD登場当時はそういった宣伝もされていました。
管理人が就職する1~2年前、オーディオ関連の催し物で、SONYのブースだったように思うのですが、「CDの大きさにカットされた円形のボール紙」をもらった記憶もあります。
当時は「いつか手に入れたい高級なもの」と思っていたCDですが、その後「アナログレコード」が淘汰され、「CD」が「CD-ROM」として展開され、雑誌の付録になるまで広がるとは、想像もつきませんでしたね。
そういえば、CDの「登場以前」や「登場直後」には、「DAD (Digital Audio Disc) 」とも呼ばれていて、Lo-Dブランドには「DAD-001」(国産初のセパレート型CDプレーヤー)
、「DAD-450」(管理人が最初に購入したCDプレーヤー) といった型番のCDプレーヤーもあったように記憶していて、アンプのCD入力端子に「DAD」と表示されたものもあったと思います。
今「DAD」という言葉は、殆ど使われなくなりましたが、「DVD (Digital Video Disc、Digital Versatile
Disc) 」という言葉は現在も使われています。何が違ってこうなったんでしょうかね?
濁音だらけの「ディー・ヴイ・ディー」なんて名称、当初は「言いにくいし、ダサくて直ぐに無くなる?」と思っていましたが、すっかり耳が慣れてしまいました。
話はカセットテープに戻りますが、21世紀になって登場したiPodも、カセットテープとほぼ同じ大きさで、「カセットテープの大きさ」というのは、その後の音楽メディアなどの大きさを決める参考になっているように思います。