これは、文字通り「異色」。
「ちょっと珍しい?」色をしたカセットテープを載せています。
「ハイポジ」と称してカジュアルなものが発売されるちょっと前の頃の、「高性能」をアピールした「CrO2」ポジションのカセットテープのひとつで、「UCX」(初代)として、「カラーバリエーションのひとつ」ではなく「単品」で発売されたものです。
SONYの当時のカセットテープは、メタリックな色展開がされていました。
左から、UCX (紫、ハイポジ)、UCX-S (茶、高級ハイポジ)、BHF (緑、音楽用ノーマル)、 AHF (青、音楽用ノーマル最上位)
で、この中の一つが「紫のメタリック」でした。
「高性能カセット」といえば、「黒」「ゴールド」「シルバー」といった配色が多かったかと思いますが、そういった中で「紫のメタリック」というのは珍しいのでは?と思います。
もちろん、管理人個人の見解です。管理人が知らないだけで、他にいくつもあったのかもしれません。
これは、その頃に登場したSONY初のメタルテープ。
まだ上部に「メタルテープ検出孔」が空いていません。
名称は「METALLIC」ですが、カラーリングは「METALLIC」ではなく「黒」と「金」を基調としたデザインで、他のテープの方が「METALLIC」に見えました。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
これはTDKの、初代「SF」カセットテープ。
「SF」とは「Super Fidelity」のことのようで、「SA」の下位で「カジュアルに使えるハイポジ」という位置づけだったのでしょうか?
「パステルカラー」調の明るい青ではなく、「地味」で「シブイ」青色です。
「カラーバリエーションのひとつ」ではなく、単独で「青い」というのも、珍しいカラーリングだったのでは?と思います。
この頃の「外観が似た、他のTDKカセットテープ」と並べてみました。
奥から「D (ノーマル、ベーシック) 」「SF (ハイポジ、廉価版) 」「AD (ノーマル、音楽用) 」「AD-S (ADのハーフ精度向上品)
」「MA (メタル) 」ですが、「SF」のカラーリングが独特かと思います。
「AD-S」は透明なハーフですが、これも当時としては珍しいものだったかと思います。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
これは、That'sの「MG」というもの。
メタルテープなので「高性能品」だと思うのですが、「チョコレート色」です。
TDKから発売されていた「SA-X」も「茶色っぽい黒」でしたが、「That's MG」は、それよりも「やや明るく赤っぽい色」で、個性的な色かと思っています。
That'sからは「MR」というメタルテープも発売されていましたが、こちらは真っ黒でした。