印象的なパッケージ (5)

 これは、富士フイルムから発売された「Range」シリーズ。

 

 

 中のテープは、こんな感じです。
 「Range-2」と「Range-4」のラベルは、前者だけにレーベル左端に「MADE IN JAPAN」の表示があること以外は共通のようで、どちらも緑地に黒だけの印刷なので、「Range-4」に「ワンランク上」の高級感は感じられませんね。
 でもハーフをよく見ると、窓の形やリール周辺の形状、更にはレーベルの四隅の形状も異なり、「Range-4」のハーフにはシボが入っていますので、別物なのでしょう。

 

 

 これが「Range 4x」と「Range 6」

 

 

 これがテープ本体。「Range 4x」のハーフは「Range 4」と同じもののように見えますが、「Range6」のハーフは別物のようですね。

 

 なお「Rangeシリーズ」中で「Range 4x」だけは、「ハイポジ」で使うテープ。

 

 

 「Range 6」は、「ノーマルポジション」で使うカセットテープですが「ディアルコーティング (二層塗り) 」で、通常は左右に1コづつある「ローラー」が、左右2コづつ付いた「4ローラーメカニズムの高精度ハーフ」でした。

 

 

 「FX DuO」と特徴が似ていて、これの後継なのでしょう。

 

 

 

 改めて、4品種並べてみますが、「インパクトのあるパッケージ」だったと思います。
 発売当時はラジオで、「ゴロ ゴロ ゴロ.....」と雷の音を使ったCMが流れていた記憶があります。

 

「2」「4」「6」といった数字や「Range」は一般的な字体ではなく、このテープ専用にデザインされたものかと思われ、特に「2」はユニークかと思います。
 雷のデザインを全部変えているところも、「芸が細かい」ですね。

 

 ちなみに「2」「4」「6」とは、それぞれ333Hzの MOL (Maximum Output Level) が「メーカーの標準テープ」に対して「+2dB」「+4dB」「+6dB」の性能を持っていることから付けられたネーミングかと思われますが、「各メーカーが決めた標準テープ」との比較ですから、異なるメーカーのカセットで「MOL値」を比較して優劣を判断するのは、そもそも比較対象が異なるかもしれない訳で「どうなんだろう?」と思います。

 

 

 後には「Super Range」と称する「メタルテープ」も発売されました。これも稲妻がデザインされています。

 

 

 テープはこんな感じ。
 パーケージは「Range2」などのパッケージを金色に変更しただけのように見えますが、こちらのカセットについては、「Range2」~「Range6」とは異なる高級感がありますね。

 

 でもこのテープ、「何か変?」という違和感がありましたが、カセット本体に「Super Range」という商品名がないからですね。商品名ではない「METAL TAPE BIAS」が大きく印字されていますが.....
 何で商品名を入れなかったんだろう???

 

 

 「AXIA」ブランドになってからも「雷をイメージした?」ようなカセットがありましたが、「オマージュ」なの?

 

 

 

 「Range」シリーズのパッケージには大変インパクトがありますが、その前のものは、こういった感じでした。

 

 「FL」の「F」は「FUJI」、「L」は「Low Noise」、「FX」の「X」は「eXcellent」のことなのでしょう。

 地味で硬派な外観だと思いますが、この頃の「FUJI FILM」のカセットテープは、一般の電気屋さんにはあまり置かれていなくて、「写真屋さんに置いてあったカセット?」といった印象を持っています。
 斉藤由貴さんをイメージキャラクターにした「AXIA」ブランドになってからは、「カラーバリエーション (2)」に載せた様な「カラフルなカセットテープ」も発売され、「ポピュラーなカセットテープのひとつ」になったように記憶しています。

 

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 とある日に「ヤフオク」で、「AXIA カセットテープ」で検索すると、出品数は316件ありました。
 これよりも多かったのは「SONY カセットテープ」で、出品数は963件、TDKが773件、maxellが509件、AXIAはその次でしたね。
 他には、DENONが93件、KONICAが45件、Scotchは30件、SANYOが29件、That'sが26件、BASFが20件、AGFAが1件でした。
 これは、カセットテープの性能差を示すものではなく、出品数の多いものは、日本国内での販売ルートが充実していた ( ⇒ 扱っているお店が多く入手し易いので、幅広く普及していた ) ことと、長きに渡って製造/販売されていた、ということなのだと思います。

 

 

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