これも、SANYOから発売されていた、「We Love Music.」というもので、管理人が知る限りは7色ものカラーバリエーションがありました。
7色ものカラーバリエーションがあったカセットテープは、これ以外には管理人が知る限り、「カラーバリエーション (3) 」で紹介した、Nationalから発売されていた「RT-46DS」くらいしか思いつきません。
プラケースにも色が付けられていました。
このカセットテープにも、ラジカセにあった「犬のマーク?」が付いています
ちょっと不思議なのが、この「D」のバージョンで.....
白が「W」(White) 、黄が「Y」(Yellow) 、赤が「R」(Red) 、緑が「G」(Green) 、水色が「LB」(Light Blue)
、青が「B」(Blue) 、までは判りますが、このオレンジ色のカセットテープが、何故「D」?
まさか「橙 (だいだい) 」ってことだったんでしょうか?「O」(Orange) だと「0 (ゼロ) 」と間違え易い?と思われていたのでしょうか?
最近、この「We Love Music.」に似たカセットテープを見つけました。
富士フイルムから「AXIA」ブランドで発売されていたカセットテープのひとつで、「JC46」が品番と思われます。
リールの横に「A面」「B面」の表示が刻印されていますが、ここに「A」「B」といった刻印がされたカセットテープは多くはないと思います。
窓の下にある「目盛り」も同じような.....
「誤消去防止」爪の位置を表す矢印の形状も似ていて、ハーフ表面の仕上げも似ています。
ロット番号の位置、書体、書式も似ています。
リーダーテープ上に、約2.5cm間隔で「オレンジ色の筋」があるのも同じで.....
ケースは別物ですが、
一方は「MADE IN JAPAN」の表示、もう一方は「SANYO MADE IN JAPAN」の表示ですが、四角い枠は同じ位置にあります。
という訳で、SANYOから発売されていた「We Love Music.」というカセットテープは、富士フイルムで製造されていたのでは?と思っています。
(「SANYO」から「富士フイルム」に「JC46」をOEM供給した、なんてことはないと思います。)
だったら、先に紹介した「after school,」も、富士フイルムで製造されたものカモ?と管理人は思い、現品を注意深く観察しましたが.....
ロット番号の位置や書式が、AXIAの「JC46」と似ていて.....
リーダーテープ上に、約2.5cm間隔で「オレンジ色の筋」があるのも同じで.....
真ん中のケースが「after achool,」のケースですが、右の「I Love Music.」と同じで、左の「JC46」とも位置が似ています。
「after school,」のハーフには「SANYO」の文字が刻印されており、このハーフは「SANYO専用」に起こしたものかと思われますが、「富士フイルム」が作っていたのではないか?と管理人は思っています。
更に、「ユニークなコンセプト (1) 」で紹介した、「SANYO」から発売されていた「THE REVERSE」ですが.....
ハブの形状が、「after school,」と同じもののように見えます。
リーダーテープ上には、約2.5cm間隔のオレンジの縦線が見え、
ロット番号の位置や書式が、一番奥のAXIAの「JC46」や、「after school,」に似ています。
一番右が「THE REVERSE」のケースですが、真ん中の「after school,」と同様で、左の「JC46」とも位置が似ています。
おそらくこれも、「富士フイルム」が作っていたのではないか?と管理人は思っています。
更に、これも.....
外観に特徴はありませんが.....
リーダーテープが、AXIAのものと似ていて、これも「富士フイルム」製?
エビデンスが徐々に「乏しく」なってきて、「ちょっと強引じゃなイカ?」と「お叱り」を受けるカモです。
当時、日本でカセットテープを作っていたメーカーには、「TDK」「SONY」「maxell」「FUJI」「DENON」があったと思いますが、「SONY」や「DENON」は「カセットデッキ」も作っていましたし、「maxell」も、当時は「日立マクセル」で「日立グループ」でしたから、「Lo-D」とか「パディスコ (日立製ラジカセの愛称) 」と被ってしまいます。
「SANYO」が他社からカセットテープをOEM購入するとすれば、「ラジカセ」や「カセットデッキ」を作っていない「TDK」 か「FUJI」 のどちらかだろうと思ってはいましたが、「どうも
FUJI みたいだね」というエビデンスが揃ってきました (笑) 。
但し、管理人が持っていないだけで、「TDKから購入した?」と思われるカセットもあったかもしれません。
元々は「カラーバリエーション」を紹介するページだったのですが、いつの間にか「脱線」しています (笑) 。